ある極悪レスラーの懺悔 たった一日の日本プロレス入門

 時は"日本プロレスの祖"とまで謳われた力道山を不慮の死によって失いつつも、再び隆盛を取り戻した日本プロレス界にあって、アントニオ猪木が『日本プロレス』から除名、脱退。新日本プロレス旗揚げを画策していた激動期。
 グラン浜田、グレート小鹿、安達勝治(ミスター・ヒト)、永源遥、星野勘太郎、そしてアントニオ猪木、藤波辰巳(現・辰爾)、倍賞美津子、大塚直樹、山本小鉄・・・様々な人々との出会いを通し、プロレスラーとして歩み始めた若き日の、著者。
 新日本旗揚げ前黎明期。藤波選手とのちゃんこ番としての微笑ましきエピソードやポーゴ流クッキング・レシピ伝説等、著者肉筆の運びは今章も冴えに冴える。
 そしていよいよ豊登・新日本参戦にまつわる経緯や新日本プロレス旗揚げ戦の様相へと稿は進む。

浜田と向かった先は、
まだ旗揚げ前の新日本プロレスの仮事務所であった。

 マンションの一室には
派手なポロシャツを着た筋肉もっこりの山本小鉄さんがいた。
俺様は今までのいきさつを全て山本さんに打ち明けた。

しばらく考え込む山本さん。
「よし、分かった!」
       (本編より抜粋)

 

【役者は揃った!】

豊登さんと山本小鉄さん、北沢さん、柴田さんに木戸さん、
藤波選手と浜田、伊藤、そして俺様はこのとき、
1972年3月6日の太田区体育館における
新日本プロレス興行株式会社の
旗揚げ戦に向けての結束を
心に誓ったのであった。
      (本編より抜粋)

 たった一日の日本プロレス入門の日から新日本プロレス旗揚げ戦までの様相をあますことなく著者自らの肉筆によって語られる、これまで風聞としてしか知られていなかった逸話の真相と著者で無ければ書けぬ知られざるエピソードを満載。「グラン浜田に付き添ってもらって新日本プロレスに入門を認められた」などと一部の略歴にあるが、本篇を読めば真実が明かされよう。


究極のツーショット! 怨讐を経て、現在は和解したグラン浜田とポーゴ

【目次】
グラン浜田の処遇が運命の分かれ道!
山本小鉄の決断
猪木の母親、倍賞美津子に大塚直樹
藤波辰巳と俺様のちゃんこ当番
ポーゴ流クッキング・レシピ伝説
豊登の電撃参戦と新日本プロレス旗揚げ

巻末収録:解説文 美城丈二

ミルホン・ネットが自身を持ってお送りする、"極悪日本人プロレスラー"ミスター・ポーゴ、自叙伝配信作・第3弾。どうぞ今作も引き続きお愉しみください。

ある極悪レスラーの懺悔 たった一日の日本プロレス入門

商品コード misterpogo003

価格 315 円

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