4・7WWE『レッスルマニア29』ジョン・シナ悲願のザ・ロック超え!トリプルH壮絶鉄槌Bレスナー破壊 怪人ジ・アンダーテイカー21連勝 CMパンク葬送曲

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 4月7日(アメリカ現地時間)、ニュージャージー州イーストラザフォードで年間最大のビッグイベント『WWE レッスルマニア29』が開催された。
 メインでは1年越しのリマッチとなる、ザ・ロックとジョン・シナのWWE世界王座のタイトルマッチだった。1年もかけて続いた因縁のストーリーも遂に今大会で決着をつける事になる。大会前までは、散々、舌戦を繰り返した両雄だが、今大会ではマイクアピールもなく、ひたすら、男と男がぶつかり合う激しい試合を展開。
 ザ・ロックは、ピープルズ・エルボー、ロックボトム、ジョン・シナは、アティテュード・アジャストメントと共に必殺技を繰り出すも、なんと相手はカウント・ツーで返し続ける。ジョン・シナは遂に掟破りのピープルズ・エルボー、ロックボトムというザ・ロックの技まで使うが、ザ・ロックはカウントを返し、逆に攻めてくる。
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(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
 もはや、永遠に試合が終わらないのではという不安すらあったが、最後の最後で、ジョン・シナがアティテュード・アジャストメントを決め、遂にフォール勝ち。ジョン・シナは悲願であるザ・ロック超えとWWE王座返り咲きを果たした。
 試合が終わればノー・サイド、2人はリング上でがっちり抱き合い、健闘を讃えあう。ジョン・シナは、主役はザ・ロックだと言いたいのは、ベルトを持って先にリングを立ち去る。リングに残ったザ・ロックは、会場のファンに応えるものの、マイクアピールはせず、入場口でジョン・シナと合流し、2人で敬礼を交わし、両手をあげて超満員の会場にアピール、見事な大団円となった。
 戦いを通じて分かり合ったザ・ロックとジョン・シナだったが、実質トリプルメインとなった残り2試合は壮絶。セミファイナルで行われた、ブロック・レスナーとトリプルH、因縁の再戦は、反則OK、そしてトリプルHが敗れた場合は、引退という過酷なルールの中、2人は憎しみを込めて凶器をつかい激しく戦った。
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(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
 トリプルHには、親友ショーン・マイケルズが、ブロック・レスナーには、悪のマネージャー、ポール・ヘイマンがセコンドにつき、試合に介入しようとするヘイマンをマイケルズが、スイート・チン・ミュージックで一蹴。しかし、トリプルHの勝利を信じているマイケルズは、2人の戦いには手を出さない。マイケルズの想いに応えるように、トリプルHは鬼神のような迫力で、レスナーをハンマーロックで捕えタップ寸前まで追い込む。なんとか耐えたレスナーだが、最後はトリプルH、必殺のスレッジハンマーでの強打から、鉄階段へのぺディグリー、遂にリベンジに成功した。
 そして、ジ・アンダーテイカーとCMパンクの因縁対決も壮絶。父親(というギミック)であるポール・ヘイマンの骨壷を盗んだCMパンクに怒り心頭のテイカーは、試合がはじまると猛攻。しかし、試合巧者のCMパンクも切り返し、なんとスペイン語実況席にテイカーを寝かしてリングからダイビング・エルボーまで決めてくる。
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(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
 なんとかリングに戻ったテイカーだが、この2人もテイカーはツームストン、チョークスラム、ヘルズ・ゲート、CMパンクはGTS、アナコンダ・バイスと必殺技を繰り出すも試合が決まらない。更に、CMパンクのセコンドのポール・ヘイマンも介入し、レフリー不在時に、骨壷でテイカーを強打するCMパンク。それでもテイカーは立ちあがってくる。
 テイカーの不死身ぶりに、CMパンクが恐れを見せた。そしてテイカーは最後に必殺のツームストンでCMパンクを仕留めカウントスリ―。前人未到のレッスルマニア21連勝を果たしたジ・アンダーテイカー。骨壷を取り返し、ポール・べアラーこと故ビル・ムーディさんに祈りを捧げた。
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(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
観客動員数80.676人は当初よりわかっていたこと。本当に凄いのはビジネスとしての規模
詳細は『マット界舞台裏4月18日号』に特集されます。お楽しみに!
■ レッスルマニア29(Wrestlemania 29)
日時:4月7日
会場:アメリカ ニュージャージー州イーストラザフォード メットライフスタジアム
<WWE世界王座タイトルマッチ>
○ジョン・シナ(挑戦者)
 ピンフォール ※アティテュード・アジャストメント
●ザ・ロック(王者)
<NHBマッチ> ※トリプルH敗北で引退の条件付き
○トリプルH
 ピンフォール ※スレッジハンマー⇒ぺディグリー
●ブロック・レスナー
<シングルマッチ>
○ジ・アンダーテイカー
 ピンフォール ※ツームストン
●CMパンク
<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○アルベルト・デル・リオ(王者)
 クロス・アームブリーカー
●ジャック・スワガー(挑戦者)
<シングルマッチ>
○ファンダンゴ
 ピンフォール ※丸めこみ
●クリス・ジェリコ
<タッグ王座タイトルマッチ>
○ダニエル・ブライアン、ケイン(王者)
 ピンフォール ※ダイビング・ヘッドバット
●ドルフ・ジグラー、ビッグEラングストン(挑戦者)
<タッグ王座タイトルマッチ>
○マーク・ヘンリー
 ピンフォール ※シェルショックを崩して押しつぶし
●ライバック
<6人タッグマッチ>
○ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)
 ピンフォール ※スピアー
●ランディ・オートン、シェーマス、ビッグ・ショー
<IC王座タイトルマッチ>
○ザ・ミズ(挑戦者)
 四の字固め
●ウェイド・バレット(王者)
大会の詳細は周辺情報と合わせてマット界舞台裏4月18日号ノアWM29殿堂Glory6有明8OneFC長州売名REINA白石事情特報に掲載されました。
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