3・23ロシアGLORY大会速報 エロール・ジマーマン IGF王者バンナをKO 新K-1に戦線布告 総裁バス・ブーン真意はタダシ☆タナカのスクープでマット界舞台裏に掲載

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 新生K-1と戦争状態になっているゴールデン・グローリー、その経緯に関してはマット界舞台裏3月29日号K1地獄T1終焉?殴られ屋ムエタイ 新日xIGF選手残酷 全日両国に掲載されているが、そのグローリーの大会『Glory World Series 23 March 2012』が3月23日(現地時間)ロシア、モスクワで開催された。
 ジェロム・レ・バンナ、セーム・シュルトというK-1の象徴的な選手、人気者のセルゲイ・ハリトーノフ、そしてもしK-1が活動中止に追い込まれず、そのまま存続していたら、その中心になっていたであろうエロール・ジマーマン、ブリース・ギドン、ザビット・サメドフら新鋭選手を揃え、圧倒的な存在感を見せつけた。
 メインでは、なんと現在7連勝、K-1ワールドGPが毎年開催されていたなら王者になっている可能性が高い急成長を遂げたエロール・ジマーマンが、現在、IGFで王者として君臨しているK-1の番長、ジェロム・レ・バンナと対戦したのだが、現実は非常だった。
 下馬評でも圧倒的にジマーマン有利だったが、そのままの内容で、1Rにフックでバンナから3度連続でダウンを奪いTKO勝利。一方的という展開で連勝を8に伸ばした。逆にバンナは日本でのプロレスでは絶対王者だが、真剣勝負の世界では、新鋭選手には勝てなくなっている事を露見させてしまった。
 セミファイナルには、地元の英雄、セルゲイ・ハリトーノフが登場、対戦相手のマーク・ミラーをまったく相手にせず、最後はコーナーに追い詰めて豪快にパンチでダウンを奪い見事なKO勝利。試合後には会場のファンにアピールして大歓声を浴びた。
 K-1絶対王者だったセーム・シュルトもブリース・ギドンに危なげなく勝利。ギドンも背が高い方だが、シュルトと並ぶとどうしてもシュルトの大きさが目立つ。2階から振り落とされるパンチと形容されるシュルトのパンチ、膝蹴り、前蹴りを食らい、2Rにはシュルトが2度のダウンを奪うもののギドンも食い下がり判定まで耐えた。ギドンは怪我していたという情報もあり、その精神力の強さが称賛される。
 また、試合が終わると、ラウンドガールがゴールデン・グローリーの旗を振りかざし、グローリーの凄さをアピールするなど政治的な色も濃い大会でもあった。
 ゴールデン・グローリーでは、今大会では試合しなかったが、バンナと並ぶK-1の象徴、ピーター・アーツ、更にジマーマンと共に次代のヘビー級を担うグーカン・サキも抑えており、甲子園の様なアマチュア大会でお茶を濁している新生K-1に対して一歩リードしている事を存分にアピールした今大会であった。
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バス・ブーンと石井和義に『Glee 2』のFleetwood Mac♪You can go your own way!を捧げる
■ Glory World Series 23 March 2012
日時:2012年3月23日
場所:ロシア モスクワ
メインカード
<メインイベント  ヘビー級 KICKルール>
○エロール・ジマーマン
(1R TKO)
●ジェロム・レ・バンナ
<第11試合 ヘビー級 KICKルール>
○セルゲイ・ハリトーノフ
(1R KO)
●マーク・ミラー
<第10試合 ヘビー級 KICKルール>
○セーム・シュルト
(判定)
●ブリース・ギドン
<第9試合 -98kg KICKルール>
○ザビット・サメドフ
(判定)
●イゴール・ユルコビッチ
詳細版はマット界舞台裏’12年04月05日号新K1総会ノア黒社会+記者脅迫APKF殿堂に掲載されました。
バス・ブーンの真意、ゴールデン・グローリーと新生K-1大戦争の全容と詳細は、マット界舞台裏3月29日号K1地獄T1終焉?殴られ屋ムエタイ 新日xIGF選手残酷 全日両国に収録されました。お楽しみください。
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