今週の「マット界舞台裏」は、東スポが報じた「IGF-WWE8月に交流実現」のニュースが本当かどうかに迫る!

10.04.08BUTAIURA.jpg 予想通りというか、案の条というか、アントニオ猪木がWWE殿堂入り式典に出席した模様を伝えた東京スポーツは、裏一面で「WWEーIGF 日本で8月合体」という見出しを打った。
 これを恐らくIGF側が同紙に猪木とビンス・マクマホンJRとのツーショットを撮影させ、ブチ上げた記事だろう。
 実際に紙面を飾っている猪木とビンスが笑顔で握手を交わしている写真を見ると、なかなか夢がある。IGFのリングにWWEスーパースターズが来襲なんてこともあるのかもしれない。
 気になるのは、もし実現した場合「マット界舞台裏」2月18日号で「IGFとWWEの交流なんてない!」と言い切ってしまった井上譲二記者が、赤っ恥をかくだけでは済まないということだ。
 しかし井上記者といえば、猪木ネタや飛ばし記事には定評のあった元「週刊ファイト」の編集長。猪木および東スポの“手の内”を知り尽くしていることもあって、全く心配していないという。
 現に東スポは「IGFとWWEの交流は早ければ8月にも実現する」と報じているが、8月はWWEの「ロウ」ブランドが両国国技館で2日連続で日本公演を行うことが決定しているだけ。
 このWWE両国大会にIGFの選手がゲスト出演したり、その逆に日本公演のために来日したWWEの選手をIGFにゲスト出演させる可能性もないわけではないが、普通に考えれば実現は難しいだろう。
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 では、何を根拠に東スポは「WWEーIGF 日本で8月合体」と報じたのか? 元プロレス専門紙の編集長が、敢えて業界のタブーを犯して東スポの手の内を「マット界舞台裏」の読者にだけ教えてしまおう!
 その上で自信を持って言おう。IGFとWWEが交流をする可能性は極めてゼロに近い、と。
週刊マット界舞台裏'10年4月08日号