新日本プロレスが来年1月4日に東京ドームで開催する『レッスルキングダムⅣ in 東京ドーム』のカードがほぼ出そろった。
新日プロとプロレスリング・ノアの全面対抗戦が軸となる1・4ドーム大会は、ファンの反応もいいようでチケットの売り上げも順調だという。
しかし、1番フに落ちないのは中邑真輔の相手が秋山準ではなく高山善廣になったことだ。
中邑VS秋山をスッパ抜いた元週刊ファイト編集長の井上譲二記者としては、ガセネタをつかまされてしまったのか? それともノア年内最終シリーズ中に体調不良を訴えて欠場した秋山だけに、コンディションに不安があったからか?
そんな時に、ミルホンネットがスクープしたのが、新日プロ側との交渉の窓口になっている仲田龍相談役と対立している秋山がボイコットしたという情報だ。
そこで井上記者は中邑VS秋山がなぜ中邑VS高山に変更になったのか、あらゆる可能性を考慮しながら分析している。時系列で考えていくと、やはり中邑VS秋山はほぼ内定していたと思われるが・・・
新日プロVSノアの対抗戦が盛り上がってきている一方、今週号では中邑が“終結宣言”したはずのIGFと新日プロが交渉のテーブルに着いていたという、気になる記事も掲載されている。
1・4ドーム大会のカードの中に、IGF勢の名前はなかった。
IGF側からは散々新日プロや中邑を挑発するような行動や言動があったが、新日プロ側が完全無視を決め込んだことで、終結宣言が本気であることが分かったはずだ。
ところが、マスコミやファンが知らない所で両団体のフロントが、交渉のテーブルに着いていたというのだから驚きである。
そういえば、井上記者は「マット界舞台裏」12月03日号で、1・4ドーム大会で「中邑VS小川直也が行われる可能性もある」というウワサがあったことに触れている。
さらに今週号では小川だけでなく、何と中邑VSジョシュ・バーネットが1・4ドーム大会で行われる可能性があったことも分かった!
そうやって考えていくと、最終的に中邑の対戦相手がIGFの11・3JCBホール大会のメインで小川と対戦した高山に決まったのは、何とも意味深だ。
高山を“ノア寄りの選手”と考えるよりも、“IGFからの先兵”と考えると、その先に中邑VS小川や中邑VSバーネットという話もなくはない気がしてこないだろうか?
それにしても、なぜあれほどIGFと絡むことを嫌っていた新日プロが、ノアとの対抗戦で盛り上がっているいま、IGFと交渉を始めたのか? それは本誌を読んでいただば分かる---
週刊マット界舞台裏'09年12月24日号
今週の「マット界舞台裏」は中邑VS秋山が中邑VS高山に変更になった真相と、新日VSIGF開戦の可能性に迫る!
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