2009年下半期の大日本マットはデスマッチ世代闘争!? 7・27後楽園大会

 27日、大日本プロレス後楽園ホール大会が開催された。夏の総決算・12日の横浜文化体育館大会(詳細は別冊ミルホンネット『これが2009年デスマッチの今だ!!』を是非!)の結末を受けての初の後楽園大会だったが、ビッグマッチ直後の平日興行に戻り梅雨の雨模様と、悪条件が重なり観客動員は898人(主催者発表)と苦戦。それにも関わらずメインとセミ前のデスマッチはファンに超ド級のインパクトを残し、後楽園ホールは動員898人とは思えぬほどの大歓声に包まれた。
 
 メインは蛍光灯200本と、各選手がそれぞれ持ち込んだ凶器で闘うタッグデスマッチ。12日の横浜文体大会での高架足場マッチにて、竹田誠志を退け初防衛を果たしたデスマッチ王者・宮本裕向が佐々木貴を従え、伊東竜二・“黒天使”沼澤邪鬼組を迎え撃った(持込凶器は宮本:机、貴:ラダー、伊東:有刺鉄線スパイダーネット、沼澤:蛍光灯チェアー)。
 試合は、ラダーからのムーンサルト with 蛍光灯を沼澤にキメた現王者・宮本が貫禄の快勝。試合後は竹田と木高イサミをリングに呼び、高らかにデスマッチ新世代の天下取りを宣言したが(昭和でいえば長州力の「俺たちの時代」宣言!?)、この発言に、セミ前で葛西純とデスマッチ史に残る狂乱バトルを見せたアブドーラ・小林が猛反発。
「何が竹田だイサミだぁ!? 冗談じゃねーよ! 俺だってなぁ、まだまだやればできるんだよ!!」
 小林の魂の叫びに、伊東と貴も呼応。デスマッチ三十路組が、新世代への反抗を宣言。来月28日の後楽園ホール大会にて早速、宮本・竹田・イサミvs.伊東・貴・小林のデスマッチ世代闘争6人タッグ戦が行われることが決まった。
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2009年の大日マットに「ナウリーダーvs.ニューリーダー」の世代闘争ボッ発!? 元祖・世代闘争が展開された87年の新日マットでは、猪木vs.マサ斎藤の巌流島決戦や前田日明の暴走で、闘争ストーリーは途中で頓挫したが、大日マットでは今後どうなることか……
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 アブドーラ・小林、6・8新木場での佐々木貴戦に続き、またまた剣山地獄の悪夢に見舞われる! インパクトで「メインを超えた!」ともっぱら評判の、葛西vs.アブ小の「KKKデスマッチ」の凄惨絵巻、ならびに関本大介&岡林裕二の純プロメガパワー師弟のタッグ王座戴冠劇の詳細は、31日発売の『マット界舞台裏』8月6日号に完全掲載! お楽しみに!!
別冊ミルホンネット『これが2009年デスマッチの今だ!!』
『週刊マット界舞台裏』09年3月26日号~背を血に染めた“翼なき野郎ども”宙を舞い落下! 飛び交う大・キチガイコール! 3・12大日本新木場で禁断の「葛西vs.沼澤」が復活!
『週刊マット界舞台裏』09年5月7日号~4・28 大日本後楽園は蛍光灯と純プロレスの二刀流!
『週刊マット界舞台裏』09年6月18日号~Happy“Kichi-Guy”Birthday!! 32000個の画鋲&蛍光灯200本で祝う“黒天使”沼澤邪鬼の血まみれ誕生日!
■大日本プロレス後楽園ホール大会
2009年7月27日(月)開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール 
<オープニングマッチ 20分1本勝負>
シャドウWX、石川修司、○忍
(9分21秒 片エビ固め)※SEXボンバー
佐々木義人、石川晋也、●河上隆一
<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大黒坊弁慶、○怨霊
(10分30秒 怨霊クラッチ)
谷口裕一、●大橋篤
<第3試合 メンズワールド 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
MEN’Sテイオー、○大石真翔、旭志織
(15分35秒 体固め)※フライングボディシザース
円華、ツトム・オースギ、●ヘラクレス千賀
<KKK(トリプルK)デスマッチ 30分1本勝負>
○葛西純
(15分36秒 体固め)※パールハーバースプラッシュ with 蛍光灯&剣山
●アブドーラ・小林
<セミファイナル BJW認定タッグ選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者組]関本大介、○岡林裕二
(17分42秒 片エビ固め)※ダイビングボディプレス
[王者組]●竹田誠志、木高イサミ
※王者組は、初防衛に失敗。関本組が、第27代王者組となる。
<メインイベント 蛍光灯200本&凶器持込タッグデスマッチ 30分1本勝負>
○宮本裕向、佐々木貴(18分52秒 片エビ固め)※ラダーからのムーンサルトプレス with 蛍光灯
伊東竜二、●“黒天使”沼澤邪鬼