4メートルの高架足場から空飛ぶ血ダルマ新世代! 27歳宮本が23歳竹田下しデスマッチ王座初防衛 7・12大日本『横浜大戦2009』

 大日本プロレス夏の大勝負・横浜文化体育館大会『横浜大戦2009』が12日、2,996人の観客を動員して開催された。
 王者・宮本裕向に挑むメインのデスマッチ王座戦には、木高イサミとのコンビで『最侠タッグリーグ戦』を制するなど、今年に入り目覚ましい大活躍を見せる竹田誠志が抜擢。高校時代に大日本のデスマッチに憧れた23歳が、昨年12月19日の電流爆破マッチでシャドウWXを打ち破り、新王者となった27歳の宮本に挑む新世代デスマッチは、王者宮本の提案により、07年3月14日に自らが当時の王者・佐々木貴に挑戦した際の「廣島大治組プレゼンツ 高所作業につき立体足場建築現場デスマッチ ~one night carnival~」の再現が決定した。
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「廣島大治組」の鳶職人二人が、黙々と闘いの舞台を設営する。宮本にとって彼らは、地元・広島での鳶時代の、かけがえのない仲間なのだ。
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その高さ、実に4メートル! 闘ってみたら、この高さ!
 試合は序盤から蛍光灯で身体を切り刻み合う、フルスロットルの人体破壊合戦。そして4メートルの足場から落下する攻防が計4度。危険度・狂乱度ともに、こちらの想像を上回る大激戦になったが、これができるのも27歳と23歳の闘いゆえか。このカードがベルトを争う横浜文体のメインになるとは、1年前には誰も想像できなかっただろう。これもひとえに竹田の急成長ゆえ。最後は4メートルの足場からの(!)宮本渾身のムーンサルトに沈んだが、竹田が2009年デスマッチシーンの最重要人物であることに変わりはないのだ。
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共に血みどろの勝者と敗者。竹田の右胸のナマ傷の痛々しさときたら…!
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 大日ファンも「ドラゴンスープレックス」の懐かしの旋律に狂喜した! リビングレジェンド・藤波辰爾の大日マット初登場の他には、佐々木貴vs.木高イサミのラダーマッチ、伊東竜二と葛西純&“黒天使”沼澤邪鬼の6人タッグ蛍光灯マッチと、デスマッチてんこ盛りで繰り広げられた7・12横浜血戦の全容は、17日発売の『マット界舞台裏』7月23日号で大々的に詳報の予定。お楽しみに!
■大日本プロレス『横浜大戦2009』
2009年7月12日(日)開始:17:00
会場:神奈川・横浜文化体育館 
<オープニングマッチ タッグマッチ 20分1本勝負>
○円華、稲葉雅人
(11分41秒 ランヒェイ)
●大橋篤、河上隆一
<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大黒坊弁慶、○怨霊
(9分46秒 怨霊クラッチ)
谷口裕一、●忍
<第3試合 ラダーデスマッチ 30分1本勝負>
○佐々木貴
(15分46秒 片エビ固め)※右脚 with ラダー
●木高イサミ
<第4試合 蛍光灯&有刺鉄線ダブルボード 6人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
○葛西純、“黒天使”沼澤邪鬼、アブドーラ・小林
(14分41秒 体固め)※パールハーバースプラッシュ on the 蛍光灯ボード
伊東竜二、シャドウWX、●星野勘九郎
<セミファイナル スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負>
藤波辰爾、○関本大介、岡林裕二
(18分9秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)
ヒロ斉藤、佐々木義人、●石川晋也
<メインイベント BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 『廣島大治組プレゼンツ 高所作業につき立体足場建築現場デスマッチ ~one night carnival again~』30分1本勝負>
[王者]○宮本裕向
(22分9秒 エビ固め)※足場からのムーンサルトプレス
[挑戦者]●竹田誠志
※第24代王者・宮本が初防衛に成功。
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