大日本の2008年は爆破マッチで締め! 宮本“ヤンキー”裕向、シャドウWXを撃破しデスマッチ王座初戴冠!

 19日、大日本プロレス2008年最後のビッグマッチ・横浜文化体育館大会が大会が、2,400人の観客を集めて行われた。
 メインは王者・シャドウWXのデスマッチヘビー級選手権試合。デスマッチの4タイムス・チャンピオンWXに挑むのは、去る11・21大会“デスマッチ三酷死”を制し、挑戦権を獲得した宮本裕向。日頃から「蛍光灯に頼らないデスマッチを開発しなくてはいけない」と口癖のように語り、大日本のデスマッチ路線に警鐘を鳴らし続けるWXによる選手権試合だけに、その試合形式が大いに注目されたが、WXはなんと爆破マッチを提案。アイテムに蛍光灯と有刺鉄線も含めた「有刺鉄線爆破ボードデスマッチ」でベルトが争われることが決定した。
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これが闘いの舞台。2本のコーナーに有刺鉄線爆破ボードが設置され、残るもう2本のコーナーには、蛍光灯の束が不気味な存在感を放っている
 
 試合序盤は静かな攻防が続いたが、5分経過と同時に2本のコーナーポストに備えつけられた爆破ボードの電源が入った途端、展開は一気にヒートアップ。文体の広いリングサイドでの場外戦を経て、リングイン後の攻防でWXが最初の爆破の餌食に! 「バババン」という轟音とともに火花が高く舞い上がり、もくもくと湧く煙がリングを埋め尽くす。
 WXに被弾させ、一気に波に乗りたい宮本は点灯中の蛍光灯を掴み一気に勝負を決めにかかる。しかしWXが蛍光灯を奪い返し、蛍光灯ごとラリアット。そして残る2本目の爆破ボード目がけ、宮本を抱えてパワーボム!
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これが宮本被爆の瞬間! 脚らしき細長い物体だけ確認できるが、光で宮本がまったく見えない! そして煙の中から浮かび上がったのは、うずくまり悶絶する宮本の姿…
 蛍光灯&爆破の2連弾を被弾した瞬間、宮本は虫の息となるが、その後根性で蘇生し大反撃。一進一退の攻防の末、リング中央でラリアットwith蛍光灯を派手にWXにお見舞いすると、宮本は「今度こそ」の大勝負へ。ヴァルキリースプラッシュから、最後は白く光る蛍光灯を抱きかかえてのムーンサルト。ついに宮本がWXを撃破し、悲願のデスマッチ王座初戴冠。入場曲の氣志團「One Night Carnival」が、勝利のファンファーレのように文体に高らかに鳴り響き、宮本の勝利を祝福した。
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ヤンキー宮本、怒濤の大反撃! ヴァルキリースプラッシュ→蛍光灯ムーンサルトのダメ押しは見事の一語だった
 
 リング上で生後2ヶ月の愛娘を抱いて喜びを爆発させた宮本は、
「来年は、俺が大日本を引っ張っていきます!」
と高らかに宣言。2009年の大日本は、26歳の若き新王者が、新しいデスマッチ戦線の扉を開く!
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試合後休む間もなく、入口脇でサイン会&撮影会でファンサービスに精を出す宮本。“ハマのピープルズ・チャンプ”は働き者なのだ!
宮本 (爆破の瞬間について)痛さ、熱さも凄かったんですけど、一番凄いのは耳へのダメージでしたね。爆発の瞬間キーンっていう耳鳴りが凄くって、何も聞こえなくなって、一瞬鼓膜が破れたかと思いましたから。
 …でもやっと、このベルトを巻くことができました! 今まで何度挑戦しても、先輩たちに弾き返されて、結果出せずに悔しい思いばかりでした。どんなに思いが強くても、実力がないとベルトは巻けないんだというのがわかりました。来年も、再来年も、その先もずっと自分がチャンピオンでいたいです。でも自分はチャンピオンだけど、同時にチャレンジャーですから。その気持ちがないと、防衛し続けられないと思います。ファンから「オマエしかいない!」と信頼されるようなチャンピオンになりたい。今はまだ軽いこのベルトの価値を、どんどん重いものにして、他の誰にも巻けないようなベルトにしたいと思います。
■大日本プロレス 横浜文化体育館大会
2008年12月19日(日)開始:18:30
会場:神奈川・横浜文化体育館
<メインイベント BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 有刺鉄線爆破ボードデスマッチ 30分1本勝負>
[挑戦者]○宮本裕向
(18分21秒 ムーンサルトプレスwith蛍光灯→片エビ固め)
[王者]●シャドウWX
※王者は4度目の防衛に失敗。宮本が新王者に
<セミファイナル BJW認定タッグ選手権試合 30分1本勝負>
[王者組]○関本大介、マンモス佐々木
(18分7秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)
[挑戦者組]獣神サンダー・ライガー、●AKIRA
※王者組は6度目の防衛に成功
<第5試合 チーム岩手vsデスマッチハイスクール ハードコア6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○伊東竜二、佐々木貴、石川修司
(20分2秒 ドラゴンスプラッシュwithチェアー→体固め)
葛西純、●“黒天使”沼澤邪鬼、MASADA
<第4試合 BJヤングブラッドデスマッチ ※有刺鉄線ボードタッグデスマッチ>
○木高イサミ、稲松三郎
(12分22秒 ラダーからのダイビングダブルニードロップ→片エビ固め)
竹田誠志、●星野勘九郎
<第3試合 メンズワールド8人タッグマッチ 30分1本勝負>
MEN’Sテイオー、忍、○ツトム・オースギ、ヘラクレス千賀
(14分44秒 「展覧会の絵」より「小人」→片エビ固め)
大石真翔、怨霊、KUDO、●佐藤悠己
<第2試合 6人タッグマッチ~enjoy it together~>
大黒坊弁慶、○アブドーラ小林、近藤博之
(13分33秒 リバースタイガードライバー→片エビ固め)
●山川竜司、ジ・ウインガー、谷口裕一
<第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
○佐々木義人、大橋篤、石川晋也
(10分51秒 逆片エビ固め)
井上勝正、●岡林裕二、河上隆一