「ちょっと一息ブレークタイム」昭和プロレス望郷の旅 byプロレス美術館:追悼三沢光晴様

まず最初に、今回紹介するお宝はプロレス美術館の所蔵品ではないことをお断りしておきたい。
さて、今もなおショックから立ち直れないファンがいるくらい、衝撃を受けた痛ましい事故「三沢光晴選手の死」。
(事故の解説は元週刊ファイト編集長の「マット界舞台裏」をご覧ください)
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(上記写真はガウンの中の本人直筆サイン)
ファンとしては「自分たちは今、何をすればよいのか」という声が圧倒的。その反面「何をしても、もう三沢選手は帰ってこない。」という嘆きの声も聞いた。そんな話をしていると、1人のファンがプロレス美術館の最近の来客状態(来客数)を聞いてきた。「常連さんが多くて、新規の方は少ないですね。それでも、あわせて月に20人程度はきてくれますね」と、
ボクは実数を答えた。
この人は開館当初からプロレス美術館を応援してくれているので、最初は、いろいろと気にしてくれているんだ?といった程度に思っていた。ところがどっこい、とんでもない提案を持ちかけてきた。
「三沢さんのガウンが我が家に眠っているのですが、しばらくの間、美術館に展示してくれませんか?」とサラリと言った。
唖然とした。
ボクは彼がガウンを所持していること自体を知らなかったため、驚きが重なった。
「彼はガウンまでもっていたのか」「ウチに展示させてくれるというのは本気なのか」と。
彼は続けた。
「これを多くの人に見てもらい、三沢選手の思い出を語ってもらうことが、供養になりますから」「ボクは自分が、いろんな意味でお役に立てることは嬉しいことですから」
「そちらがOKであれば、明日にでもガウンを送りますから。」
どうやら冗談ではないようだ。
ボクは念には念を押した。「最近、宅急便のトラックが高速道路上で事故炎上することがあったので、必ず高額の保険をかけて送ってくださいね。絶対ですよ。お返しの際は送らず、持参しますから」。と声が震えた。
荷物は無事届き、梱包を解くと本物が入っていた。
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この瞬間、プロレス美術館は当分の間、三沢光晴追悼バージョンでレイアウトを変更することに決めた。なお、この企画展は7月15日までで、お近くの方は無料ですので是非いらしてください。(完全予約制)
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事故発生から10日。改めて、当日を思い起こすと、ボクにとって、心に鋭角的な刃物が突き刺さり、傷跡が完治することのないショッキングな一報だった。
もうこれで、どの団体も失神KOの後、救急車出動のアングルをマッチメークすることは絶対にやってはいけないことである。
下記の写真は一例です。
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