UFC 97 : REDEMPTION リアルタイム速報

UFCミドル級絶対王者として君臨するアンデウソン・シウバが同じブラジリアンのレイチを相手にタイトルマッチ。ブラジリアン同士の王者戦はUFCが文字通り、MMAの世界を席巻した証明でもあるだろう。
それよりも日本で注目されると思われるのが、セミのチャック・リデルvsマウリシオ・ショーグンだ。リデルはUFC躍進の最大の立役者、ショーグンはPRIDE王者だったが、現在は共に崖っぷち。
生き残りをかけたサバイバルマッチとなる。特にリデルはUFCの大功労者である故に、これ以上、負ける姿を晒したくないので、もし今回、敗北すれば引退勧告をするとダナ・ホワイトもコメントしており、ベテランファイターの意地を見せて欲しい。
<UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R>
○アンデウソン・シウバ(王者)
(判定 3-0)
●ターレス・レイチ(挑戦者)
注目されたタイトルマッチだが、凡戦となってしまった。前回のコーテ戦でもそうだったが、アンデウソンが明らかに“流す”という感じの試合運びで会場からはブーイング、そして地元カナダの英雄、GSPコールまで巻き起こる始末。これは階級が近い為、対決もあるのではという期待からだろう。このつまらない試合をする王者を我らが英雄、GSPが懲らしめてくれという観客の声だろう。試合はレイチもテイクダウンを奪ったりするが、単発で、アンデウソンが危なげなく判定勝利。
<ライト級 5分3R>
○サム・スタウト
(判定)
●マット・ワイマン
時間調整としてメイン前に行われた。
<ライトヘビー級 5分3R>
○マウリシオ・“ショーグン”・フア
(1R TKO)
●チャック・リデル 
入場からリデルに凄い歓声。試合開始後もリデルが何かすると観客が物凄い声援を送っている。試合は開始から激しい打ち合いで、一進一退の攻防だが、1R終了近くに、ショーグンの左が綺麗に決まり、リデルがダウン。追撃のショーグンの鉄槌でレフリーが止めた。最近、精彩を欠いていたショーグンは見事に復活した。対するリデルは今年40歳になり、明らかに衰えが目立つが、人気だけは半端無く、敗者にも関わらず、試合後のインタビューでも物凄い声援だった。
<ライトヘビー級 5分3R>
○クリジストフ・ソジンスキー
(1R キムラアームロック)
●ブライアン・スタン
地元のソジンスキーはTUFで知名度を上げたが、元々TKO、IFLで総合経験豊富な選手。テイクダウンを成功させパスしてキムラと危なげなく快勝した。
<ヘビー級 5分3R>
○シーク・コンゴ
(2R TKO)
●アントニー・ハードンク
ミルコの勝利しているコンゴに、オランダ、ボスジム所属のキックボクサーという総合では珍しいタイプのハードンク。層の薄いヘビー級戦線で勝利した方はタイトルマッチも見えてくる。試合は例によってコンゴがケージに押し込みテイクダウンしてパウンドで追い詰める展開で1Rを終える。そして2Rもダウン気味にハードンクを倒してコンゴのパウンド。ハードンクも足を使い耐えるも、最後はパスして鉄槌を落すコンゴがTKO勝利。
<ライトヘビー級  5分3R>
○ルイス・ケーン
(判定 3-0)
●スティーブ・キャントウェル
重量級はUFCに吸収との事でWEC王者としてUFCに合流したキャントウェルに対するはソクジュに引導を渡したケーンだ。試合は終始スタンドで展開される。シャープな打撃で追い詰めるケーン。キャントウェルもそれなりに見せ場を作るものの、全体を通して試合をリードしたケーンが判定勝ち。しかし、このケーン、現在無敗、現代のヒクソンこそマイア、そしてメインのレイチと日本育ちでは無いブラジリアンファイターの台頭はUFCが現在の世界水準である証明でもあると言える。
アンダーカード
<ミドル級 5分3R>
○デニス・カーン
(判定)
●ザビアー・フォウパ・ポカム
<ミドル級 5分3R>
○ネイト・クォーリー
(1R TKO)
●ジェイソン・マクドナルド
<ミドル級 5分3R>
○エド・ハーマン
(判定)
●デビッド・ロワゾー
<ライト級 5分3R>
○マーク・ボセック
(1R チョーク)
●ダービド・ビエルクヘイデン
<ウェルター級 5分3R>
○TJグラント
(判定)
●長南 亮
<ライトヘビー級 5分3R>
○エリオット・マーシャル
(判定)
●ヴィニシウス・マガリャエス
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