和田拓也が髙田道場大応援団に後押しされた岩見谷智義にひざ蹴りを決めさせず手堅い王座防衛

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 3R残り1分、和田良覚レフェリーが両者にアグレッシブ・ファイトを命じる。
 セミのカードが倒すか倒されるかの激闘だっただけに、和田の戦法はなんとしてでもベルトを守ることに固執していた嫌いは残る。もっとも、どうしても明け渡すわけにはいかないウェルター級のキング・オブ・パンクラス王座だ。1Rのリードを守りきった展開だったのは、王者の立場なら致し方ないことになる。
 髙田道場にしてみれば、千載一遇のチャンスだと考えていたに違いない。セコンドの小路晃も、ハッスルの二等兵キャラの時とは別人にような顔つきだった。しかし、事前の煽りで強調されていたひざ蹴りがタックルに合わせて決まるほど、プロレスのような期待通りの展開にならないところが総合格闘技の難しさだ。
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 和田はローキックがビシビシ決まり、1Rから岩見谷の左足には充血がはっきり見える。また、的確なボディーへのパンチが岩見谷の戦闘意欲を削いでいた。
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パンクラス大会の詳細完全レポートは『マット界舞台裏4月16日号』に収録されます。ご期待下さい。
■パンクラス2009 CHANGING TOUR
2009年4月5日 開始:17:00
会場:ディファ有明
<メーンイベント ウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ/5分3ラウンド>
○[王者]和田拓也(SKアブソリュート/第4代王者)
(3R終了判定 2-0)
●[挑戦者]岩見谷智義(高田道場/同級1位)
<セミファイナル ライト級戦 5分2ラウンド>
△大石幸史(パンクラスism/同級1位)
(2R終了判定 1-1 ドロー)
△真騎士(戦極育成選手)
<第7試合 ミドル級戦 5分2ラウンド>
●金井一朗(パンクラスism/同級2位)
(2R終了判定 2-0)
○佐藤豪則(Laughter7)
<第6試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド>
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
(1R 4分40秒ノーコンテスト)
梁 正基(スタンド)
<第5試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
○江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/同級2位)
(1R 1分58秒TKO)
●裕希斗(U-FILE CAMP.com)
<第4試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
○廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
(2R終了判定 3-0)
●廣野剛康(和術慧舟會 東京本部/初参戦)
<第3試合 ライト級戦 5分2ラウンド>
●五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京/同級3位)
(1R 1分53秒TKO)
○AB(和術慧舟會 駿河道場)
<第2試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
●齋藤裕俊(和術慧舟會GODS)
(2R 0分58秒TKO)
○赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)
<第1試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
●松井英夫(空手禅道会 長野県支部)
(2R終了判定 3-0)
○大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手/初参戦)
秘密兵器・大澤茂樹が登場