速報!ボビー・ラシュリー MMA2戦目も勝利

本日、3月22日(アメリカ現地時間では21日)にアメリカ、フロリダ州で行われた、元ボクシング王者、ロイ・ジョーンズJr.主催のMMA・ボクシング合同イベント、「マーチ・バンデス(March Badness)」であの元WWEのスーパースター、ボビー・ラシュリーがMMAマッチで勝利を飾った。
当初、このボビー・ラシュリーのMMA二戦目は、あのケン・シャムロックと対戦が決定しており、元WWEのスーパースター対決と話題になっていた。しかし、ケン・シャムロックが薬物陽性で1年間の出場停止処分を受け、このカードは消滅。急遽、現在UFCで活躍するクレイ・グイダの兄である、ジェイソン・グイダがシャムロックの代打に抜擢された。
試合は1R、テイクダウンを狙うラシュリーだが、グイダがコーナーを使い凌ぎ膠着状態。2Rにはラシュリーが持ち上げてスラムの様に叩きつけるテイクダウンを豪快に決め、パウンドを叩き込んだ。3Rにはグイダのギロチンチョークが極まかけあわやという場面もあったが、ラシュリーは冷静に対処し、グランドで上をとってパウンドで試合を有利に進めた。判定は文句なしのラシュリー、見事、判定勝ちをおさめた。しかし、膠着する試合に会場からブーイングが飛んでおり、今後、課題の残る試合だった。
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これでラシュリーは2008年12月のMMAデビュー、ジョシュア・フランクリン戦で41秒TKO勝利に続き2連勝。
かつてWWEに在籍し、あのビンス・マクマホンとの抗争で一躍、有名になったが、突然にMMA転向で驚かせたラシュリー。ただWWEに不快感は無いらしく、先日も「レスリング業界で求められるのは表現力であり、ドラッグは表現力を高める役には立たないので、現在のWWEに違法なドラックの使用は無い」とコメントしていた。
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また、「マーチ・バンデス」のメインでは、あのPRIDE最終興行のメインで藤田和之と対戦し、藤田をチョークスリーパーで締め落とした事で日本でも馴染み深い、ジェフ・モンソンが登場。ロイ・ネルソンと戦い、モンソンが判定勝ちをおさめた。
お騒がせのモンソンは『戦極~第七陣~』参戦が予定されながら、逮捕によりパスポートを取り上げられ、出場が困難になっていた経緯がある。
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マーチ・バンデス 主な試合結果
5分3R
○ボビー・ラシュリー
(判定)
●ジェイソン・グイダ
5分3R
○ジェフ・モンソン
(判定)
●ロイ・ネルソン
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