ノアの地上波放送が今月いっぱいで打ち切られるため、もはやプロレス復興は唯一地上波のレギュラー放送を持っているメジャー団体の新日本プロレスに託すしかない。
今年の新日プロは恒例の1・4東京ドーム大会に久しぶりに満員マークが付き、幸先のいいスタートを切ったはずだが、どうもそれ以降、興行的に精彩を欠いているようだ。
最も人気のバロメーターとなるプロレスの聖地・後楽園ホールでの興行成績が、芳しくない。
なにせ1月、2月、3月とも後楽園ホール大会に「満員マーク」が1度も付かないのだから深刻だ。このままではゴールデンウィークのど真ん中である、5月5日と6日に予定されている後楽園ホール大会にも暗雲が立ち込めてくる。
さらに新日プロは今年、興行戦略として後楽園大会を例年より増やしてしまっているのだから、不安の種は尽きない。
そこで元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者は、独自の取材網を駆使して新日プロを退社した元営業マンを直撃!
さすがは新日プロで営業を担当していた人物なだけあって、その分析は的確かつ説得力がある。全日プロやドラゴンゲートは毎回後楽園ホール大会を満員にしているだけに、新日プロに原因があるのは明らか。新日プロファンには、ぜひ元スタッフの分析を読んでいただきたい。「そうだ、そうだ」と思わず膝を叩くことだろう。
また、新日プロがドラゴンゲートの3・22両国国技館大会に、金本浩二を貸し出したことに首を傾げる関係者も多いという。
以前から交流のある両団体だが、ドラゴンゲートがまんをじして望んだ両国大会で、新日プロの金本がメーンを張るのだからフに落ちない。とてもいまの新日プロに、敵に塩を送っている余裕はないと思うのだが・・・
週刊マット界舞台裏'09年3月26日号
今週の「マット界舞台裏」は、今年後楽園大会に満員マークが付かない新日プロに迫る!
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