喧嘩日本一興行、初上陸ディファ有明も超満員! 喧嘩東西頂上決戦は、東の五戦全勝! 3・20『KRUNCH 第参戦』

 20日に東京・ディファ有明にて、『KRUNCH 第参戦』が開催された。
 渋谷最強の喧嘩軍団・杉浦グループが、「喧嘩日本一」を決めるべく、昨年8月に立ち上げたアウトロー格闘技興行『KRUNCH』。これまでの常打ち会場・渋谷CLUB atomは過去2戦とも、酸欠寸前の超満員。もはやクラブスペースでは収まりきれぬ…とばかりに、会場をディファ有明に移して行われた今回の『第参戦』だが、『KRUNCH』の無敵の動員力は、ディファ有明すらもフルハウスに。ジッとしていても汗ばむほどの超満員の熱気の中、飛び入りマッチ3戦を含む、「ルールは喧嘩!」の全19試合が行われた。
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KRUNCH名物・飛び入りマッチは、今回新たに「2vs.2マッチ」と「騎馬戦」が導入。一人が袈裟固め、もう一人がアキレス腱固め…なんてこんな珍妙な光景、KRUNCHでしか見られない!?
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やる側も見る側もコワモテ揃いのKRUNCHで騎馬戦をやってみたら…
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やっぱり大乱闘! ディファのリングが一瞬、無法地帯と化した!
『第弐戦』で「格闘技軍団」を撃破した杉浦軍団の次のターゲットは「関西」。『強者』『喧王』と、独自の盛り上がる関西喧嘩格闘技シーンに、「真の喧嘩日本一を決めようや!」とばかりに、杉浦グループの呼びかけによって五対五形式による“喧嘩東西頂上決戦”が行われる運びとなった。
「関東のヤツら、ホンマに喧嘩のやり方知ってんのか?」
「俺ら西成育ちは、東京モンとは育ちが違うんや」
と、関西軍団が杉浦グループを挑発する煽りVが流れると、だでさえコワモテ揃いの客席はさらにヒートアップ。東西の喧嘩屋の応援団による怒号が飛び交う中、五対五の仁義なき頂上決戦が繰り広げられたが、フタを開けてみれば関東の5連勝! 特筆の闘いを見せたのが、中堅戦でアッと驚く9秒殺KO劇を演じた茨城の雄、ヒロ三河。あまりの衝撃に大ダメージを被ったか、敗者・中臣集は両軍セコンドが入り乱れる騒然とした雰囲気の中、タンカで運ばれていった。
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試合前のガン飛ばし、9秒KO、乱闘、タンカと、最初から最後まで規格外のインパクトを与えたヒロ三河。誰もが納得の今大会MVPをかっさらってみせた!
 メインに登場した関東=杉浦軍団の大将・山田史博は、15日の『THE OUTSIDER』参戦が流れた鬱憤を晴らすかのように快勝。
「もうそろそろ日本には、自分の相手になるヤツはいないと思う」
と試合後には、杉浦グループの総意を代表するかのようなマイクをぶち上げた。常に外敵を定め、その敵をブチ破ることで、勢力を拡大していく『KRUNCH』。次のターゲットを、いったい何処に定めるのか!?
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貫禄たっぷりに腕十字で秒殺勝利の山田。今度こそOUTSIDERで見たい!
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 前半戦を盛り上げた変わり種対決(?)に、アウトロー系月刊誌『実話マッドマックス』(コアマガジン刊)編集者・岩田康平さんが「イワタ・マッドマックス・クロコップ」なるリングネームで登場。途中フロントチョークを極められかけ大苦戦するが、深夜の格闘技ジム・新宿歌舞伎町AXKICKで鍛えた打撃をラウンド終盤に叩き込み判定勝利。試合後は、近頃都内各イベントを荒らしているお騒がせ筋肉軍団を従え、「『劇画マッドマックス』毎月22日発売です。買ってください!」と、ちゃっかりマッドマックスをアピールしていた。
 そしてミルホンネットでは、未公開写真大量投入で、知られざる喧嘩格闘技興行『KRUNCH 第参戦』の全貌を、27日発売の『マット界舞台裏』4月2日号で大々的に掲載予定。お楽しみに!!
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■株式会社侍主催『KRUNCH第参戦』
2009年3月20日(金・祝)開始16:00
会場:東京・ディファ有明
<第1試合>
“ブチ切れ特攻隊長”
○貴aka悪魔王子(三河幕府)
(判定3-0)
“戦う介護士”
●ヘルプマン卍TAKA(静岡福祉センター)
<第2試合>
“十日市場のダンプカー”
○末吉勇貴(TEAM史博)
(1分14秒 TKO)
“歌舞伎町の宝山”
●宝山力(AXKICK)
<第3試合>
“ギャングスターファイター”
○KAZUHIRO NONAKA(三河幕府)
(0分20秒 TKO)
“13日の日曜日 この裏切者なぜ青コーナーへ行った”
●奥野ジェイソン功二(杉浦グループ)
<第4試合>
“横須賀核弾頭”
○kuwa(しんわトータルコンバット)
(0分8秒 TKO)
“童顔の壊し屋”
●Feiron
<第5試合>
“練馬のシューティングスター”
○ICHI(杉浦グループ)
(0分26秒 TKO)
“墨東クラッシャー-”
●Dr.k(TEAM亀戸)
<第6試合>
“キックの貴公子”
○イワタ・マッドマックス・クロコップ(マッドマックス)
(判定2-1)
“下町のあばれんぼう”
●アントニオ隼人(TEAM砂町)
<第7試合>
“九州のやっかい者”
○大志(九州狂う)
(0分33秒 TKO)
“難攻不落の心臓病王子”
●長井克紹(TEAMルタドール)
<第8試合>
“足立の重戦車”
○龍人(足立Pit Bull Heart)
(1分30秒 スリーパーホールド)
“史上最強中年”
●中川達彦(じゃじゃまる)
<第9試合>
“道産子フラッシュ”
○ヒカル(マッハ道場)
(0分33秒 TKO)
“刑務所帰りのクリリン”
●宮下羊(TEAM樋山會)
<第10試合>
“下町のエンターテイナー”
○ストイックスター稲
(TKO)
“北のスピードマスター”
●飛翔
<第11試合>
“京葉道のイケイケ番長”
○前田島純
(2分50秒 TKO)
“杉浦グループ練馬最強の後継者”
●吉田武生
<関東vs.関西 団体戦 先鋒戦>
“剛力殺人バズーカ”
○NOBUO(杉浦グループ)
(判定3-0)
●デストロイヤー“あご”ヤッサン(TEAM HMC 大阪)
<関東vs.関西 団体戦 次峰戦>
“Iam Mr.KRUNCH”
○林ヒットマン大輔(杉浦グループ)
(判定3-0)
●サンギ(喧王大阪)
<関東vs.関西 団体戦 中堅戦>
“三河幕府代表 Mr.フルボッコ”
○ヒロ三河(三河幕府)
(0分9秒 TKO)
●中臣集(京都政拳会)
<関東vs.関西 団体戦 副将戦>
“渋谷の殺し屋”
○キングジョー(杉浦グループ)
(判定3-0)
●翔(TEAM大芽大阪)
<関東vs.関西 団体戦 大将戦>
“杉浦代表の子供”
○山田史博(杉浦グループ)
(1分19秒 腕ひしぎ十字固め)
●Mr.81(TEAM大芽大阪)
※試合はすべて3分1R。