今週の「マット界舞台裏」は、蝶野が試みている新たな分野への挑戦に迫る!

09.02.19BUTAIURA.jpg 既報通り、今週の『マット界舞台裏』で予想した通りに中邑真輔を下して、棚橋弘至がIWGPヘビー級王座の初防衛に成功した2・15新日本プロレス両国国技館大会。

 この大会ではAKIRAと組んで、ジェームス・ストーム&ロバート・ルードのビアマネーインクと対戦するというカードが第3試合にラインナップされた蝶野正洋。同じレジェンドの獣神サンダー・ライガーは同大会でタイガーマスクの持つIWGPジュニア・ヘビー級のベルトに挑戦。惜しくも敗れたが、まだまだ出来ることを十分証明してみせた。さらに長州力は3・1リアルジャパン後楽園ホール大会で、初代タイガーマスクとのタッグ対決が決まり話題になっている。
 それらと比べると、最近の蝶野はあまり話題になるようなことがない。両国大会でも無難に試合をこなした後、第7試合のカート・アングルvs.ジャイアント・バーナードで、アングルのセコンドにつき、試合に乱入してシャイニング・ケンカキックをバーナードに食らわすというボーナストラックを見せたが、そのアングルが棚橋の王座挑戦を表明したのと比べると、蝶野の乱入はとくに話題になるほどのことではなかった。
 しかし会場での蝶野人気はいまだ絶大で、第3試合出場、さらにカードとしても特別引きのあるものでもなかった割には蝶野に大声援が飛んでいた。ケンカキックを出す度に大歓声があがり、その人気はメインの棚橋や中邑にも決してヒケを取っていないかった。

 昨年大晦日に日本テレビが放映した『ダウンタウンのガキの使いやあらへんでスペシャル』にも、蝶野は出演。山崎邦生に強烈な張り手を食らわす役目として、かなりいいシーンに登場。番組前半では武藤敬司や小川直也がリング上でお笑いプロレスを披露していたが、蝶野はそれ以上に張り手一発でプロレスラーらしさを発揮してみせた。
 さらに最近では某大手メーカーの缶チューハイのCMにも出演。若手女優の石原さとみに叱られるという面白い内容だったこともあり、ニュースサイトなどでも取り上げられていた。

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 このように蝶野へのニーズはいまだに高いのだが、肝心のリング上の話題が少ないのが気になるところ。中でも新日プロの蝶野の扱いが酷いような気がしてならない。蝶野プロデュースの『PREMIUM』も今年の開催スケジュールは、いまだに発表になっていないし、もしかしたら蝶野と新日プロの関係がうまくいっていないのでは?
 そう危惧する人も多いと思うが、『週刊ファイト』元編集長である井上譲二記者が取材したところによると、意外な事実が判明!
 さらに首に爆弾を抱えている蝶野は、すでに引退を視野に入れながら、新たな分野への挑戦を試みていることも判明! すでに着々と準備を進めていて、オファーも入って来ているという。はたして蝶野の新たなる挑戦とはなにか? 意外と思う人もいれば、納得する人もいるだろう。ぜひその目でお確かめいただきたい。

週刊マット界舞台裏'09年2月19日号