第9回 全日本サンボ団体選手権大会 結果速報 ベルナール・アッカも登場。

2009年2月15日、東京・スポーツ会館で第9回 全日本サンボ団体選手権大会と第15回 全日本学生サンボ選手権大会が行われた。
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注目の全日本サンボ団体選手権では、あのベルナール・アッカ、クレイジー・ヒル(蛭川高重)、梅田恒介がプロ格闘家のチームとして参戦。普段DEEP道場で練習してるもので結成されたこのチームは「チーム・サムライ」というチーム名で出場した。
チームサムライ
ベルナール・アッカ 100kg級
梅田恒介 75kg級
クレイジー・ヒル 65kg級
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お茶の間の人気者、アッカも参戦
ベルナール・アッカは、コートジボワール出身で日本でお笑いコンビ「塩コショー」として活動している中、身体能力の高さを買われ総合格闘技デビュー。K-1、Dynamite!! 、HERO’Sとメジャー大会に出場、「闘うマスオさん」というキャッチフレーズでお茶の間でも人気者のプロ格闘家で知ってる人も多いだろう。
クレイジー・ヒルはバンゲリングベイ所属キックボクサーで、柔道を元々やっていた為、柔道ベースの投げ技を得意としてシュートボクシングなどでも活躍している。
梅田恒介は柔道四段の実績で、主にDEEPのマットで活躍している選手だ。
この「チーム・サムライ」に監督にSKアブソリュートの長谷川秀彦を迎え、プロチームとして参戦した。会場には現DEEPバンタム級王者の今成正和も応援に駆けつけた。またレフリーにはワダタクこと、和田拓也と豪華な顔ぶれだ。
チーム・サムライの一回戦の相手は木口道場Bチーム、庄子 充(65kg級)、佐藤 一範(75kg級) 榊原 啓三(100kg級)だった。
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チーム・サムライvs木口道場Bチーム
特出すべきは、クレイジー・ヒルで、なんと木口道場Bチームの庄子に背負い投げ一本で秒殺勝利。クレイジー・ヒルは元々、柔道経験もあるのだが、庄子もレスリングの実力者なのに、華麗な一本勝ちを決めて会場を沸かせた。
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華麗な一本背負いで快勝のクレイジー・ヒル
また、注目のベルナール・アッカの相手はなんと実力者の榊原啓三。この榊原は全日本サンボ選手権で3度も優勝の実績のある、サンボ12年、柔道21年という日本サンボ重量級の重鎮。
そんな組み技ベテランを相手にテコンドー出身のアッカは下馬評で圧倒的不利とされていたが、なんと組む手すらもちぐはぐながら、榊原相手に大健闘。なんと判定0-0。
結局、アグレッシブポイント差で榊原が勝利したが、実績から考えれば、アッカは大健闘と言ってよく、アッカの頑張りは賞賛された。
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アッカは実力者、榊原にアグレッシブポイント差まで迫った。
しかし梅田が佐藤に敗れてしまった為、結果は2-1で木口道場Bチームの勝利となり、チーム・サムライは一回戦で敗退となってしまった。
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梅田は惜しくも敗北。
大会はその木口道場Bチームが決勝まで進むも、決勝戦で大阪商業大学チームに敗れて2位。優勝は大阪商業大学チームとなった。
決勝の画像、レポートは『週刊マット界舞台裏’09年2月26日号』の付録に掲載されますので合わせてお読み下さい。
第9回 全日本サンボ団体選手権大会 結果
優勝 大阪商業大学チーム
大久保 卓哉 
梁本 智弘 
吉井 辰哉
2位 木口道場Bチーム
庄子 充
佐藤 一範
榊原 啓三
3位 木口道場Aチーム
稲葉 雄基
大野 真治
中西 良行
3位 三多摩サンボスクール
伊藤 要
中島 大輔
飯田 正樹
最優秀選手賞 榊原 啓三(木口道場Bチーム)