ジャイアント馬場 驚愕の都市伝説

近年、大きなブームになっている都市伝説、オカルト、そのブームの火付け役になったのは
ハローバイバイ関暁夫の都市伝説
だろう。
「カシマさん」「9・11の真相」など「信じるか信じないかはあなた次第」の決め台詞で話題になり、特にテレビ番組の芸人都市伝説コーナーで一般に広く知れ渡っているので聞いた事がある人もいるだろう。
そんな都市伝説だが、その中にプロレスに関する都市伝説があるのをご存知だろうか?
それはこんな内容である。
「(ジャイアント)馬場にとんでもない都市伝説があります。強力な握力でこめかみをしめつけて相手を失神させる“アイアン・クロー”を必殺技に持つフリッツ・フォン・エリックという往年の名レスラーがいました。
彼と戦う事になった馬場はアイアンクローを恐れ、特訓を開始します。
その特訓はあおむけに寝て顔だけを土でおおい、ジープで顔を引かせる!という壮絶なものでした。
顔面をひかせたところでこめかみは関係ないでしょ!と誰もがツッコミを入れたくなりますが、その特訓のかいあって、馬場はアイアンクローに耐えて、勝利を収めたというのです・・・。」
この話を聞いて古いプロレスファンならピーンとくると思う。
勿論、エリックは馬場のライバルで何度も名勝負を行っているが、こんな特訓を馬場が実際にやっていた訳ではない。
そう、このエピソードは梶原一騎原作の馬場の自伝漫画『ジャイアント台風』に掲載されたエピソードなのだ。
今でこそ梶原一騎原作の漫画はフィクションであると知られているが、連載当時はあれが本当の話と信じられていた事もあったらしい。
ただ、これが都市伝説になったのはプロレスをあまり知らない人がたまたま、この『ジャイアント台風』を目にして、面白おかしく語った所、それに尾ひれをついて、実話として語り継がれていったのだと思われる。
都市伝説とプロレス、意外な所で接点があるものだ。
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これがその漫画での馬場の特訓シーンだ。
美城丈二 80’s プロレス黄金狂時代 ジャイアント馬場の覇道