学生プロレスサミットが新宿FACEを立ち見で埋める満員御礼に

 学生プロレスサミットが、大会関係者が新宿FACE史上最多と話す実数で655人を集めた。平日の午後7時開始前には、歌舞伎町の映画館のほうまで長蛇の列。なにか他のイベントがあるのかと思いきや、すべてはコマ劇場前の雑居ビル7階に向かう客だった。
 第一試合から、すでに場内は立錐の余地がない立ち見客で溢れかえる盛況に。そして新宿FACEを定価の45万円で借りたバカたちが、映画『ガチ☆ボーイ』の公開で勘違いしてしまい、なんと超満員のお客様を集めてしまったのだ。

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 青空下の学園祭で一見さんの客を相手にする場合、冷たい視線や悲惨なやじにさらされることも少なくない学生プロレスではあるが、なにか大きな勘違いをして新宿FACEに集結したこの日のお客は、すでに出来上がっていた。だから選手たちにとってもやりやすい。なにをやってもわいてくれる。

 インディーとメジャーの差が問われる昨今のプロレス界であるが、インディーと学生プロレスの差もない。場内にはスクリーンに各試合ごとにキャラクターを説明するプロモが上映され、会場は爆笑に包まれる。そしてメインイベントは20分の熱戦となり、誰もが満足して帰路についていた。
 大会は大きなアクシデントもなく、卒業生たちを送りだして感動のフィナーレを迎えている。これから、「アナル日記」とあわせて、大会のフォトギャラリーを順次掲載していきたい。

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第二試合 ガリリン・ソーローのフロッグ・スプラッシュが、アーナルガ・シワクチャジャネーカーに決まる連続写真。右下:インキン・オブ・ジョイトイが明治太郎にキック

藤波MSGデビューと学生プロレスの起源『マット界の黙示録』