初心者の書くプロレスコラム『外編 其の四』

 前回、藤波辰巳 vs 前田日明戦を書いたのだが、あの試合を見て、それ以外にも書きたいことがあったので、今回はそれを書かせていただく。

 まず一つ目、実況。
 試合が始まるやいなや、両選手の穿く黒いパンツについて熱く語ってくれる彼。二人のパンツには大きな意味があり、彼らが所属していた(所属している)、新日がどうたらこうたら言っていたが・・・正直言ってどうでもいい。

 目の前では、どんどん試合が展開して言ってるのに、見るところはそこか!!と、どうでもいいものをあそこまで熱く言われると、わきあがる感情は、呆れではなく笑いでしかないであろう。私も、例に漏れず試合をよそに笑い転げてしまった。

 あと、若大将という言葉と、状況説明の上手さが気に入り、彼を調べてみることにした。
 彼は古舘伊知郎、フリーのアナウンサー。
 プロレス実況でも、他の司会者などでもたいへん有名な人らしく、沢山の情報があった。

 その中でも、名(迷)言集はすごく、その表現を聞くと、どんな技だったかなどが容易に想像できるものであった。中には、あまりに酷すぎる表現のものもあったが、その歯に衣着せぬ言い方が、反対にファンに受けたのかもしれない。
 ちなみに、私のお気に入りは「寝耳に水のICBM弾」や「うしろの正面誰だ作戦」等。この意味不明さがとてもいい。

 よくよくプロレスの試合を見てみると、彼が実況をしている者が多いのに気付く。
 他にも名言がないか探してみるのもまた、面白いかもしれない。
 もう一つ書きたいことがあったのだが、上のものとはあまりに内容が異なるため、次回に持ち越しさせてもらうことにする。
 それでは今日はこの辺で。また次回。

梅季颯 山口敏太郎事務所

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