(C)Photo Courtesy of UFC
4月16日(現地時間)にフロリダ州タンパで『UFC on FOX 19: Teixeira vs. Evans』が開催された。
メインイベントではラシャド・エヴァンスがグローバー・テイシェイラと対戦。エヴァンスは前回、ケガからの復帰戦でライアン・ベイダーに敗戦。他方のテイシェイラはオヴィンス・サン・プルーとパトリック・カミンズをフィニッシュしたここ2戦で素晴らしいパフォーマンスを披露している。 実力者同士だけに試合は拮抗すると思われたが、なんとテイシェイラの秒殺TKO勝ち。エヴァンスを金網際に追い込み、テイシェイラの左フックがエヴァンスの顎を撃ち抜いた。これでエヴァンスはダウン、意識を失い追撃のパウンドをレフェリーがストップし、テイシェイラが見事なTKO勝利となった。
また、2年間の欠場から復帰を飾るハビブ・ヌルマゴメドフは当初、メインイベントでトニー・ファーガソンとの重要な一戦に臨むはずであった。 試合まで2週間を切った段階で、ファーガソンの負傷により試合は延期に。ところが”ジ・イーグル”ことヌルマゴメドフはこの大会への出場にこだわった。 そこで登場したのがUFC初登場のダレル・ホーチャーである。シカゴ出身のホーチャーは、MMA戦績22勝0敗というヌルマゴメドフ戦をショートノーティス(直前の試合出場要請)で受諾し、UFCデビューを飾ることとなったのだ。 ヌルマゴメドフはこれまで現ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョス、ベテランのグレイソン・チバウらに勝利を収めており、今回の試合でライト級のトップコンテンダーとしての立ち位置の再確立を狙っている。 試合は、ヌルマゴメドフがホーチャーを金網に押し込みテイクダウン。そしてマット・ヒューズポジションからパウンド連打、更にバックマウントを奪いパウンド連打でレフェリーがストップ。ヌルマゴメドフが見事にTKO勝利となった。
■ UFC on FOX 19: Teixeira vs. Evans
日時:2016年4月16日(現地時間)
場所:アメリカ・フロリダ州タンパ
<ライトヘビー級/5分5R>
○グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
1R 1分48秒 TKO
●ラシャド・エヴァンス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○ローズ・ナマユナス(米国)
判定 3-0
●ティーシャ・トーレス(米国)
<キャッチウェイト(160ポンド)/5分3R>
○ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)
2R 3分38秒 TKO
●ダレル・ホーチャー(米国)
<フェザー級/5分3R>
○カブ・スワンソン(米国)
判定 3-0
●ハクラン・ディアス(ブラジル)
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