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メインではライト級タイトルマッチが組まれた。王者デミトリアス・ジョンソンに挑戦者アリ・バガウティノフとスピーディな動きの両選手がタイトルを賭けて激突。試合は、なんとバガウティノフがテイクダウンに成功するという見せ場も作ったが打撃に勝るジョンソンが試合を優位に進め、判定勝ちで王座防衛を果たした。
セミファイナルで行なわれたウェルター級は、勝者は即タイトル挑戦でもおかしくないローリー・マクドナルドとタイロン・ウッドリーが激突。特にマクドナルドは地元カナダという事もあって、凄い歓声で迎えられた。その声援を受けて圧倒。打撃でもウッドリーを金網に追い込み、最後はテイクダウン、サイドをとってパウンドで見事に判定勝利。もうタイトル戦は目の前だろう。
ライトヘビー級、ライアン・ベイダーとハファエル・カヴァウカンチは、ダース・ベイダーのニックネームももつ人気者ベイダーが、元ストライクフォース王者、 カヴァウカンチにテイクダウンを決め続けて判定勝ち。得意のレスリング力を駆使して連勝、復調の兆しが見えてきた。
今大会、裏のメインと言えるのが、元UFCヘビー級王者であるアンドレイ・アルロフスキーの復帰戦だ。UFCがかつて低迷していた時期にヘビー級王者として団体を支えていたが、契約交渉が決裂して離脱。離脱後はストライクフォースなどで試合をしたが、一時は4連敗もするなど不調に陥っていた。しかし、近年は復調しており、再びUFCと契約となった。2008年以来のオクタゴンという事だが、相手もヘビー級の強豪、ブレンダン・シャウブ。実力者同士という事もあるのか、非常に慎重な両者、スタンド打撃の攻防もすぐに、組合、アルロフスキーが金網に押し込む展開が目立つ。3Rには、シャウブがテイクダウンに成功させるも、試合前半の微妙な1、2Rをやや押していたアルロフスキーが取ったのか判定は2-1でアルロフスキーが勝利。なんとか復帰戦を勝利で飾ったものの、不完全燃焼という感じだった。
また、日本からは、ストラッサー起一と田中路教が参戦。プレミアムカードでそれぞれ勝利している。
今大会は6月15日、午前11時からにWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送されました。
■ UFC 174
日時：2014年6月14日
場所：カナダ・バンクーバー
＜メインイベント フライ級タイトルマッチ＞
○デミトリアス・ジョンソン（王者）
判定 3-0
●アリ・バガウティノフ（挑戦者）
※ジョンソンが王座防衛
＜セミファイナル ウェルター級＞
○ローリー・マクドナルド
判定 3-0
●タイロン・ウッドリー
＜ライトヘビー級＞
○ライアン・ベイダー
判定 3-0
●ハファエル“フェイジャオン”カヴァウカンチ
＜ヘビー級＞
○アンドレイ・アルロフスキー
判定 2-1
●ブレンダン・シャウブ
＜ライトヘビー級＞
○オヴィンス・サンプルー
2R 2分10秒 キムラ
●ライアン・ジモー
プレミアムカード
＜ウェルター級＞
○ストラッサー起一
1R 2分52秒 チョークスリーパー
●ダニエル・サラフィアン
＜女子バンタム級＞
○ヴァレリー・レトーノー
判定 2-0
●エリザベス・フィリップス
＜バンタム級＞
○イーヴ・ジャボウィン
判定 3-0
●マイク・イーストン
＜ライト級＞
○バン・テヒョン
3R 2分01秒 TKO
●ケイジャン・ジョンソン
＜バンタム級＞
○田中 路教
判定 3-0
●ローランド・デローム
＜ライト級＞
○ジェイソン・サッゴ
1R TKO
●ジョシュ・ショックリー
電子書籍版はマット界舞台裏6月26日号WNC消滅W1再編秋山援軍谷川K1美少年IceRibbon広島BJWファイブ11に掲載されました。
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