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2月21日（現地時間）にペンシルベニア州ピッツバーグで『UFC Fight Night 83: Cowboy vs. Cowboy』が開催された。
メインはドナルド・セラーニとアレックス・オリベイラが対戦した。
ドナルド・セラーニは学生時代に始めたキックボクシングでムエタイのS1全米ライト級王者を獲得するなど、キックボクシング29戦負けなしの実績を残し総合格闘技へと転身。その後もWECなどを主戦場にデビュー9連勝を飾るなど無類の強さを発揮しながらUFCに活躍の場を移した。キックボクシングをバックボーンに右ストレートを得意としているが、打撃だけではなく三角締めやチョークスリーパーなどサブミッションにも定評があり、どちらでも戦えるそのファイトスタイルにはなかなか死角が見当たらない。UFCではファイト・オブ・ザ・ナイトなどイベントタイトルを過去10度受賞するなど”名試合製造機”としても有名で、8連勝してから2015年12月に念願のタイトルマッチに挑むが、ハファエル・ドス・アンジョスの牙城を崩せず敗戦。しかし、直近の9戦での敗戦はその1度だけで、今回は階級を1つ上げてウェルター級に転身しデビュー戦にチャレンジする。
一方のアレックス・オリベイラは2011年に総合格闘技デビューし、これまで13勝をあげ、UFC3連勝中の実力者で、ムエタイをバックボーンに9度の打撃によるノックアウト勝利を積み重ねてきた。前回の試合ではピョートル・ホールマンを相手に見事ノックアウト勝利をあげてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞。ミーンズの欠場によってまわってきたチャンスを活かし、初めてのUFCメインイベントでの勝利で更なるステップアップを狙う！
階級を上げて新たなステージにチャレンジするセラーニがこの試合を制するか？それともオリベイラがUFCの人気者から勝利し番狂わせの勝利をあげるか？試合はセラーニが圧勝。テイクダウンから上を奪い、そして三角締めを極めたセラーニ。これでオリベイラがタップし、セラーニが見事に一本勝ちした。
また、デニス・ベルムデスが日本の川尻達也を迎え撃った。ベルムデスが川尻得意のテイクダウンを逆に奪い、削り合いを制して見事にベルムデスが勝利した。
■ UFC Fight Night 83: Cowboy vs. Cowboy
日時：2016年2月21日（現地時間）
場所：アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ
＜ウェルター級／5分5R＞
○ドナルド・セラーニ（米国）
1R 2分36秒 三角絞め
●アレックス・オリヴェイラ（ブラジル）
＜ミドル級／5分3R＞
○デレック・ブルンソン（米国）
1R 2分38秒 TKO
●ホアン・ジュカオン・カルネイロ（ブラジル）
＜142ポンド契約／5分3R＞
○コディー・ガーブラント（米国）
1R 4分18秒 TKO
●アウグスト・メンデス・タンキーニョ（ブラジル）
＜フェザー級／5分3R＞
○デニス・ベルムデス（米国）
判定 3-0
●川尻達也（日本／12位）
＜ミドル級／5分3R＞
○クリス・カモージ（米国）
1R 0分26秒 TKO
●ジョー・リッグス（米国）
＜ライト級／5分3R＞
○ジェイムス・クラウス（米国）
判定 3-0
●シェーン・キャンベル（カナダ）
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