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2014年6月6日にオクラホマ州タッカービルで『ベラトール121』が開催された。ベラトールは、通常、シーズン制で決まった期間、毎週大会を開催するが、夏の期間はサマーシーズンという事で月に1回だけ大会を開くという事を6月~8月の三カ月間、行なう事になっている。今年のサマーシリーズ第一弾が今大会である。
今大会はライトヘビー級トーナメントがスタートするのと同時に、ジェームス・トンプソン、ソクジュという世界のメジャー大会で活躍した大物重量級選手のベラトールデビュー戦が目玉として組まれた。
日本のPRIDEでも活躍した人気者ジェームス・トンプソンは、ベラトールのヘビー級で活躍するエリック・ブリンドルと対戦。怪獣対決と煽られたこの一戦は、筋骨隆々の大男2人が金網で対峙するという、これぞ格闘技の醍醐味という対決となった。試合は、トンプソンが圧勝。すぐにブリンドルを金網に押し込みテイクダウン。サイドをとって固定して殴り続けたトンプソンがTKO勝利となった。試合後、メジャーシーンに戻ってきて勝利という事で喜びを爆発させていた。
また、ソクジュもテリー・ダヴィニーのタックルをきり、潰して上になり、マウントポジションで攻撃。打撃を嫌がって背中を向けたダヴィニーをチョークで仕留め、MMAテクニック・ベーシック1という感じで見事に勝利した。
大物2人が揃って完勝、今後のベラトールをますます盛り上げてくれる事は間違いないだろう。
■ ベラトール 121
日時:2014年6月6日
場所:アメリカ・オクラホマ州タッカービル
<ライトヘビー級トーナメント準々決勝>
○フィリップ・リンズ
1R 2分45秒 チョークスリーパー
●ジェームス・ヘイドラージ
<ヘビー級>
○ジェイムス・トンプソン
1R 1分55秒 TKO
●エリック・ブリンドル
<ライトヘビー級>
○ティエリー・ソクジュ
1R 4分16秒 チョークスリーパー
●テリー・ダヴィニー
<ライトヘビー級トーナメント準々決勝>
○エギリウス・ヴァラビーチェス
判定
●カルロス・エドゥアウド
<ミドル級>
○ジョー・ヴェデポ
判定
●コルテス・コールマン
<ライトヘビー級トーナメント準々決勝>
○ケリー・アナンソン
判定
●ロドニー・ウォーレス
<ライトヘビー級>
○レイ・スローン
1R 0分48秒 チョークスリーパー
●ジャメル・ジョーンズ
<ウェルター級>
○ロバート・マクダニエル
判定
●マット・ジョーンズ
<140ポンド契約>
○スティーブ・ガルシア
1R 0分39秒 TKO
●コディ・ウォーカー
<ウェルター級/5分3R>
○ウィリアム・フロレンティーノ
判定
●ギヘルモ・マルチネス
電子書籍版はマット界舞台裏6月19日号次IWGP谷川貞治Glory長瀬館長マカオ泰拳CAC武藤船木BJマリガンに掲載されました。
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