ザビット・サメドフが勝利!「アクマットファイトショー」

(C)Akhmat Fight Show

 12月26日(現地時間)にロシア・グロズヌイで『Akhmat Fight Show 13: Battle in Grozny』が開催された。
 このAkhmat Fight Showはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去にはあのバダ・ハリも参戦している。今大会はメインにキックの大物対決としてポール・スロウィンスキー対ザビット・サメドフが組まれた。共にK-1で活躍しており、特にサメドフはバダ・ハリ、メルヴィン・マヌーフにKO勝ちし、現在11連勝。この2人は2007年にK-1GPで対戦しており、その時はスロウィンスキーがKO勝ちしているが、現在の勢いはサメドフという感じだ。試合は1Rからパンチラッシュを仕掛けるサメドフがスロウィンスキーから2度ダウンを奪い、更に2Rもカウンターでダウンを奪って圧倒。しかしスロウィンスキーも最後まで手を出し肉薄した。判定はダウンを何度も奪っているサメドフで、見事にリベンジに成功した。

 マキシム・グリシン、コンスタンティン・グルホフというMMAでも経験豊富な選手がキックルールで登場、それぞれステフ・ベガバック、ローマン・クリークリャと対戦した。グリシンは、あのソクジュにも勝利しており現在MMA10連勝中。ベカバックもMMA経験豊富な選手だ。試合は両者、激しく打ち合うも、じわじわグルホフが優位になり、ベカバックがクリンチで逃げるという展開に。しかし3R、ベカバックがカウンターの左でグルホフからダウンを奪う。これで判定が分からなくなったがダウンがあっても、それ以外は優位を保っていたグルホフの僅差の判定勝利となった。

 また、セミ前に行なわれたグルホフ対クリークリャも、グルホフはヴァレンタイン・オーフレイム、ケニー・ガーナーという大物をMMAで倒した実績もあるが、クリークリャも若手成長株だ。試合は、長身のクリークリャがグルホフにプレッシャーをかけて詰めるも、グルホフも必死で手を出すという展開。しかし、有利だったのはやっぱりクリークリャで判定勝利となった。

■ Akhmat Fight Show 13: Battle in Grozny
日時:2015年12月26日(現地時間)
場所:ロシア・グロズヌイ

<ヘビー級 K-1ルール>
○ザビット・サメドフ(アゼルバイジャン)
 判定
●ポール・スロウィンスキー(ポーランド)

<ライトヘビー級 K-1ルール>
○マキシム・グリシン(ロシア)
 判定 2-1
●ステフ・ベガバック(クロアチア)

<ヘビー級 K-1ルール>
○ローマン・クリークリャ(ウクライナ)
 判定 3-0
●コンスタンティン・グルホフ(ラトビア) vs 

<ウェルター級 MMAルール>
○スティーブ・カール(米国)
 3R リアネイキドチョーク
●ベスラン・ウシュコフ(ロシア)

<ミドル級 MMAルール>
○プロフェッサーX(フランス)
 3R TKO
●サラム・アドブラヒマノフ(ロシア)

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