ジェイソン・ホッチがムスタファ・アリとの王座戦を制す!TNA iMPACT!

(C)TNA

 TNAは10月22日、アラバマ州ドーサンのドーサン・シビック・センターで「Thursday Night iMPACT!」を放送した。

 メインイベントでは、TNAインターナショナル王者ジェイソン・ホッチがマスターファ・アリを相手に2アウト・オブ・3フォールズ形式の王座戦に臨んだ。両者が反則や場外戦を交える激闘を展開し、最後はホッチがニーへの攻撃でアリを沈め、王座防衛に成功した。

 また、TNA世界王座次期挑戦者決定戦ではセドリック・アレクサンダーが4WAYマッチを制し、Xディビジョン王者アメイジング・レッドへの挑戦権を獲得。アベリー・スタイルズはシングルマッチデビュー戦でジョー・アロンゾを撃破した。

 番組冒頭、約1カ月ぶりに復帰したディレクター・オブ・オペレーションズのダリア・レイが登場した。ダリアは、自身の出場停止期間中にディレクター・オブ・オーソリティーのサンティーノ・マレラとTNAノックアウト世界王者インディ・ハートウェルが番組を台無しにし、自分のキャリアまで危険にさらしたと主張。出場停止になっていなければ、インディが王座ベルトを腰に巻くことも阻止していたと語った。そこへインディが現れ、自らが新王者となったことへの誇りを示した。するとダリアは、ザイヤ・ブルックサイドに再戦権があることを明らかにし、インディが私服姿のままであるにもかかわらず、急きょ王座戦を行うと発表した。試合開始直後、ブルックサイドはインディに襲いかかり、打撃を連発。インディもクローズラインで反撃し、ブルックサイドを場外へ追いやった。ブルックサイドは王座ベルトを手にするが、インディが取り返そうとすると、ブルックサイドはインディの左腕をエプロンに叩きつけ、鉄階段にもぶつけた。リングへ戻ってからも腕への攻撃を続け、アームロックやダブルニーアタックで王者を追い込んだ。インディはダメージを負った腕をかばいながらも反撃。スパインバスターを決めて勝利に迫ったが、ハーツ・ドーナツを狙った際には腕の負傷が影響し、技を完成させられなかった。ブルックサイドはコードブレイカーからダークサイドを狙う。しかし、インディはこれを切り返し、最後はハーツ・ドーナツを決めて3カウントを奪取した。王座防衛を果たしたインディだったが、試合後にノックアウト世界タッグ王者エイペックスが襲撃。シェイナ・ベイズラーがチョーク・テン・チョークを極め、インディを締め上げた。王座を守ったインディにとって、次なる脅威が現れた形となった。

 バックステージでは、TNA世界王者レオン・スレーターが王座獲得の喜びを語り、11月15日の「Destination X」で対戦するトレイ・ミゲルに全力で臨むよう呼びかけた。ミゲルはスレーターの王者としての活躍を称賛しながらも、自分もすべてを懸けて新世界王者になるつもりだと宣言。両者は互いを認めつつも、世界王座を巡る決戦へ向けて闘志を燃やした。

 セドリック・アレクサンダーが4WAY戦を制す アメイジング・レッドに挑戦へ。TNA Xディビジョン王座の次期挑戦者を決める4WAYマッチには、ファビアン・アイヒナー、リッチ・スワン、セドリック・アレクサンダー、KCナバーロが出場した。4選手が入り乱れる展開となり、スワンとナバーロが一時的に協力してアイヒナーを攻める場面も見られた。アレクサンダーはナバーロにデスバレー・ドライバーを決め、アイヒナーはムーンサルトでカウントを阻止するなど、目まぐるしく攻守が入れ替わった。終盤、アイヒナーがスワンにハスタ・ラ・ビスタを狙うと、ナバーロが阻止。スワンとアレクサンダーもエプロン際で激しくぶつかり、ナバーロは場外の相手に飛び込んだ。そこへベア・ブロンソンとブライアン・マイヤーズが介入し、アイヒナーを襲撃。マイヤーズがロスター・カット、ブロンソンがサイドウォーク・スラムを決め、アレクサンダーがムーンサルトで追撃した。アレクサンダーはこの機会を逃さず、ピンフォールを奪取。スワン、ナバーロ、アイヒナーを破り、Xディビジョン王座次期挑戦者となった。試合後、TNA殿堂入り選手でXディビジョン王者のアメイジング・レッドがリングに登場し、アレクサンダーと向き合った。次週の番組では、両者によるXディビジョン王座戦が正式に決定している。

 アベリー・スタイルズがシングルマッチデビュー戦で勝利。フランキー・カザリアンをセコンドに迎えたアベリー・スタイルズが、ジョー・アロンゾとのシングルマッチに臨んだ。スタイルズは手首を取られても切り返し、ドロップキックを決めるなど、序盤から積極的な攻撃を見せた。アロンゾは場外へ逃れてカザリアンを挑発し、スタイルズをエプロン際へ追い込むと、コーナーでキックやチョップを浴びせた。スタイルズは反撃に転じ、ペレキックからフォアアームを連発。ベースメント・フォアアーム・シバーを決めてフォールを狙ったが、アロンゾはカウント2で返した。アロンゾもスーパーキックで反撃し、スタイルズ・クラッシュを狙うが、スタイルズは技を阻止。エプロン際での攻防を切り抜けると、フェノメナル・フォアアームを決め、さらにコーナー最上段からスパイラル・タップを炸裂させた。これで3カウントを奪い、スタイルズがシングルマッチデビュー戦を勝利で飾った。セコンドのカザリアンも勝利を喜び、スタイルズの今後に期待を寄せた。

 エレガンス・ブランドに新たな火種 オールieとキーラ・ホーガンも決裂。バックステージでは、エレガンス・ブランドのTNAノックアウトTV王者M・バイ・エレガンスが、自ら新リーダーになると宣言した。そこへエレイナ・ブラックが現れ、M・バイ・エレガンスはヘザーに対応を求めた。さらにジェイダ・ストーンも登場し、ノックアウトTV王座への挑戦に名乗りを上げた。また、オールieとキーラ・ホーガンもリングに登場。バウンド・フォー・グローリーでノックアウト世界タッグ王座を失ったことについて、オールieは計画通りにいかなかったと悔しさを示し、再戦を要求した。しかしキーラは敗北の責任をオールieに押しつけ、彼女をチームの弱点だと批判。そこへタシャ・スティールズが背後からオールieを襲撃し、キーラも加勢した。オールieが2人に襲われると、ショッツィ・ブラックハートが救出に駆けつけ、キーラとタシャに反撃。タッグ王座を失ったチームの関係は、修復が難しい状況となった。

 ジェイソン・ホッチがムスタファ・アリとの王座戦を制す。メインイベントでは、TNAインターナショナル王者ジェイソン・ホッチがムスタファ・アリを相手に2アウト・オブ・3フォールズ形式の王座戦を行った。アリは序盤からホッチを攻め、チョークホールドやローリング・ネックブリーカーで主導権を握った。ホッチもキックやバックエルボーで反撃し、場外では鉄階段を使った攻防が繰り広げられた。アリはホッチをエプロンの端へ投げ、ジャーマン・スープレックスで追撃。ホッチもロールアップで勝機をうかがったが、アリは切り返しを繰り返し、最後はロールアップで最初のフォールを奪った。ホッチはすぐさま反撃。場外へ飛び込むムーンサルトでアリを攻め、鉄階段やエプロンを使った攻防へと発展した。アリが王座ベルトでホッチを殴打したため、ホッチは反則勝ちによって2つ目のフォールを獲得した。その後も試合は続き、アリはレフェリーの隙を突いてベルトを使った攻撃を狙った。ホッチもベルトを奪い返して反撃し、場外戦は実況席周辺にまで拡大した。アリはホッチを実況席へ叩きつけようとしたが、ホッチはトップロープからの攻撃で反撃。アリがスーパーキックを決める場面もあったものの、ホッチはスパニッシュ・フライで応戦した。終盤、両者は打撃を交わし、アリはベリー・トゥ・ベリー・スープレックスを決めてスワントーン450を狙った。しかしホッチが回避し、アリをコーナーへ激突させると、肩に担ぎ上げて膝へ叩きつける攻撃を決めた。これが決定打となり、ホッチが最終フォールを奪取。2アウト・オブ・3フォールズ戦を制し、TNAインターナショナル王座を防衛した。試合後、TNA世界王者レオン・スレーターがリングに登場し、ホッチの勝利を祝福。2人は王者としての成果を称え合った。

■ TNA iMPACT!
日時:2026年10月22日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国アラバマ州ドーサン ドーサン・シビックセンター

<TNAノックアウト世界王座戦>
[王者]○インディ・ハートウェル
 ハーツ・ドーナツ⇒ピンフォール
[挑戦者]●ザイヤ・ブルックサイド

<TNA Xディビジョン王座次期挑戦者決定4WAYマッチ>
○セドリック・アレクサンダー
 ピンフォール
●ファビアン・アイヒナー
リッチ・スワン
KCナバーロ

<シングルマッチ>
○アベリー・スタイルズ
 スパイラル・タップ⇒ピンフォール
●ジョー・アロンゾ

<TNAインターナショナル王座戦・2アウト・オブ・3フォールズ>
[王者]○ジェイソン・ホッチ
 2フォール獲得
[挑戦者]●ムスタファ・アリ
※ジェイソン・ホッチが王座防衛。