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2026年10月11日、TNA Bound for Glory 2026が開催された。
オープニングマッチでは、リッキー・ソーサがアリシャ・エドワーズをセコンドに従えたエディ・エドワーズと対戦した。ソーサは序盤からドロップキックやムーンサルトで攻め込み、場外戦でもエディを鉄階段にぶつけるなど積極的な攻撃を見せた。しかし、アリシャがレフェリーの注意をそらした隙にDDTを浴びせるなど、エディ陣営は反則まがいの介入でソーサを苦しめた。エディはネックブリーカーやチョークホールドで反撃。タイガーボムを連続で決めたが、ソーサは何度もカウント2で返し、粘りを見せた。ソーサもミチノクドライバーやブルーサンダーボムで応戦。エディがボストン・ニーパーティーを決めると、ソーサは2発のヘッドショットで切り返した。最後はソーサがヘッドショットを連発して3カウントを奪取。キャリア最大の試合と位置づけていた大一番で、ベテランのエディを破る金星を挙げた。試合後、エディはソーサがリングを去るのを止め、握手を交わした。ソーサの実力を認めるような場面となり、TNAでの今後の飛躍に期待が高まる結果となった。
アメイジング・レッドがXディビジョン王座奪取!殿堂入り当日に戴冠。TNA殿堂入りを果たしたアメイジング・レッドが、7WAYスクランブル形式のTNA Xディビジョン王座戦に出場。KCナバーロ、ファビアン・アイヒナー、ライアン・ネメス、BDE、リッチ・スワン、セドリック・アレクサンダーと争った。レッドは大会当日の殿堂入りセレモニーで、Xディビジョン王座戦への参戦をサプライズ発表。殿堂入りの栄誉に加え、現役選手たちと王座を争うという大きな挑戦に臨んだ。試合ではライアン・ネメスがKCナバーロに握手を求めたものの、ナバーロはスーパーキックで拒絶。セドリックはジャーマンスープレックスを繰り出し、スワンもダブルカッターやスワントン450で攻め込むなど、7選手が入り乱れる激戦となった。レッドはファビアン・アイヒナーを相手に攻撃を繰り出し、ナバーロとの対決では両者が師弟関係を意識させる攻防も展開。ナバーロは305から「ブレッシング・イン・ディスガイズ」を狙ったが、決定打には至らなかった。終盤、レッドはナバーロにスパニッシュ・フライを決め、続けてコード・レッドを炸裂させて3カウントを奪取した。殿堂入り当日に王座を獲得するという劇的な結果。Xディビジョンの象徴的存在であるレッドが、再びTNAの頂点に立つことになった。
ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラーが新タッグ王者に!ノックアウト世界タッグ王座戦では、王者のキエラ・ホーガン&アリーが、ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラーを迎え撃った。シェイナは試合開始からアリーをコーナーに押し込み、関節技を狙う。交代したゾーイもキエラの左脚を集中攻撃し、シングルレッグ・クラブで苦しめた。キエラはロールアップで反撃を試みたが、ゾーイはカウント2で返す。シェイナも負傷箇所を狙い続け、王者組の連係を分断した。それでもキエラはサンセットフリップ・ボムで反撃し、アリーへのタッチに成功。アリーはニー・ストライクやスーパーキックでゾーイを攻め、シェイナにも攻撃を加えた。しかし、シェイナがアリーのカバーをカット。ゾーイがキエラをニー・ストライクで攻撃すると、アリーもコードブレイカーで反撃した。最後はゾーイがシェイナにキルショットを狙わせ、シェイナがチョークホールドを極めて勝利。ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラーが新タッグ王者となった。シェイナのTNAデビュー戦は、いきなり王座奪取という結果に。ゾーイとの新コンビがノックアウト部門に新たな勢力を築くことになった。
フランキー・カザリアンがコール・ユア・ショット優勝!王座挑戦権を獲得。優勝者が好きなタイミングで王座に挑戦できる「コール・ユア・ショット・ガントレット」には、多数の選手が出場した。トレイ・ミゲルとエイブリー・スタイルズが最初に登場し、そこからベア・ブロンソン、フランキー・カザリアンらが続々とリングイン。ダッチ、LJ・クリアリー、ギャビー・フォルツァ、マシュー・リュウォルド、ヘザー・バイ・エレガンスらも加わり、リング上は混戦となった。試合にはハーレー・ハドソンやAJフランシス、イライジャ、M・バイ・エレガンスらも参戦。エレガンス・ブランド内の関係をうかがわせる場面もあり、ギャビー・フォルツァがMを脱落させた直後に、ヘザーとハドソンも敗退した。エイブリー・スタイルズはTNAのリングで初めて試合に出場。30分以上に及ぶ激戦の中で奮闘したが、AJフランシスによって脱落させられた。終盤はフランシス、カザリアン、トレイ・ミゲルが中心となる展開へ。カザリアンはフランシスにチョークスラムを浴びたものの、ミゲルがフランシスを排除。残ったカザリアンとミゲルが一騎打ちとなった。ミゲルはエンズイギリからバックエルボー、ロープを利用したムーンサルトにつなげる。カザリアンもロープからのレッグドロップで応戦し、両者は激しい攻防を繰り広げた。最後はカザリアンがフェイド・トゥ・ブラックを決め、ロールアップで3カウントを奪取。ガントレットを制し、いつでも王座に挑戦できる権利を手にした。試合後、カザリアンはエイブリー・スタイルズと組み、TNA世界タッグ王座を狙う意向を表明。獲得した権利をタッグ王座戦に使う考えを明らかにした。
ジェイソン・ホッチがムスタファ・アリを破り新インターナショナル王者に!TNAインターナショナル王座戦は、ムスタファ・アリ、ジェイソン・ホッチ、ジョン・スカイラー、スペシャル・エージェント・ゼロによる4WAYマッチとして行われた。オーダー4の分裂が深刻化する中、アリは1人でリングに登場。かつての仲間たちとの決着を懸けた試合となった。序盤から4選手が激しくぶつかり合い、ホッチはムーンサルトで場外へ飛び出すなど積極的に攻め込んだ。スペシャル・エージェント・ゼロはチョークスラムを繰り出し、スカイラーも複数の相手をまとめて倒すデストロイヤーを決めるなど、試合は大混戦となった。アリはタシャ・スティールズが介入した場面で、スペシャル・エージェント・ゼロとタシャをテーブルに叩きつけるスワントン450を敢行。ホッチとスカイラーも一時的に協力し、ゼロを場外へ排除した。終盤には鉄階段をリング内に持ち込み、危険な攻防が展開された。ホッチは鉄階段の上からアリへのスーパープレックスを決め、勝負を決めにかかる。その後も4選手が互いに攻撃を重ね、スペシャル・エージェント・ゼロがスカイラーにチョークボムを決めるなど激しい展開が続いた。ホッチはブルーサンダーボムからトップロープのダブルストンプを決められると、アリがスワントン450で追撃。しかし、ホッチはこれを切り返してロールアップを決め、3カウントを奪った。ジェイソン・ホッチがムスタファ・アリを破り、新インターナショナル王者に。オーダー4の分裂抗争は、王座移動という形で大きな決着を迎えた。
インディ・ハートウェルが悲願の王座奪取!ザイヤ・ブルックサイドを撃破。TNAノックアウト世界王座戦では、王者ザイヤ・ブルックサイドがインディ・ハートウェルを迎え撃った。特別レフェリーにはミッキー・ジェームスが就任した。インディはブルドッグやアッパーカットで攻め込み、場外でもブルックサイドを鉄柱やエプロンにぶつけた。ブルックサイドはロープを利用して反撃し、場外ではジャーマンスープレックスを決めるなど、王者としての意地を見せた。ブルックサイドはダブルニーやサイド・ロシアン・レッグスイープで攻め、サブミッションでもインディを追い詰める。インディはスパインバスターからパワーボムを決めたが、ブルックサイドはカウント2で返した。ブルックサイドは王座ベルトを手にしてインディを挑発。ミッキー・ジェームスにも平手打ちを見舞い、特別レフェリーを巻き込む展開となった。インディはハーツ・ドーナツを狙ったが、ブルックサイドは露出したコーナーパッドへインディを送り込むなど反撃。それでもインディはコーナー上からのエルボードロップを決め、再びハーツ・ドーナツを狙った。最後はインディがハーツ・ドーナツを炸裂させ、3カウントを奪取。ザイヤ・ブルックサイドを破り、TNAノックアウト世界王座を初めて獲得した。昨年の挑戦機会を糧にしてきたインディにとって、悲願の王座奪取となった。
ムースがマックス・キャスターを撃破!スピアーでオープンチャレンジを制す。ムースは「フランチャイズの顔」として、オープンチャレンジの相手にマックス・キャスターを迎えた。キャスターは序盤からドロップキックやクロスボディで攻め込み、場外では鉄階段を利用した攻撃も披露。椅子を踏み台にしたドロップキックでムースを追い込んだ。ムースは「ゴー・トゥ・ヘル」で反撃し、チョップやチョークホールドでキャスターの動きを止める。キャスターもスーパーキックやトップロープからの攻撃で応戦し、場外ではミック・ドロップを決めた。キャスターはトップロープから再びミック・ドロップを狙ったが、ムースは両膝を立てて迎撃。最後はスピアーを叩き込み、3カウントを奪った。ムースは強敵キャスターを退け、オープンチャレンジを勝利で飾った。
ハーディー兄弟がsyXに敗北!エリック・レッドビアードがまさかの加勢。フォールズ・カウント・エニウェアマッチでは、マット・ハーディー&ジェフ・ハーディーがsyXのジョセフ・ソーヤー&サミュエル・ショウと対戦した。試合前、syXは斧でテーブルを破壊してから入場。ハーディー兄弟はランプ付近で迎え撃ち、ジェフがショウを鉄柱に叩きつけ、ドロップキックを浴びせた。リングではマットが連続攻撃を繰り出し、ジェフとの連係でポエトリー・イン・モーションを狙う。ハーディー兄弟は鉄椅子を持ち込み、syXを椅子に叩きつけるなど、ノーDQルールを利用して攻め込んだ。戦いは客席へと移り、階段を上りながらの乱闘に発展。マットはショウをグッズ販売テーブルに叩きつけ、ジェフも手すりを滑り降りながらソーヤーを攻撃した。ジェフは観客席上部からスワントン450を放ち、テーブルを突き破ってショウを叩きつける。しかし、ソーヤーがレフェリーを押しのけ、カウント3を阻止した。ハーディー兄弟は再びリングへ戻ると、ツイスト・オブ・フェイトでsyXを追い込み、ステージ上にテーブルを設置。勝利目前と思われたが、ここでまさかの展開が待っていた。エリック・レッドビアードが乱入し、マットをテーブルに叩きつけると、ジェフにもパワーボムを決めた。レッドビアードがsyXに加勢したことで、試合の流れは完全に変わった。ジョセフ・ソーヤーとサミュエル・ショウは動けなくなったハーディー兄弟をリングへ運び、最後はソーヤーがピンフォールを奪取。syXが勝利を収めた。ハーディー兄弟は前週のiMPACT!でも襲撃を受けていたが、今大会ではレッドビアードまで敵側に回るという衝撃の展開となった。TNA世界タッグ王座を巡る争いは、さらに複雑な局面へ突入した。なお、番組運営責任者のサンティーノ・マレラは、次回のiMPACT!をハーディー兄弟が主導することを発表。今回の敗北を受けて、兄弟がどのような行動に出るのか注目される。
レオン・スレーターがニック・ネメスを撃破!史上最年少のTNA世界王者誕生。メインイベントはTNA世界王座戦。王者ニック・ネメスが、史上最年少のTNA世界王者を目指すレオン・スレーターを迎え撃った。スレーターは序盤から素早い動きで攻め込み、ハンドスプリング式バックエルボーや場外へのダイブで王者を追い詰めた。しかし、ニックもファムーザーやネックブリーカーで反撃し、スレーターの左膝を狙うなど試合巧者ぶりを発揮した。スレーターはシングルレッグ・ドロップキックやクロスボディで反撃。さらにユートピアを決めてフォールに入ったが、ニックはカウント2で返した。ニックはスリーパーホールドやDDTで攻め、スーパーキックを決めてもスレーターを仕留められない。3連続のエルボードロップからトップロープのエルボードロップを浴びせ、ファムーザーも決めたが、スレーターは粘り強くキックアウトした。ニックがデンジャー・ゾーンを決めた場面でも、スレーターはカウント2で返す。王者の必殺技を耐え抜いたことで、試合の流れは徐々に挑戦者へと傾いた。スレーターはブルーサンダーボムでニックを叩きつけ、場外へ転落した王者にビッグ・プレイ・スレーターを敢行。リングへ戻すと、トップロープからのスプラッシュを浴びせ、さらにスワントン450を決めた。これで3カウント。レオン・スレーターがニック・ネメスを破り、TNA世界王座を奪取した。スレーターは史上最年少のTNA世界王者となり、自ら掲げてきた目標を実現。若き才能がTNAの頂点に立つ歴史的な瞬間となった。
また大会に先立ち、2026年度のTNA殿堂入りセレモニーが開催された。フランキー・カザリアンがプレゼンターを務め、アメイジング・レッドを殿堂入り選手として紹介。レッドはプロレスラーとしてのキャリアを振り返り、これまで支えてくれた人々への感謝を述べた。その場でXディビジョン王座戦への参戦を発表し、後に実際に王座を獲得するという劇的な一日となった。コナンの殿堂入りはNXTのクルス・モンタナが紹介し、本人に代わって受け取った。ODBの紹介はアル・スノーとトレイシー・ブルックスが担当。トレイシーはODBを長年の親友として称え、ODB本人もプロレスへの愛情と、歩みを支えてくれた母親や家族への感謝を語った。
「Bound for Glory 2026」は、複数の王座移動と衝撃的な裏切りが重なった大会となった。レオン・スレーターがニック・ネメスを破ってTNA世界王座を獲得し、史上最年少王者に。アメイジング・レッドは殿堂入り当日にXディビジョン王座を手にし、インディ・ハートウェルとジェイソン・ホッチも新王者となった。ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラーもタッグ王座を奪取し、ノックアウト部門の勢力図を塗り替えた。一方、ハーディー兄弟はsyXとの激闘に敗れ、エリック・レッドビアードの加勢という衝撃の事態に直面した。ムスタファ・アリもインターナショナル王座を失い、オーダー4の分裂は決定的な結果を迎えた。世代交代を象徴するスレーターの戴冠と、ベテラン勢の新たな挑戦、そして抗争の激化。TNAの今後を占う重要な大会となった。
■ TNA Bound for Glory 2026
日時:2026年10月11日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州タンパ ユングリング・センター
<シングルマッチ>
○リッキー・ソーサ
ヘッドショット2連発⇒ピンフォール
●エディ・エドワーズ
<7WAYスクランブル・TNA Xディビジョン王座決定戦>
○アメイジング・レッド
コード・レッド⇒ピンフォール
●KCナバーロ ファビアン・アイヒナー ライアン・ネメス BDE リッチ・スワン セドリック・アレクサンダー
※アメイジング・レッドが新王者となる。
<ノックアウト世界タッグ王座戦>
[挑戦者]○ゾーイ・セラーノ シェイナ・ベイズラー
チョークホールド⇒タップアウト
[王者]●キエラ・ホーガン アリー
※ゾーイ・セラーノ&シェイナ・ベイズラーが新王者となる。
<コール・ユア・ショット・ガントレット>
○フランキー・カザリアン
ロールアップ⇒ピンフォール
●トレイ・ミゲル
※カザリアンが優勝。好きなタイミングで王座に挑戦できる権利を獲得。
<TNAインターナショナル王座戦 オーダー4・4WAYマッチ>
[挑戦者]○ジェイソン・ホッチ
ロールアップ⇒ピンフォール
[王者]●ムスタファ・アリ
ジョン・スカイラー
スペシャル・エージェント・ゼロ
※ジェイソン・ホッチが新王者となる。
<TNAノックアウト世界王座戦>
[挑戦者]○インディ・ハートウェル
ハーツ・ドーナツ⇒ピンフォール
[王者]●ザイヤ・ブルックサイド
※インディ・ハートウェルが新王者となる。
<シングルマッチ>
○ムース
スピアー⇒ピンフォール
●マックス・キャスター
<フォールズ・カウント・エニウェアマッチ>
○ジョセフ・ソーヤー サミュエル・ショウ(syX)
Eレッドビアード乱入⇒ピンフォール
●マット・ハーディー ジェフ・ハーディー
※エリック・レッドビアードがsyXに加勢し、ハーディー兄弟を襲撃。
<TNA世界王座戦>
[挑戦者]○レオン・スレーター
スワントン450⇒ピンフォール
[王者]●ニック・ネメス
※レオン・スレーターが新王者となり、TNA史上最年少の世界王者に。