[週刊ファイト10月01日]期間 [ファイトクラブ]公開中
part1『GP制覇ビクトリア弓月22分24秒瀬戸レア”Shine Forever Marigold”』より
▼GP裏MVPお仕事とは何か 敗れた青野未来「瀬戸レアの成長」認めた
photo & text by buffy0628 w/編集部編
・GP裏MVPお仕事とは何か 敗れた青野未来「瀬戸レアの成長」認めた
・丸森レア仙女⇒マリゴ瀬戸「自分がきっかけになる」 岩谷に青野も倒す
・底なし沼の徘徊~真のoverとは? マリゴ新世代アピール2daysの肝
・V弓月、全勝・天麗皇希撃破!クロスアーム・スープレックスH決勝進出
・3試合8分13秒-10分3秒-22分24秒「背番号1」のエース恐るべき
・新時代の幕開け~南小桃、心希ら次代担う若手6人が後楽園で躍動感
・GP後も熱戦続く8人 山中絵里奈ら滞在最後のアリア・ジェームズ迎撃
・「レア、レア」call後楽園945人 総括ロッシー小川が見た”新時代”SNS
・ビクトリア弓月、瀬戸レア、田中きずな~同期3人が描く次の景色とは
▼青野未来 岩谷麻優 ビクトリア弓月 天麗皇希マリーゴールドGP1位通過
▼痛恨失点から3日で復帰・野崎様制し岩谷麻優B組1位「初制覇」宣言
▼GP制覇ビクトリア弓月22分24秒瀬戸レア”Shine Forever Marigold”
GP裏MVPお仕事とは何か 敗れた青野未来「瀬戸レアの成長」認めた
<第5試合 DREAM STAR GP2026決勝トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
〇瀬戸レア
11分52秒 『B0RN THIS WAY』
●青野未来
※瀬戸レアが決勝戦に進出


青野未来はリーグAを首位通過。しかも前日の9・19大会では、翔月なつみを下した直後に「2連覇を必ず成し遂げたい」と宣言。
「明日は3試合勝ち抜いて優勝できます」とまで言い切っていた。
つまり瀬戸レアが止める相手は、単なるリーグ首位ではない。DREAMSTAR GP連覇を狙う前年覇者だった。
試合は一転して長期戦となる。青野がパワーと打撃で押し込めば、瀬戸は腕を狙い続ける。
最後は瀬戸が得意とする関節技、B0RN THIS WAYへ。11分56秒。青野からギブアップを奪った。
公式結果でも、瀬戸の準決勝勝利は「11分56秒、リバース・ウイング・ホールド」と記録されている。
岩谷を丸め込みで仕留め、青野からは関節技でギブアップを奪う。勝ち方まで違う。それがこの日の瀬戸レアだった。
ここで重要なのが、青野の試合後コメントだ。
前年覇者として悔しさを隠せない一方で、青野は瀬戸の勝利を単純な敗北として片付けなかった。
「ギブアップなんていつぶりだろう。でもこれはレアの成長」
青野が敗者として瀬戸の成長を認めたことも、この一戦の意味を大きくした。
丸森レア仙女⇒マリゴ瀬戸「自分がきっかけになる」 岩谷に青野も倒す

瀬戸は昨年の「じゃじゃ馬トーナメント」でも悔しい経験をしている。そこで終われなかった選手が、今年はGPの決勝トーナメントで岩谷、青野という実績者を連続撃破した。
名前を売るための一勝ではない。自分より先を走ってきた選手を、自分の力で一人ずつ抜いていった。
青野を破り決勝進出を決めた瀬戸の言葉は明快だった。
「今年のDREAM STAR、自分が勝って瀬戸レアのビッグウェーブを巻き起こします」
この日の瀬戸には、確かに「波」があった。岩谷を2分10秒。青野を11分56秒。瀬戸レア自身が、マリーゴールドの中心へ割って入るところまで来ていた。
瀬戸を語る上で外せないのが、そのキャリアだ。
2023年に仙女で丸森レアとしてデビューし、体調不良による退団後にマリーゴールドで再デビュー。以前、瀬戸は仙女の活躍を喜びながらも、マリーゴールドももっと世間からポジティブな話題として取り上げられる存在にならなければいけない、そして自分自身がそのきっかけになりたいという趣旨を語っていた。
底なし沼の徘徊~真のoverとは? マリゴ新世代アピール2daysの肝

9・20のリングは、その言葉を自ら実践する場所になった。
岩谷麻優を倒した。
青野未来を倒した。そして決勝まで来た。
「マリーゴールドを話題にするためのきっかけになりたい」と語っていた選手が、自分自身を話題の中心に押し上げた。
やる側・作る側から底なし沼を徘徊して楽しむ大人のファンにとって、今回の『DREAM STAR GP2026』は興味深いものだった。なにしろ石川奈青のGP欠場があった。
▼石川奈青マリーゴールドGP欠場闇 ゴチカ荒川凱旋 CHIAKI岩谷突破
輪をかけてケガの欠場続出が星取り進行表を狂わせる。スポーツ芸術を楽しむ側なら、どうすべきか。ピンチの時は大黒柱の岩谷麻優というのも1つのセオリーではある。もっとも、昨年準優勝だったビクトリア弓月というのは、当初からの計画なのだ。しかし、ケガからの復帰は見切り発車であり、後楽園連戦の初日・第1試合、3way戦でお茶を濁していた試合運びを見る限り、「これでは説得力がない」と不安を覚えたハズだ。
ただ、10・24両国国技館を控えるマリーゴールドにとって、ここで新世代をアピールせねば次に回していけない。
瀬戸レアが控えていた。そうか、この娘が残っていたのか。第5試合で大会の全体像に納得する。
3年目にしてビジネス的にピンチが囁かれるマリーゴールドだが、ここで大会の肝カード、真にoverさせたい選手に気が付くのだ。