ザ・ネメスがタッグ王座防衛!Lスレーターが世界王座挑戦へTNA iMPACT!

(C)TNA
 2026年8月27日、TNA「Thursday Night iMPACT!」がカナダ・オンタリオ州ブランプトンのCAAセンターから放送された。

 番組冒頭、TNA世界王者とTNA世界タッグチーム王者の二冠を保持するニック・ネメス、ライアン・ネメスが登場。二人はロックダウンを経て再び世界タッグ王座を手にしたことを祝福し、自分たちこそプロレス界最高のファミリーだとアピールした。

 そこへTNA Xディビジョン王者レオン・スレーターが割って入り、ニック・ネメスと対峙。スレーターは「Option C」を行使し、Bound for GloryでTNA世界王座に挑戦することを宣言した。

 さらにスレーターは世界タッグ王座にも目を向け、パートナーとしてリッキー・ソーサを選択。ディレクター・オブ・オーソリティのサンティーノ・マレラが、メインイベントとしてザ・ネメス対スレーター&ソーサによるTNA世界タッグチーム王座戦を正式決定した。

 イライジャはベア・ブロンソンと対戦。ブライアン・マイヤーズが見守るなか、両者は激しい打撃戦を展開した。

 ブロンソンがサイドウォークスラムやチョークボムで追い込む場面もあったが、イライジャはアラバマスラムから反撃。最後はブロンソンがロープに登ったところへニーストライクを叩き込み、ハイウェイズマン・フェアウェルで3カウントを奪った。

 しかし試合後、ザ・システムがリングに乱入してイライジャを襲撃。イライジャがロックダウンでの抗争から新たな標的となった。

 負傷者報告では、ロックダウン出場者の多くが重傷を負ったことが明らかになった。

 KCナバロは欠場を余儀なくされ、ジェイソン・ホッチは肋骨を打撲。セドリック・アレクサンダーもロックダウンのXディビジョン戦以降、試合出場を控えている。

 さらにTNAインターナショナル王者ムスタファ・アリは肺穿孔により欠場すると発表された。

 TNAノックアウト世界タッグチーム王者となったアリーが登場。ロックダウンでキーラ・ホーガンとともに王座を獲得したことを喜び、キーラに改めてTNAのリングに戻ってきたことを歓迎した。

 キーラもTNAへの強い思いを語り、TNAに戻ってきたことを「家に帰ってきた」ように感じているとした。

 一方、エレイナ・ブラックもロックダウンを振り返り、自身のパフォーマンスには誇りを持っているものの王座を獲得できなかったことへの悔しさを吐露。「エレイナ時代」の始まりだと宣言した。

 ジェイソン・ホッチはトレイ・ミゲルと組み、ジョン・スカイラー&スペシャルエージェント0と対戦。

 試合序盤からオーダー4側はミラ・ムーアの介入を交えながらホッチの負傷した肋骨を攻撃。エージェント0はホッチを鉄柱やターンバックルに叩きつけ、タワースープレックスまで繰り出して追い込んだ。

 それでもホッチは耐え抜き、ミゲルへのタッチに成功。ミゲルがスカイラーに延髄斬り、メテオラと攻撃を畳みかけ、最後はエージェント0がホッチを場外へ投げ飛ばした隙を突いてスカイラーをフォール。ミゲル&ホッチ組が勝利した。

 試合後、病院にいるムスタファ・アリからホッチへメッセージが届く。アリは休戦を提案し、オーダー4への復帰を持ちかけるという新たな展開を見せた。

 舞台裏ではライチャスがBDEとリッチ・スワンの前に現れた。

 スワンが退去を求めるなか、ダッチはBDEにスポットライトを当てるため、運営責任者ダリア・レイに試合を組むことを提案。BDEに提案を残してその場を去った。

 そして注目されたのがエイブリー・スタイルズの登場である。ジア・ミラーがTNA最新契約選手としてエイブリーを紹介。エイブリーはTNAとの契約について「夢が叶った」と語り、ここから自身の物語を始める決意を示した。

 そこへムースが現れてエイブリーにアドバイスを送り、さらにフランキー・カザリアンも加わった。

 カザリアンはエイブリーに対し、父親の足跡を単に追うのではなく、自分自身の道を歩んでほしいと激励。エイブリーならできると太鼓判を押した。
 
 TNAノックアウト・テレビジョン王座決定戦は、M by Elegance対ジェイダ・ストーン。トーナメント戦とは異なり時間制限なしで行われた決勝戦。序盤から両者が丸め込みを連発し、ストーンはミサイルドロップキック、スタンディングムーンサルトで攻勢に出る。

 対するM by Eleganceは場外でストーンをエプロンに叩きつけ、さらにホイールバロースローでダメージを与えた。リング内でも負傷した腕を集中攻撃し、チョークホールドやフォールアウェイ・スラムで追い込んでいく。

 ストーンもスパーク・スタナー、619、ダブルストンプ、ムーンサルトと反撃。Mのタワー・オブ・エレガンスを2カウントで返すなど粘りを見せた。

 終盤、Mがムーンサルトをかわされると、ストーンもスパーク・スタナーを狙う。しかしMがこれをかわし、丸め込みから切り返して3カウント。M by Eleganceが勝利し、TNAノックアウト・テレビジョン王座を獲得した。

 メインイベントは、TNA世界タッグチーム王者ザ・ネメス対リッキー・ソーサ&レオン・スレーターの王座戦。

 試合開始前、ニック・ネメスは観客に向けて王座を守ってリングを後にすると宣言。対するスレーター&ソーサは若さとスピードを武器にネメス兄弟へ挑んだ。

 スレーターはライアン・ネメスに10カウントの打撃を浴びせ、ソーサとの連携で攻撃。さらにスレーターがライアンをユートピアで叩きつけるなど、挑戦者組が序盤から王者を追い込んだ。

 中盤に入るとネメス兄弟がスレーターを孤立させる。ニックとライアンは交互に攻撃し、目や肩への集中攻撃も見せた。スレーターはスーパーキックでライアンを倒して脱出を図るが、両軍ともダウンする激しい攻防となる。

 終盤はソーサとニックの一騎打ちに。ソーサがムーンサルト、ツイストネックブリーカー、ブルーサンダーボム、スプリングボードカッターと畳みかけ、ニックから何度も2カウントを奪う。

 さらにソーサがパワーボムを決めてフォールするもニックは返す。ソーサがヘッドショットを狙ったところ、ニックがデンジャーゾーンで切り返し、そのまま3カウントを奪取した。

 ザ・ネメスが世界タッグ王座を防衛。スレーターはこの日、タッグ王座こそ逃したものの、すでに「Option C」によってBound for Gloryでニック・ネメスのTNA世界王座に挑戦することが決まっている。

 ロックダウン後のiMPACT!は、ニック・ネメス対レオン・スレーターの世界王座戦、エイブリー・スタイルズのTNAデビュー、ムスタファ・アリとジェイソン・ホッチの関係など、次なる抗争を一気に動かす内容となった。

■ TNA iMPACT!
日時:2026年08月27日(現地時間・放送日)
会場:カナダ オンタリオ州ブランプトン・CAA センター

<第1試合 シングルマッチ>
○イライジャ
 ハイウェイズマン・フェアウェル⇒ピンフォール
●ベア・ブロンソン
(ブライアン・マイヤーズ同席)

<第2試合 タッグマッチ>
○トレイ・ミゲル ジェイソン・ホッチ
 メテオラ⇒ピンフォール
●ジョン・スカイラー スペシャルエージェント0
(オーダー4による)

<第3試合 TNAノックアウト・テレビジョン王座決定戦>
○M by Elegance
 丸め込み⇒ピンフォール
●ジェイダ・ストーン
※M by Eleganceが初代TNAノックアウト・テレビジョン王者となる。

<メインイベント TNA世界タッグチーム王座戦>
【王者組】○ザ・ネメス(ニック・ネメス ライアン・ネメス)
 デンジャーゾーン⇒ピンフォール
【挑戦者組】●リッキー・ソーサ レオン・スレーター
※ザ・ネメスが王座防衛。


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