[ファイトクラブ]ロサンゼルスの老舗「Pink’s Hot Dogs」が日本上陸!「王座ベルト」との繋がり

[週刊ファイト09月03日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼ロサンゼルスの老舗「Pink’s Hot Dogs」が日本上陸!「王座ベルト」との繋がり
 Mike Lano通信員提供 編集部編
・ロサンゼルスの象徴「Pink’s Hot Dogs」が2026年内に東京へ
・ホットドッグ早食いの勝者にWWEのチャンピオンベルト
・WWEのリングでもホットドッグ早食いは実際に行われていた
・東京にやって来るのはホットドッグだけではない


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ロサンゼルスの象徴「Pink’s Hot Dogs」が2026年内に東京へ

 ロサンゼルスを代表する老舗ホットドッグ店「Pink’s Hot Dogs」が、2026年内をめどに日本へ初進出することが決まった。1939年にポール・ピンクとベティ・ピンク夫妻が屋台から始めた店であり、1946年には現在のルーツとなる常設店を構え、ハリウッドの映画スターやミュージシャンらにも愛されてきた、まさにロサンゼルスの食文化を象徴する存在である。日本1号店は東京都内に旗艦店として出店する予定で、日本側ではサンパークがマスターフランチャイズ契約を結び、約15種類のホットドッグを中心にハンバーガー、サイドメニュー、デザート、ドリンクなどを展開する計画となっている。

 Pink’s Hot Dogsは、単に長く営業しているというだけの店ではない。ロサンゼルスのLa Brea AvenueとMelrose Avenueの交差点に店を構え、長年にわたって著名人が訪れる場所として知られてきたことから、ホットドッグそのものと同時に「ハリウッドの空気」を味わえる店としてブランドを確立している。現在のメニューには43種類のホットドッグがあり、著名人やロサンゼルスにちなんだ名前を付けた商品も多く、ショウヘイ・オオタニにちなんだ「Back-to-Back Dog」なども用意されている。

 今回の日本進出で特徴的なのは、日本のホットドッグ市場へ単純にアメリカのメニューを持ち込むわけではない点である。東京店では約15種類のホットドッグを軸に、日本人の好みに合わせた限定メニューやサイズの商品も計画されており、ロサンゼルスの味と日本市場への適応を両立させる方針だ。日本側のサンパークは2030年末までに首都圏を中心として20店舗体制を目指しており、今回の東京出店は単発の海外出店ではなく、日本市場を本格的な成長地域として見据えたスタートになる。

 日本進出の背景には、日本人とPink’s Hot Dogsの間にすでに存在していた強い結び付きがある。

 共同オーナーのリチャード・ピンクは、ロサンゼルスのPink’sを訪れる客の中で日本人が非常に大きな割合を占めていることを明かしており、夏場には50~60%が日本人になるとの説明も出ている。実際、日本から訪れた客がスーツケースを持ったまま店を訪れ、空港へ向かう途中、あるいは空港から移動する途中にPink’sへ立ち寄り、名物のチリドッグを食べていくケースもあるという。

 これは今回の日本進出を考えるうえで非常に重要なポイントである。Pink’sにとって日本は、突然見つけた新市場ではなく、長年にわたって自分たちの店へ足を運んできた客がすでに存在する国なのである。ロサンゼルス旅行の観光ルートの一つとしてPink’sを訪れていた日本人に対して、今度はPink’sの側から東京へやってくる形となるわけであり、いわば「ロサンゼルスで食べていた味が日本へやって来る」という逆輸入に近い展開である。

 リチャード・ピンクも、日本での出店について、ロサンゼルスの伝統や歴史、ハリウッドとのつながりを含めたPink’sの体験を日本の新たな客層へ届けたいという考えを示している。ホットドッグという商品だけを売るのではなく、長年にわたって形成されたブランドの物語そのものを日本へ持ってくることが、今回の出店の大きな意味となっている。

 ここで興味深いのが、Pink’sの日本進出が報じられる一方で、アメリカではホットドッグそのものが別の方向にも進化していることである。

 従来、ホットドッグといえば安価で手軽に食べられる庶民的なファストフードの代表格だった。しかし現在のアメリカでは、キャビアやトリュフ、フォアグラ、金箔といった高級食材を組み合わせた商品や、巨大なサイズを売りにした商品まで登場しており、ホットドッグを単なる軽食ではなく「特別な一品」として楽しむ動きが広がっている。

 高級食材を使ったホットドッグが100ドルという価格で提供されるケースまである一方、全長約61センチにも及ぶ巨大ホットドッグのように、味だけでなく見た目のインパクトを楽しむ商品も登場している。つまり現在のアメリカでは、ホットドッグが「安くて早い食事」という一つの枠から飛び出し、高級化、巨大化、SNS映えという複数の方向へ広がっているのである。

 この変化を考えると、Pink’sの日本進出も単なるアメリカンフードの輸入とは少し違って見えてくる。日本にもホットドッグそのものはすでに広く存在するため、Pink’sが売ることになるのはソーセージとパンだけではなく、ロサンゼルスの歴史、ハリウッドのイメージ、著名人とのつながり、そして「本場で食べるPink’s」という体験なのである。

ホットドッグ早食いの勝者にWWEのチャンピオンベルト

 ここからプロレスファンにとって興味深い話になる。

 アメリカのホットドッグ文化には、単に食べるだけではなく、誰が最も多く食べられるのかを競う競技としての側面が存在する。その代表が、毎年7月4日の独立記念日に開催されるネイサンズ・フェイマス国際ホットドッグ早食い選手権であり、この世界で長年にわたって圧倒的な存在感を示してきたのがジョーイ・チェスナットと小林尊である。

 そして、この大食い競技とプロレスが、実際に一度ではなく複数の形で交差している。

 その最も分かりやすい例が、2024年にNetflixで行われたジョーイ・チェスナット対小林尊の直接対決である。15年ぶりとなった両者の対決は『Chestnut vs. Kobayashi: Unfinished Beef』として配信され、10分間でどちらがより多くのホットドッグを食べるかを競う特別イベントとなった。チェスナットが83本、小林尊が66本という結果でチェスナットが勝利し、この大会では水に浸して食べる方法が禁止されていたため、その条件下で83本という記録を打ち立てた。

 そして、この勝負の決着を演出したのが、まさかのWWEである。

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