[週刊ファイト08月06日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼コディ・ローズがNBC『The Tonight Show』出演
Mike Lano提供 編集部編
・Mike Lano現地報告:コディ・ローズがNBCに出演
・夢だったガイル役を熱弁 少年時代の思い出と俳優としての挑戦
・「この人ならリングに上がれる」著名人たちのWWE適性診断
・テレビ出演に海外ファンから賛否両論も話題性は十分
・父ダスティ・ローデスの遺志を継ぎ頂点へ 波乱のレスラー人生
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Mike Lano現地報告:コディ・ローズがNBCに出演

現地時間7月23日、元WWE統一王者コディ・ローズがアメリカNBCの人気深夜番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』へ出演し、目前に迫ったSummerSlamへの意気込みから俳優として出演する映画『Street Fighter』まで、多彩な話題を軽妙なトークで披露した。WWEを代表するスーパースターが全米屈指の人気トーク番組へ登場したことで、プロレスファンのみならず一般視聴者へもWWEの存在感を強く印象付ける放送となった。
番組冒頭から司会のジミー・ファロンは現在のWWE王座戦線の目玉であるコディを大歓迎し、会場からは大きな歓声が沸き起こった。リング上では常に重厚な王者として振る舞うコディだが、この日はいつものスーツスタイルではなく、トレードマークでもあるストライプシャツにサスペンダー姿で登場。ファロンとの軽妙な掛け合いを交えながら、リング上とは異なる親しみやすい表情を見せ、テレビショーならではのエンターテイナーとしての才能も存分に発揮した。
番組の中心となった話題は、やはり目前へ迫ったSummerSlamで激突するCMパンクとの因縁である。両者はここ数か月にわたり激しい抗争を展開しており、Saturday Night’s Main Eventではベルト攻撃を巡る遺恨がさらに深まっていた。ファロンからその件について質問を受けたコディは、CMパンクによるベルトでの一撃について「あれは偶然ではなく故意だった」と断言。SummerSlamでは必ず借りを返すと力強く宣言し、番組内でも王者としての威厳を失わない姿勢を貫いた。
さらにコディは得意のマイクパフォーマンスも披露し、映画『Independence Day』の名スピーチを引用するような熱量あふれる語り口で会場を盛り上げる。リング上そのままの迫力あるプロモーションを全米ネットワークで展開したことで、プロレスを普段見ない視聴者へも強烈なインパクトを残した。CMパンクに対して放った挑発的な言葉の数々は、SummerSlamへ向けた期待感を一気に高める内容となり、王者として試合を自ら最大限に盛り上げる能力の高さを改めて証明したと言える。
一方で番組ではバラエティー番組らしいコミカルな一面も披露した。スタジオスタッフをプールヌードルで叩いて笑いを誘うなど、普段リング上で見せる真剣な表情とは対照的なサービス精神を発揮。真面目な王者像だけではなく、観客を楽しませるショーマンとしての魅力も随所に感じさせる内容となった。
今回の出演はSummerSlamのプロモーションだけに留まらない。WWEトップスターがハリウッド映画へ出演し、さらに全米ネットワークの人気番組へゲスト出演するという流れは、現在のWWEがスポーツエンターテインメントの枠を超え、アメリカを代表するポップカルチャーの一角を担う存在になっていることを象徴している。コディ・ローズ自身もレスラーとしてだけではなく、映画俳優やメディアパーソナリティーとして活動の幅を広げており、その存在感はリングの外でも着実に拡大を続けている。
SummerSlam決戦を目前に控えた絶妙なタイミングでの今回の出演は、王者コディ・ローズの現在地を改めて全米へ示す絶好の舞台となった。CMパンクとの激闘を控えながらも余裕すら感じさせる振る舞いは、トップスターとしての風格そのものであり、リング内外を問わずWWEの顔として活躍する”アメリカン・ナイトメア”の存在感を強く印象付ける放送となったのである。
夢だったガイル役を熱弁 少年時代の思い出と俳優としての挑戦

今回の『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』出演でもう一つ大きな話題となったのが、2026年10月公開予定の実写映画『Street Fighter』でガイル役を演じることについてである。現在のコディ・ローズはWWE世界王者としてリングの第一線で活躍する一方、俳優としても本格的なキャリアを歩み始めており、世界的人気ゲームの実写映画への出演は、その新たな挑戦を象徴する仕事となっている。
ファロンから「新しい『Street Fighter』でガイルを演じるそうですね」と紹介されると、コディは満面の笑みを浮かべながら「That’s a dream come true.」と即答。その表情からは単なる映画出演ではなく、幼い頃から憧れてきた作品へ参加できた喜びが率直に伝わってきた。
コディは子供時代から『Street Fighter II Turbo』を夢中になって遊んでいたことを明かし、当時の忘れられない思い出を披露した。最終ボスであるM. Bisonまでたどり着き、ようやくクリア目前という場面で、父であり伝説のプロレスラー、ダスティ・ローデスが「もう寝る時間だ」とテレビの電源プラグを抜いてしまったというのである。しかしゲーム機本体の電源までは切られていなかったため、父親が部屋を離れた後にこっそりテレビだけをつなぎ直し、音量を極限まで下げながら最後までプレーしてクリアしたという少年時代の秘話を笑顔で振り返った。
翌日、ダスティから「あと少しだったのにな」と声を掛けられた際も、秘密を守るために「いつかクリアするよ」と演技をしたと明かし、「あれがドラマクラブで身につけた演技力を発揮した最初の仕事だった」とユーモアたっぷりに締めくくると、スタジオは大きな笑いに包まれた。リング上では重厚なプロモーションで観客を魅了するコディだが、このような少年時代の失敗談を飾らず語る姿は、多くの視聴者へ親近感を与えることとなった。
撮影現場についても興味深い裏話を披露した。ガイルというキャラクターを演じるにあたり、アメリカ空軍やAir Combat Commandについて資料を読み込み、軍人としての立ち居振る舞いまで研究したという。しかし実際に撮影現場へ入ると、巨大な金属製の爪を装着したキャラクターや、火の玉を放つ格闘家、特殊な能力を持つ敵役が次々と現れ、「Guileに本当に勝ち目はあるのかと思った」と笑いを交えながら語り、ゲームの世界ならではのスケール感に驚かされたことを明かした。
さらに監督のKitao Sakuraiについては「素晴らしい仕事をしている」と称賛し、共演者についても「本当に豪華な顔ぶれだ」とコメント。ジェイソン・モモアや50 Centら著名キャストとの共演にも刺激を受けたことを語り、レスラーとは異なる映画制作の現場でも充実した時間を過ごしていることをうかがわせた。
番組ではComic-Conでの出来事も紹介された。映画のプロモーションでキャストが勢ぞろいした際、コディだけがガイルのフルコスチューム姿で登場したのである。本人は「レスリングの世界では”フルギミック”で出ることが大事な場面がある」と説明し、ジョン・シナが映画『Peacemaker』の衣装で番組出演していたことにも刺激を受け、「この作品がシリーズ化して長く続いてほしい。そのためにも最初から全力でキャラクターを演じたかった」と、その理由を語った。
もっとも、この行動は映画の広報担当へ事前に相談していなかったため、スタッフは突然の完全装備姿に大慌てとなり、本人も「みんな青ざめていた」と苦笑い。それでもコスチューム姿のままコーヒーを買いに行くなど徹底した”ガイル”ぶりを貫いたことを明かし、会場は再び笑いに包まれた。
現在のコディ・ローズはWWE王者としてリングの頂点に立ちながら、映画俳優としても新たな挑戦を続けている。少年時代に夢中になったゲームのキャラクターを、自らが演じる立場になったという事実は、まさに夢を実現したサクセスストーリーと言えるだろう。レスリング界のトップスターがハリウッドでも存在感を示そうとしている姿は、多くのファンに新たな期待を抱かせるものであり、『Street Fighter』公開へ向けた注目度も今回の出演によってさらに高まる結果となった。
「この人ならリングに上がれる」コディが語った著名人たちのWWE適性診断

番組後半では、ジミー・ファロンが次々と世界的な著名人の名前を挙げ、「もしWWEへ出場するとしたらどう思うか」というユニークな質問をコディ・ローズへ投げ掛けるコーナーが展開された。レスラーとしてだけではなく、WWEというスポーツエンターテインメントの世界を熟知するトップスターならではの視点から、それぞれの著名人について具体的なコメントを披露し、スタジオは終始笑いに包まれることとなった。
最初に名前が挙がったのはNFL史上屈指の名QBとして知られるトム・ブラディだった。コディは以前、Fanatics Festで自身の番組『What Do You Wanna Talk About?』へブラディを招いた際のエピソードを振り返り、「最初は本物じゃないんじゃないかと思ったくらい完璧な人だった」と冗談交じりに語る一方、実際に会話をすると「壁を突き破って走り出したくなるほど刺激を受ける人物だった」と、その人間的な魅力を絶賛した。
その一方で、ブラディ本人がWWEへの興味を示していることについては笑いながら「彼ほどのアスリートなら問題ない。でも、なぜか他競技の有名人はいつも僕のストーリーラインへ巻き込まれるんだ。だから僕の試合には入ってこないでほしい」とコメント。過去にも数々のセレブリティーが自身の抗争へ関わってきたことを踏まえたジョークに、ファロンも思わず笑顔を見せていた。