[週刊ファイト07月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼佐々木健介・北斗晶夫妻が「野菜をとろうフォーラム2026」に登壇
(C)カゴメ株式会社/prtimes buffy0628 編集部編
・健介夫妻-家庭菜園を通じた食育と健康への思いを語る
・山之内すずと三浦克之教授が語った野菜摂取の新たな価値
・健康啓発イベントとして高評価 SNSでも「ナトカリ」の認知拡大
・野菜摂取推進プロジェクトが目指す社会変革
・北斗晶が女子プロレス史に刻んだ壮絶な闘いの軌跡
・佐々木健介が築いた”闘魂継承”のレスラー人生
週刊ファイトはファイトクラブ
▼時代錯誤が生んだWJプロレスの悲劇~消えたプロレス団体
▼『中嶋勝彦-宮原健斗』で見たプロレスの素晴らしさと負け惜しみの醜さ
健介夫妻-家庭菜園を通じた食育と健康への思いを語る

7月20日、東京・大手町三井ホールで開催された「野菜をとろうフォーラム2026」に、元プロレスラーで現在はタレントとして幅広く活躍する佐々木健介と北斗晶夫妻がゲストとして登壇した。同フォーラムは、日本人の慢性的な野菜不足の解消を目指す「野菜摂取推進プロジェクト」の一環として開催されている恒例イベントであり、今年で3年目を迎えた。当日は約300人の来場者が会場を埋め、野菜の魅力や健康的な食生活について、専門家による講演とゲストによるトークセッションを通じて理解を深める機会となった。
イベントには佐々木健介、北斗晶夫妻のほか、山之内すず、滋賀医科大学の三浦克之教授も登壇し、それぞれの立場から野菜を積極的に摂取することの大切さについて語ったが、中でも会場の注目を集めたのは、日頃から家庭菜園に取り組み、実生活の中で野菜と向き合っている佐々木夫妻のエピソードであった。
プロレスラー時代から体づくりのため食生活を重視してきた2人は、現在では家庭菜園を生活の中心の一つとしており、イベントでは「ほぼ農家です」と笑顔で紹介。実際に畑で栽培している野菜や収穫の様子を写真とともに披露し、ナスやキュウリなどを家族で収穫し、その日のうちに浅漬けなどへ調理して食卓へ並べるという日常を紹介した。現役時代にはリングで激しい戦いを繰り広げてきた2人だが、現在は土に触れながら健康的な生活を送り、その経験を多くの人へ発信する姿は、プロレスファンにとっても新鮮な一面と言えるだろう。
特に印象的だったのは、孫とともに畑仕事を楽しんでいるというエピソードである。北斗晶は「実は孫の名前も『すず』なの」と会場を和ませながら、「この間も自分で採ったピーマンをその場でかじっていたの。こういう経験でお野菜がどんどん好きになってくれるから良かったな」と語り、収穫体験そのものが自然な食育につながっていることを明かした。一方の佐々木健介も、「家庭農園が夫婦円満の秘訣の一つです」と笑顔を見せながら、「採れた野菜を浅漬けみたいにして食べました。家族で食べた後に、収穫してくれた孫にみんなで『ありがとうね』『すずちゃんが採ってくれたきゅうりが美味しいよ』とお礼を言うわけですよ。そうすると彼女は嬉しくなってより野菜を食べてくれるみたい」と語り、野菜を育てることが家族の絆を深めるきっかけにもなっていることを紹介した。
また北斗晶は、最近学んだ「ナトカリ」を意識した料理についても触れ、「はじめ、レシピの材料を聞いた時は物足りないんじゃないかと思ったけれど、そもそも野菜が美味しいとそれで満足するの。料理の味が薄いのを塩味で補うのではなく、野菜のうまみで補うのは改めて大事だと感じました」とコメント。現役時代から長年にわたり身体づくりと向き合ってきた経験を持つ北斗らしい実感のこもった言葉は、多くの来場者に強い説得力を与えた。
トークセッション終盤には、来月還暦を迎える佐々木健介へサプライズとして色鮮やかな野菜で作られた特製の「野菜ブーケ」が贈られ、会場は大きな拍手に包まれた。突然の祝福に佐々木は照れながらも「嬉しいです」と笑顔を見せ、すかさず北斗が「今晩のメニューはラタトゥイユかな!」と冗談を飛ばすなど、リング上では見せることのなかった夫婦ならではの息の合った掛け合いでイベントを締めくくった。プロレス界を代表する名夫婦として長年歩み続けてきた2人だからこそ伝えられる、健康、家族、そして食の大切さは、多くの来場者の心に深く残る内容となったのである。
山之内すずと三浦克之教授が語った野菜摂取の新たな価値

「野菜をとろうフォーラム2026」では、佐々木健介、北斗晶夫妻による家庭菜園をテーマにしたトークだけでなく、日本人の健康寿命延伸を目指す新たな取り組みとして、「ナトカリの日」の制定と、血圧管理における新しい指標「ナトカリ比」の普及が大きなテーマとなった。単なる野菜摂取の呼びかけにとどまらず、医学的な根拠を踏まえながら、日常生活で実践できる健康習慣を提案する内容となり、会場を訪れた来場者はもちろん、健康増進に関心を持つ多くの人々に向けた意義深いフォーラムとなった。
第1部のトークセッションには、若い世代を代表するタレントの山之内すずも参加した。普段からSNSでも自炊料理を数多く発信している山之内は、自身の健康管理について「今はズッキーニにハマっています!」と笑顔で紹介し、「外食が続くと、メンタル的にも体調的にも落ちてしまうので、自分の心と体の健康を守るために自炊を軸にお野菜をなるべく摂るようにしてますね。野菜のおひたしが大好きで、大量に作って現場で配ったりしています」と語った。仕事柄、不規則になりがちな生活を送りながらも、自ら食材を選び、自炊を続けることで健康を維持しているという等身大のエピソードは、同世代の来場者からも大きな共感を集めた。
さらに今年のフォーラムでは、新たな健康啓発の日として11月19日を「ナトカリの日」に制定することが正式に発表された。「11」はナトリウム、「19」はカリウムの原子番号に由来しており、塩分の摂り過ぎを抑えながら野菜や果物に多く含まれるカリウムを積極的に摂取することで、血圧管理や循環器疾患予防につなげようという考え方を広く社会へ浸透させることが目的である。山之内も「『今日ナトカリの日だから自炊しよう』とか健康を意識する日になるといいですね! ナトカリの日に自分の健康チェックをしようかな」と期待を語り、新しい記念日が日常生活の健康意識向上につながることへ期待を寄せた。
続く第2部では、滋賀医科大学の三浦克之教授が登壇し、「野菜の大事さとナトカリ比」をテーマに講演を行った。三浦教授は長年、高血圧や循環器疾患の疫学研究を続けてきた第一人者として、食塩摂取量が多い人ほど脳卒中や心疾患のリスクが高まり、反対に野菜や果物を十分摂取している人ほど循環器疾患による死亡リスクが低下することを国内の大規模調査結果とともに紹介した。
その中で近年注目されているのが「ナトカリ比」である。これは体内に取り込まれるナトリウムとカリウムのバランスを数値化した指標であり、尿検査などでも把握できることから、高血圧や循環器疾患の予防に役立つ新たな健康管理の目安として期待されている。三浦教授は、単純に塩分だけを減らすのではなく、野菜や果物、いも類などカリウムを豊富に含む食品を積極的に食生活へ取り入れることが重要であると説明し、麺類のスープを飲み干さないことや、具だくさんのみそ汁を作ること、低塩タイプの調味料を活用すること、酢や香辛料、香味野菜を利用して塩分に頼らない味付けを工夫することなど、今日から実践できる具体例を数多く紹介した。
今回のフォーラムは、著名人による体験談だけで終わるイベントではなく、医学的根拠に基づく最新の健康知識を分かりやすく伝える場としても高く評価される内容となった。野菜不足が依然として社会課題となる中、「ナトカリ比」という新たな考え方と、「ナトカリの日」という分かりやすい啓発活動を組み合わせることで、健康づくりをより身近なものへ変えていこうという強いメッセージが発信された一日となったのである。
健康啓発イベントとして高評価 SNSでも「ナトカリ」の認知拡大

「野菜をとろうフォーラム2026」は、開催直後からSNSやインターネット上でも様々な反応を集めた。芸能イベントとしての話題性だけではなく、日本人の野菜不足という社会課題を身近なテーマとして伝えた内容が評価され、健康を意識する層や食品業界関係者、さらにはプロレスファンからも好意的な声が相次いでいる。
特に注目を集めたのは、新たに制定された「ナトカリの日」である。これまで減塩については広く知られてきた一方で、「ナトカリ比」という考え方は一般にはまだ十分浸透しているとは言えず、「塩分を減らすだけではなく、野菜や果物からカリウムをしっかり摂ることも重要」という新しい健康管理の視点について、「初めて知った」「分かりやすい考え方だ」「今日から意識してみたい」といった前向きな意見が数多く見受けられた。
また、イベントで紹介された佐々木健介、北斗晶夫妻の家庭菜園のエピソードも大きな反響を呼んだ。プロレス界では”鬼嫁”と”鬼の佐々木健介”という豪快なイメージで知られる2人が、孫と一緒に野菜を育て、収穫し、食卓を囲む様子に対して、「理想の家族」「食育として素晴らしい」「家庭菜園を始めたくなった」といったコメントが多く投稿された。特に、収穫した野菜に対して家族全員で「ありがとう」と感謝を伝える佐々木家のエピソードには、「子どもの野菜嫌い克服にも参考になる」「こういう経験が食べ物を大切にする心を育てるのだろう」と共感する声も少なくなかった。
北斗晶が紹介した「野菜のうまみで満足する料理」という考え方についても、「減塩=味気ないというイメージが変わった」「野菜本来の味を楽しむ食生活を試してみたい」といった反応が広がり、健康だけでなく食事そのものを楽しもうというメッセージが多くの人へ伝わったことがうかがえる。

2026年節分での北斗晶(撮影:buffy0628)