[週刊ファイト07月16日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼海外情報局.880 メキシコCMLL王座戦線AAA乱入TNA始動ロシアRCC
一週間分の海外情報!2026年7月04日~2026年7月08日
・Nネメス新王者として始動! Lスレーター敗れるも存在感!TNA iMPACT!
・RCC 25で3階級の新王者誕生! Vコバレフが王座防衛、Iシュトルコフも存在感
・ボラドールJr.が王座奪取! ミスティコには新たな挑戦状 CMLLアレナメヒコ
・ダミアン・プリーストがAAA電撃デビュー!「AAAを支配しに来た」宣言
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Nネメス新王者として始動! Lスレーター敗れるも存在感!TNA iMPACT!

(C)TNA
7月2日放送の『TNA iMPACT!』は、年間最大大会『Slammiversary』後最初の放送となり、新王者たちの新たなスタートと次なる抗争が一斉に動き出した。

番組は新TNA世界王者ニック・ネメスと弟ライアン・ネメスが登場して開幕。王座戴冠を誇示し、過去にジョン・シナやランディ・オートンにも勝利した実績を自慢するネメス兄弟の前にKCナバロが現れ、「そのやり方は気に入らない」と真っ向から挑発。ライアンとのシングル戦が決定し、ナバロは勝利を収めたものの、試合後にはニックがデンジャーゾーンで襲撃。新王者はベルトだけでなく、その傲慢な姿勢でも存在感を見せつけた。
この日開幕した初代ノックアウトTV王座決定トーナメントでは、マラ・サデがタシャ・スティールズとの接戦を制して準決勝進出。もう一試合ではヘザー・バイ・エレガンスがローズマリーの盟友アリーを破り勝ち上がった。新王座を巡る戦いは早くも白熱している。
Xディビジョン王座次期挑戦者決定6WAYスクランブルでは、ファビアン・アイヒナーが混戦を勝ち抜き、王者セドリック・アレクサンダーへの挑戦権を獲得。スレーター、リッチ・スワン、BDEら実力者を退け、シングル王座戦線へ大きく前進した。
番組後半では新ノックアウト王者ザイヤ・ブルックサイドが王者として初登場。しかし前王者レイ・イン・リーが現れ、不正勝利だったと猛反発。来週のノーDQ戦による王座戦が正式決定し、両者の抗争はさらに激化する。

メインイベントではレオン・スレーターとエディ・エドワーズが激突。若きスレーターは得意の空中殺法で善戦したが、アリシャ・エドワーズとセドリック・アレクサンダーの介入に翻弄され、最後は丸め込みで惜敗。試合後にはセドリックが襲撃するも、リッキー・ソーサが救出。若手二人が共闘し、ザ・システムとの新たな抗争を予感させて番組を締めくくった。
そのほか、リッキー・ソーサを巡ってザ・システムとザ・ライチャスが勧誘合戦を繰り広げたほか、ムスタファ・アリは運営責任者ダリア・レイに働きかけ、ザ・グレート・ハンズへの世界タッグ王座挑戦を実現させるなど、各王座戦線も一気に動き出した。『Slammiversary』後の新章開幕を印象付ける放送となった。
■ TNA iMPACT!
日時:2026年07月02日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ衆国ニューヨーク州オールバニー・ブロードビューセンター
<シングルマッチ>
○エディ・エドワーズ
14分22秒 丸め込み
●レオン・スレーター
<シングルマッチ>
○KCナバロ
8分48秒 ブレッシング・イン・ディスガイズ⇒片エビ固め
●ライアン・ネメス
<ノックアウトTV王座決定トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負>
○ヘザー・バイ・エレガンス
8分13秒 ダブルストンプ⇒片エビ固め
●アリー
<TNA Xディビジョン王座次期挑戦者決定6WAYスクランブルマッチ>
○ファビアン・アイヒナー
11分31秒 パワーボム⇒片エビ固め
●BDE
※出場選手:ファビアン・アイヒナー、リッチ・スワン、BDE、ミスター・エレガンス、ザ・ホームタウン・マン、ジェイソン・ホッチ
<ノックアウトTV王座決定トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負>
○マラ・サデ
10分05秒 ムーンサルト⇒片エビ固め
●タシャ・スティールズ
RCC 25で3階級の新王者誕生! Vコバレフが王座防衛、Iシュトルコフも存在感

(C)RCC
7月4日、ロシア・エカテリンブルクのUGMKアリーナで開催された『RCC 25』は、RCCミドル級王座戦をメインイベントに、ライト級、フェザー級の初代王座決定戦など注目カードが並んだ。ロシアを代表する実力派ファイターが集結し、RCCの新たな歴史を刻む大会となった。

メインイベントではRCCミドル級王者ウラジスラフ・コバレフが、元ACAでも活躍したベテランミハイル・ラゴジンを迎え撃った。ラゴジンは打撃を武器に数々の強豪と渡り合ってきた実力者。一方のコバレフはRCCを代表する王者として着実にキャリアを積み重ね、総合力の高さで評価を高めている。試合は序盤こそスタンドで探り合いとなったが、コバレフがプレッシャーを強めると流れは一変。組みついてグラウンドへ持ち込み、得意のトップコントロールからバックを奪取。そのままリアネイキッドチョークを極め、1ラウンド4分47秒でラゴジンからタップを奪った。危なげない一本勝ちで王座防衛を果たしたコバレフは、RCCミドル級の絶対王者として改めてその実力を証明した。

セミファイナルでは、ロシア格闘技界屈指の人気選手イワン・シュトルコフが、ガジ・アフトマトとRCCフェアファイトルールで対戦した。”ウルトラハルク”の異名を持つシュトルコフは、鍛え抜かれた驚異的な肉体と爆発的パワーで知られるロシアンファイターだ。6歳からサンボを始め、国内外の大会で数々のタイトルを獲得。2015年にプロデビューすると、開始61秒TKOという衝撃的なデビュー戦を飾った。その後はアントニオ・シウバ、ロドニー・ウォレスら元UFCファイターを連破し、一躍ロシア格闘技界のスターとなる。さらに2017年には石井慧を2ラウンドTKOで下し、日本でもその名が広く知られるようになった。2018年には元UFCファイターのファビオ・マルドナド、チアゴ・シウバにも勝利し、ロシア重量級を代表する存在へと成長している。この日はアフトマトとの打撃戦となったが、シュトルコフは終始プレッシャーをかけ続け、有効打を積み重ねる。最後まで攻勢を緩めることなく戦い抜き、30-27が2者、30-28が2者、29-28が1者という文句なしのユナニマス判定勝利を収めた。派手なKOこそ生まれなかったものの、”ウルトラハルク”らしい圧倒的なフィジカルと試合運びが際立つ内容だった。
初代RCCライト級王座決定戦では、ドミトリー・クリモフとバレリー・グリツチンが激突。試合開始からクリモフがグラウンド勝負へ持ち込み、バックコントロールを奪うと、そのままリアネイキッドチョークを極めて一本勝ち。1ラウンド3分53秒という短時間決着で、RCCライト級初代王者の座を手にした。グラップリング能力の高さを見せつけたクリモフは、今後ライト級戦線の中心人物となりそうだ。
フェザー級グランプリ決勝兼初代フェザー級王座決定戦では、アブドゥルマリク・ムギディノフとハビブ・ブラチャホフが対戦。両者とも勝ち上がってきた実力者同士らしく激しい攻防となったが、第3ラウンドにムギディノフがラッシュを仕掛け、パンチの連打でレフェリーストップ。TKO勝ちでグランプリ優勝と初代フェザー級王座を同時に獲得した。RCCフェザー級に新たなスターが誕生した瞬間だった。
RCCは近年、ロシア国内でもトップクラスの総合格闘技イベントへと成長を遂げている。今回の大会では3階級で大きな動きがあり、既存王者コバレフの盤石ぶりに加え、新たな王者たちの誕生が今後のタイトル戦線をさらに活性化させそうだ。