ローラ・バイスがNXT女子王座防衛! AAAルチャは次なる抗争へ

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 6月27日に放送された『Lucha Libre AAA on FOX』は、メキシコ・メリダで収録された模様を放送。試合数は2試合とコンパクトな構成ながら、AAAならではのストーリー展開が色濃く描かれ、今後の大型大会へ向けた布石が数多く散りばめられた内容となった。

 注目を集めたのは、NXT女子王者ローラ・バイスがAAAのリングで王座防衛戦を行ったことだ。WWEとAAAの関係強化を象徴する一戦として大きな意味を持つカードとなった。挑戦者はAAA女子戦線を代表する実力者ラ・イエドラ。序盤からラフファイトを交えながら主導権を奪おうとするラ・イエドラに対し、ローラ・バイスはMMA仕込みの打撃とレスリングテクニックを駆使して応戦した。試合は一進一退の攻防となったが、最後は王者ローラ・バイスが勝負どころを逃さずピンフォール勝ち。メキシコのファンの前でNXT女子王座の防衛に成功し、WWEとAAA双方で存在感を示す結果となった。

 もう一試合では、怪物ファイターガレーノがメカ・ウルフとシングルマッチで対戦した。体格差を生かしたパワーファイトを展開したガレーノは、メカ・ウルフのスピードを問題にすることなく試合を支配。最後は豪快なガレーノ・ドライバーを炸裂させ、圧巻の勝利を収めた。AAAではここ数週間、ガレーノとWWE所属のオモスを巡るストーリーが続いており、この日の勝利も”怪物対決”へ向けたアピールの意味合いが強い。リング上での支配力は群を抜いており、今後もAAAヘビー級戦線の中心人物として期待される。

 一方、この日の放送で最も大きく扱われたのは試合ではなく、サイコ・サーカスを巡るミステリアスなストーリーだった。サイコ・サーカスはパガノが襲撃事件の黒幕だと非難。しかし、そのパガノ自身もバックステージで何者かに襲われていたことが判明する。さらに現場の鏡には「Psycho Clown is next(次はサイコ・クラウンだ)」という不気味なメッセージが残されており、事件はさらに混迷を深める展開となった。

 また、前週に衝撃の復活を果たしたロス・ペロス・デル・マルについても今後の動きが示唆されるなど、AAAらしいユニット抗争が少しずつ動き始めている。

 近年のAAAはWWEとの提携を背景に、試合だけではなく映像演出やストーリーラインにもこれまで以上に力を入れている。今大会もその色合いが非常に濃く、リング上の勝敗以上に、今後の大型イベントへ向けた伏線を積み重ねる放送となった。ローラ・バイスの王座防衛、ガレーノの怪物ぶり、そしてサイコ・サーカスを巡る謎。メキシコマットは再び大きく動き始めている。

■ Lucha Libre AAA on FOX
日時:2026年6月27日(土)
会場:メキシコ合衆国・メリダ

<NXT女子王座選手権>
[王者]○ローラ・バイス
 体固め
[挑戦者]●ラ・イエドラ
※ローラ・バイスが王座防衛

<シングルマッチ>
○ガレーノ
 ガレーノ・ドライバー→ピンフォール
●メカ・ウルフ