(C)CMLL

6月26日、メキシコ・アレナ・メヒコで開催されたCMLL『Viernes Espectacular』は超満員札止めとなり、メインイベントではROH世界タッグ王座戦が行われた。この日の主役となったのは、やはりCMLLの絶対的エース、ミスティコだった。パートナーの**マスカラ・ドラダ**と組み、ROH世界タッグ王者サミー・ゲバラ&ザ・ビースト・モルトス組に挑戦。CMLLとROHの垣根を越えたビッグマッチは、観客の期待通りハイレベルな攻防となった。ゲバラは持ち前の爆発力ある空中殺法で主導権を握ろうとし、モルトスも圧倒的なパワーで流れを引き寄せる。しかしミスティコは慌てることなく試合を組み立て、マスカラ・ドラダとの息の合った連携で徐々に王者組を追い込んでいく。勝負を決めたのは、ミスティコ最大の武器である「ミスティカ」。完璧なタイミングで必殺技を決めると場内は大歓声。3カウントが叩かれ、新たなROH世界タッグ王者が誕生した。
この勝利によりミスティコは近年続く”ベルトコレクター”路線をさらに加速させることになった。CMLLの象徴的存在であるだけでなく、ROHやAEWとの交流戦線でも存在感を増しており、団体の枠を越えて活躍する現代ルチャリブレを象徴するレスラーとなっている。

セミファイナルではエチセロ&ボラドールJr.がフリップ・ゴードン&ティタンと対戦。テクニカルファイターとして評価の高いエチセロが試合を巧みにコントロールし、ボラドールJr.も持ち前の華麗な空中技で呼応。最後はボラドールJr.がカナディアン・デストロイヤーを炸裂させ、実力者同士によるハイレベルな一戦を制した。
そのほかの試合でも、バルバロ・カベルナリオ、ビジャノIII・ジュニア&イホ・デル・ビジャノIII、サンドカンJr.率いるエル・ガレオン・ファンタスマなどCMLLの主力選手たちが存在感を発揮。会場を埋め尽くしたファンを最後まで熱狂させた。
近年のCMLLはAEW、ROH、新日本プロレスとの交流が活発になり、アレナ・メヒコには世界中のトップレスラーが集うようになった。その中心に立ち続けているのがミスティコであり、今回のROH世界タッグ王座戴冠は、その象徴とも言える出来事だった。
今後、この新王者組がROHマットにも本格参戦するのか、あるいはCMLLで防衛ロードを歩むのか。メキシコのみならず北米プロレス界全体にも大きな影響を与える王座移動となりそうだ。
■ CMLL Viernes Espectacular
日時:2026年6月26日(金)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ
<ROH世界タッグ王座選手権>
[挑戦者]○ミスティコ マスカラ・ドラダ
1-0 ミスティカ
[王者]●サミー・ゲバラ ザ・ビースト・モルトス
※ミスティコ&マスカラ・ドラダが新王者
<タッグマッチ>
○エチセロ ボラドールJr.
2-0 カナディアン・デストロイヤー→ピンフォール
●フリップ・ゴードン ティタン
<2/3フォール6人タッグマッチ>
○サンドカンJr. ディフント フリア・ロハ
2-1
●スターJr. シェルワ スター・ブラック
<2/3フォール6人タッグマッチ>
○バルバロ・カベルナリオ ビジャノIII・ジュニア イホ・デル・ビジャノIII
2-1
●ドラゴン・ロホJr. ドラゴン・デ・フエゴ ドラゴン・レジェンダリオ
<2/3フォールタッグマッチ>
○ガラ・ネグラ テッサ・ブランチャード
2-1
●ペルセフォネ ケイラ
<タッグマッチ>
○イホ・デル・パンテーラ パンテーラJr.
1-0
●セレブロ・ネグロJr. インファルト
※月額999円ファイトクラブで読む
▼2026年春も全国を熱くした「猪木展」「闘魂」は決して色あせる事はない
▼イリエマン独占手記:拝啓 アントニオ猪木様 偉大なる先人達へ愛をこめて
▼フィラデルフィアMLW吏南ショッツイ 上谷沙弥Lフロスト Kクロス防衛
※記事別永久保存凝縮PDF各500円販売中
’26年07月09日MLW禁断の扉AEW 猪木50入江 甘井Jドーリング追悼 ノア決算 ラジャ大崎孔稀