(C)PFL
PFLブリュッセル大会は、パトリック・ハビロラがベンソン・ヘンダーソンを20秒KOし、地元ベルギーファンを熱狂の渦に巻き込んで幕を閉じた。フランスのテイラー・ラピルスは、セミメインイベントでイングランドのジェイク・ハドリーに判定勝ちを収めた後、タイトル挑戦をアピールした。
2026年5月23日、ベルギー・ブリュッセル発 — ベルギーの首都で開催されたPFLブリュッセル大会は、ハイレベルなMMAアクションが続いた一夜を終えて閉幕した。

“ベルジャン・ボマー”ことパトリック・ハビロラ(9勝0敗)は、ヨーロッパでも屈指の有望株であることを改めて証明した。MMA界のレジェンド、ベンソン“スムース”ヘンダーソン(30勝13敗)を、開始20秒でジャンピング左フック一撃によりKO。圧巻のパフォーマンスを披露した。これで9戦無敗、8フィニッシュ。ベルギーの新星はランキング上位進出、そしてPFLで無視できない存在になることを目指している。

セミメインイベントでは、勢いに乗るフランスのバンタム級テイラー“ダブル・インパクト”ラピルス(25勝4敗)が、イングランドのジェイク“ホワイト・コング”ハドリー(12勝6敗)に3-0の判定勝利を収めた。ラピルスはMMAには明確なレベル差が存在することを示し、自らが世界トップクラスの選手であることを証明。これで6連勝となったフランス人ファイターは、試合後マイクを握り、即座のタイトル挑戦を要求した。
ボリス・ムバルガ“モダン・グラディエーター”アタンガナ(9勝0敗)は、PFLミドル級戦線に強烈なインパクトを残した。ジャレッド“ナイトトレイン”グッデン(23勝12敗)をKOで撃破。ハイキックでダメージを与えると、ぐらついたグッデンをケージ際へ追い込み、強烈なフックを連打。レフェリーが試合を止めた。
RIZINとのコラボレーションマッチでは、元RIZIN王者の井上直樹(21勝5敗)が、2025年PFLバンタム級トーナメント王者でランキング6位のマルシルレイ“ドゥリン”アルベス(15勝5敗)にスプリット判定で勝利した。井上は序盤、リーチと身長差を活かして距離を支配。しかし次第にアルベスの打撃戦へ巻き込まれ、激しい打ち合いとなった。両者の有効打差がわずか1発という大接戦の末、ジャッジは日本の井上を支持した。
メインカード第1試合では、“ザ・スルタン”ことアサエル・アジュージ(11勝1敗)が、元修斗世界フェザー級王者・佐須啓祐(14勝5敗1分)を2RのハイキックでKOした。元3度の世界キックボクシング王者の経験が存分に発揮され、多彩な蹴りで相手を削った末、強烈なハイキックで佐須をキャンバスに崩れ落ちる前に失神させた。アジュージも試合後のマイクで王座獲りを宣言している。