[週刊ファイト04月23日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼大仁田厚が山梨で“いじめを爆破”-邪道と優しさが交差した甲斐市GET THE GROLY第2章
(C)大仁田屋 編集部編
・電流爆破・山梨県甲斐市大会の模様
・電流爆破と地域愛が融合した大会の全貌と、大仁田厚の壮絶なる死闘
・「大仁田厚×青空は最強」SNSに広がった共感と感動、観客の心を動かす
・大仁田厚と山梨県甲斐市――いまや“帰る場所”となった特別な関係の深化
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電流爆破・山梨県甲斐市大会の模様

4月12日、山梨県甲斐市で「シアタープロレス花鳥風月× Chikako Dance School ×JA山梨みらい いーなとうぶ竜王 主催・GET THE GROLYプロジェクト〜イジメを爆破せよ〜」が開催され、大仁田厚や山梨が地元の佐藤嗣崇らが参戦した。
JA山梨みらいの直売所前に設けられたリングで、プロレス3試合とキッズダンスのパフォーマンスが行われ、メインイベントは電流爆破マッチが行われた。
メインイベントの前には、大仁田はじめ選手一同がリングに上がり、観客に募金のお願いを行った。
この募金は、JA山梨みらいが2023年から取り組んでいる、こども食堂へ農家から寄付された農産物を届ける取り組みに賛同したもの。
地元でキッズダンススクールを主宰する、みながわちか子さんは、「子どもが元気だと、大人も元気をもらえます」と話し、大仁田も「子どもに世代をつなぐことが大切です」と話し、こども食堂への寄付を呼びかけた。
メインイベントの電流爆破マッチは、大仁田厚、佐藤嗣崇 VS ガッツ石島、ザ・シャークのタッグマッチで行われた。
序盤、石島が大仁田を有刺鉄線ボードに押し込み、大仁田の腕がザックリと切れ大流血。
シャークは攻防の末、大仁田に電流爆破バットをお見舞いする。爆発音がとどろき、どよめきと歓声が沸く。
劣勢続く大仁田だったが、意表をつく毒霧を石島に浴びせ、ギターをくらわせる。大仁田は佐藤と連携を取り、シャークへダブルブレーンバスターでダメージを与えると、最後は電流爆破バットを叩き込み、シャークをマットに沈めた。
■ シアタープロレス花鳥風月×Chikako Dance School ×JA山梨みらい いーなとうぶ竜王 主催・GET THE GROLYプロジェクト〜イジメを爆破せよ〜
日時:4月12日
会場:山梨県甲斐市
<メインイベント 電流爆破タッグマッチ「いじめを爆破せよ」>
○大仁田厚 佐藤嗣崇
有刺鉄線バット⇒ピンフォール
ガッツ石島 ●ザ・シャーク
<第2試合 タッグマッチ(特殊ルール)>
花鳥風月軍
※無効試合
JA山梨みらい軍
※レフェリー:石原小鉄
<第1試合 シングルマッチ>
○神崎ユウキ
ピンフォール
●アナルコ
電流爆破と地域愛が融合した大会の全貌と、大仁田厚の壮絶なる死闘

4月12日、山梨県甲斐市のJA山梨みらい いーなとうぶ竜王特設リングで開催された「GET THE GROLYプロジェクト〜イジメを爆破せよ〜」は、3月20日の卒業進級記念大会から続く流れをさらに深化させた第2章として、単なるプロレスイベントの枠を大きく超えた“地域・教育・闘魂”の融合空間となったのである。会場は青空の下、直売所前に設置された特設リングという開放的なロケーションであり、朝から地元マルシェや農産物販売、キッズダンスのリハーサルが行われ、まるで地域のお祭りのような空気に包まれていた。
その中で選手たちは試合前からリングに上がり、こども食堂支援の募金を呼びかけ、JA山梨みらいによる農産物寄付の取り組みを後押しする姿を見せており、この時点ですでに“プロレスが社会とつながる場”としての意味が明確に打ち出されていたのである。
そんな中で迎えたメインイベント、電流爆破タッグマッチ「いじめを爆破せよ」は、この大会のテーマを最も過激かつ直接的な形で体現する一戦となった。大仁田厚と佐藤嗣崇という“闘魂の象徴と地元の誇り”が組んだタッグは、それだけで特別な意味を持っていたが、試合が始まるとその期待をはるかに上回る壮絶な展開が繰り広げられる。
序盤、大仁田厚はガッツ石島に有刺鉄線ボードへ叩きつけられ、腕を深く切り裂かれながら一気に大流血へと追い込まれると、さらにザ・シャークによる電流爆破バットの一撃を受け、爆発音とともにリング上に崩れ落ちるという、まさに“地獄絵図”とも言える状況に陥ったのである。

しかし、それでも立ち上がるのが大仁田厚である。毒霧で流れを変え、ギター攻撃で相手のリズムを崩し、そして佐藤嗣崇との連携によるダブルブレーンバスターで一気に反撃へ転じると、最後は血に染まった電流爆破バットを叩き込み、会場全体を揺るがすような大逆転勝利を収めた。
この一連の流れは単なる技の応酬ではなく、「何度でも立ち上がる」という大仁田厚の哲学そのものが、観客の目の前で具現化された瞬間であり、だからこそ爆発音のあとに起きた歓声は単なる盛り上がりではなく、感情の爆発に近いものだったのである。
試合後、大仁田厚は血まみれの姿でリング中央に立ち、「いじめを爆破せよ!」と叫び、観客とともにその言葉を共有した。
そしてみながわちか子をリングに招き入れ、地元へのエールとともに人と人がつながることの大切さを訴えたこの光景は、電流爆破という最も過激なスタイルの中に、確かな“優しさ”と“希望”が存在していることを強烈に印象づけたのである。
「大仁田厚×青空は最強」SNSに広がった共感と感動、観客の心を動かす

この大会の余韻は、試合終了後すぐにSNSへと広がり、そこには驚くほど一貫したポジティブな反応が並んでいた。「盛り上がった」「楽しかった」というシンプルな感想だけではなく、「山梨らしい温かさとプロレスの激しさが共存していた」「佐藤嗣崇が地元の誇りとして輝いていた」「いじめ撲滅というメッセージがしっかり届いた」といった、より本質的な部分に触れた声が多かったことが、この大会の質の高さを物語っている。特に「大仁田厚×青空=最強」という言葉は象徴的であり、屋外特設リングという環境と電流爆破の迫力、そしてその中で展開される人間ドラマが見事に融合していたことを端的に表していた。