[週刊ファイト4月9日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼ブランキー真帆・復帰前独占インタビュー! 初めて語った胸の内
photo & text by 西尾智幸
・現在欠場中のブランキー真帆に直撃
・感染による大手術が必要だと医師から告知
・キックボクシングの仲間の訃報
・いざ再手術に臨むと・・・
・残った運動麻痺とそこからの再出発
・激痛と闘う練習の日々
・復帰戦はここしかない!
・年内メキシコ遠征への決意
・4月だけで、すでに10大会が確定
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ブランキー真帆・復帰前独占インタビュー! 初めて語った胸の内
2024年の年末、相手選手の蹴りをアゴに受け、2か所を骨折する大ケガを負ったブランキー真帆。2025年の新年早々にプレートで固定する手術を受け、4月には復帰を果たした。
そして9月にはプレートを外して終わるはずだったが、感染が見つかり、大手術が必要だと医師に告げられる。その時、彼女は何を思っていたのか。そして、復帰はどうなるのか。
今回、初めて細かく胸の内を語ってもらった。

― 昨年、11月のデビュー2周年以来のインタビューになるね。今回も宜しくお願いします。
ブランキー真帆(以下真帆) お願いします。
― 早速やけど、一番気になるのがケガの状態だけど、どうして再手術になったの?
真帆 2024年の大晦日に顎を骨折して、去年1月にプレート固定の手術をしたんだけど、今年1月にまた再手術になりました。感染してて骨がくっついてなかったらしくて。
手術は、前のプレートを除去して、感染した歯を抜いて、溶けた骨のところに骨盤から骨を移植して、大きいプレートで固定するっていう、前よりだいぶ大がかりなのになるって話でした。
本当は去年9月にプレートを外して、2週間ほど休めば治る予定やったのに、8月に「骨くっついてません」って言われてマジで絶望でした。
試合も決まってたので欠場したくなくて、無理言って手術を1月に延期してもらいました。
その間は感染が広がらないように、毎日ずっと抗生物質を飲み続けてて、あれって良い菌も悪い菌も全部殺すから体調もずっと悪くて…しんどかったです。
― えー! それは想定外やったね。
真帆 今回の手術はホンマに怖くて…。前は顎を骨折し、ずれてしまってたので手術しないと覚悟はできたけど、今回はごはんも食べれて試合も出来て、不自由なかったのにまた手術って感じで。もし麻酔が覚めなかったらとか嫌な想像してしまったり。前と違って骨移植もしなきゃいけないから、骨盤の骨取ったら受け身とれるのかな?とか。そもそも復帰できるのかとか、めちゃくちゃ不安でした。
固定するプレートを見せてもらったんですよ。そしたらめちゃデカくて、それこそサイボーグみたいな。
しかも、そのプレートを除去するとしたら同じ所を3回も切ることになるから神経を守れないかもしれないし除去するのは難しいって言われたんです。
必ず復帰しようと思ってたけど、こんなデカいプレート入れたまま試合できないし、このまま引退かもってよぎりました。
― すごく葛藤があったんやね。キックボクシングなんかもっと危険なのでは?
真帆 キックボクシングはプレート入れたままだと試合できないので諦めざるを得なかったです。プレート除去してキックの試合をするって目標があったんですけど、除去できないならもう引退だって。受け入れられなくて相当落ち込みました。
でも、プロレスはやりたいって思って手術受けることにしたんですけど、入院した手術前日、やっぱり嫌すぎて。決心がつかなかったです。

そんな時に、キックボクシングのジム生の子が亡くなったことを聞きました。その子は次の試合が決まってて、めっちゃ練習して試合を楽しみにしてたのに。
同じジムの仲間が亡くなったことが信じられなくて悲しくて。でも試合したくても出来ない人もいるんだって思ったら、私はまだ出来ないと決まったわけじゃないのに何を落ち込んでんだ! って思ったんです。時間がかかってもこの子の分まで試合しよう! って、気持ちが切り替わり手術受ける決心がつきました。
― すごいタイミングやったね。悲しい出来事だったけど、それで手術を受けたんや。無事に終われたの?
真帆 手術は全身麻酔で寝てる間に終わって。担当の先生の説明で、顎を開けてみたら骨が完全に溶けてなくて少し残っていて、思ってた以上に軽かったと。歯を2本抜いて人工骨を入れただけで。移植もしてないしプレートも入れてないと聞いて拍子抜けでした(笑)。
その上、今まで入ってた小さいプレート6つも全部取れました。なので今はもうプレート入ってないんです! 想定してた最悪な状態からまさかのいい状態すぎて、めちゃくちゃ嬉しかったです。覚悟してたキックボクシング引退も撤回できました!
― 何それ? 結果悩み損やったんや。でも、それはいい誤算やったわけで良かったね。
真帆 ですね! 退院後は腫れがあったんですけど骨を大きく動かしてない分、前に比べて全然マシでした。右の耳の下から顎の下を切ったのと、口の中は三分の二切ったので傷口がしばらく痛かったです。でも、ごはんも割とすぐ食べれるようになりました。固いものは無理だったけど、卵かけご飯とかリゾットとか、お米が食べれたのは良かったし体重も落ちなかったし。
― その間も会うことあったけど、全然手術受けたって感じなかったもんね。ここが腫れてるとか言われても、言われるまで分からなかったし。
真帆 自分では、やっぱりいつもと違うっていう違和感はありますけどね。
まだ多少の腫れはまだ残ってますけど。でもプレート抜いた分、ぼてっとしてた顎がシャープになりました! 1年悩んでたのでこれはすごく嬉しい! ただ、運動麻痺が出て唇がうまく動かないので、笑うと引っ張られて顔が歪んでる感じで。唇から顎にかけて感覚は鈍いし痺れもあります。冷たいものとか熱いものは過敏で刺すように痛む時もあるんです。
やっぱり顔の見た目はかなりショックです。

― 女子やもんね。ちょっとの変化でも気にするよね。
真帆 ケガしてからずっと、鏡見るたびに悲しくなりました。運動麻痺が出てからは人前に出るのがすごく嫌でしばらく誰にも会いたくなかったです。
プロレスは続けたいけど、人前に立つのがつらくて葛藤してました。受け入れようとして気にしないようにしてるけど、本当はまだまだショック。神経が完全に切れたわけじゃないから、時間はかかっても少しずつ良くなるみたいで、治ることを願って毎日薬を飲んでます。
練習再開も激痛 復帰戦はここしかない メキシコ遠征は年内に