[ファイトクラブ]UFCシアトル、アデサニヤ4連敗の衝撃:激闘連発で進む世代交代

[週刊ファイト4月9日期間] [ファイトクラブ]公開中

▼UFCシアトル、アデサニヤ4連敗の衝撃:激闘連発で進む世代交代
 Photo:(C)Zuffa LLC /UFC by 野村友梨乃
・フィニッシュ連発のシアトル:パイファー4連勝で元王者アデサニア撃破
・Fight of the Night:元RIZINファイター、ムサエフUFC初勝利の裏で波紋
・形勢逆転の衝撃TKO:パイファー、元王者アデサニヤを下し4連勝
・衝撃の一撃から瞬時の極め:グラッソ、バーバーの7連勝を止める
・地元で迎えたラストファイト:キエーサ、一本勝ちで飾る完璧な引退劇
・フィニッシュ連発の夜:UFCが生み続ける次なる物語と偉業の継承


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■ UFC Fight Night: Adesanya vs. Pyfer
日時:2026年3月28日(日本時間:29日)
会場:米国ワシントン州シアトル クライメット・プレッジ・アリーナ

<メインイベント ミドル級 5分5R>
○ジョー・パイファー(米国)16勝3敗
 2R 4分18秒 パウンド⇒TKO
●イズラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)24勝6敗

<コメインイベント 女子フライ級 5分3R>
○アレクサ・グラッソ(メキシコ)17勝5敗1分
 1R 2分44秒 左ストレート⇒KO
●メイシー・バーバー(米国)15勝3敗

<ウェルター級 5分3R>
○マイケル・キエーサ(米国)20勝7敗
 1R 1分03秒 リアネイキドチョーク
●ニコ・プライス(米国)16勝11敗

<フェザー級 5分3R>
○レリアン・ダグラス(ブラジル)14勝5敗
 1R 3分33秒 TKO
●ジュリアン・イローサ(米国)31勝13敗

<ミドル級 5分3R>
○ユズリ・ベルガウイ(オランダ)10勝3敗
 3R 3分39秒 首相撲ヒザ⇒TKO
●マンスール・アブドゥル・マリク(米国)9勝1敗1分

<ライト級 5分3R>
○テランス・マッキニー(米国)18勝8敗(UFC8勝5敗)
 1R 0分24秒 パウンド⇒TKO
●カイル・ネルソン(カナダ)17勝7敗

<ライト級 5分3R>
○トーフィク・ムサエフ(アゼルバイジャン)23勝6敗
 判定 3-0
●イグナシオ・バーモンデス(チリ)17勝7敗

<ライト級 5分3R>
○ランス・ギブソン・ジュニア(カナダ)10勝2敗
 1R 2分56秒 TKO
●チェイス・フーパー(米国)16勝5敗1分

<ヘビー級 5分3R>
○タイレル・フォーチュン(米国)19勝3敗
 判定 3-0
●マルチン・ティブラ(ポーランド)27勝11敗

<女子フライ級 5分3R>
○ケイシー・オニール(豪州)11勝2敗
 1R 3分11秒 TKO
●ガブリエラ・フェルナンデス(ブラジル)11勝4敗

<ライトヘビー級 5分3R>
○ナヴァホ・スターリング(ニュージーランド)9勝0敗
 2R 4分05秒 TKO
●ブルーノ・ロペス(ブラジル)14勝3敗

<バンタム級 5分3R>
△リッキー・シモン(米国)22勝7敗1分
 判定 1-0
△エイドリアン・ヤニェズ(米国)17勝6敗1分

<女子フライ級 5分3R>
○アレクシア・タイナラ(ブラジル)14勝1敗
 判定 3-0
●ブルーナ・ブラジル(ブラジル)11勝7敗

フィニッシュ連発のシアトル:パイファー4連勝で元王者アデサニア撃破
 フィニッシュ決着が連発したシアトル大会で、UFCの現在地が鮮明に浮かび上がった。

 2026年3月28日(日本時間29日)に開催された『UFC Fight Night: Adesanya vs. Pyfer』では、ジョー・パイファーが元王者イズラエル・アデサニヤを下し4連勝。一方で、激闘の裏では議論を呼ぶ試合や歴史的な殿堂入りも重なり、単なる大会の枠を超えた意味を持つ一夜となった。

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Fight of the Night:元RIZINファイター、ムサエフUFC初勝利の裏で波紋
 『UFC Fight Night: Adesanya vs. Pyfer』は、フィニッシュ決着が相次ぎ、会場のボルテージが最後まで途切れることのない大会となった。

 その中でファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれたのが、RIZINでも活躍してきたトフィック・ムサエフとイグナシオ・バーモンデスの一戦だ。

 試合は壮絶な展開となった。2R、ムサエフはダウンを奪われる危険な場面に追い込まれる。しかしそこからテイクダウンを奪い、強烈なパウンドで流れを引き寄せる。右額から大きく出血しながらも戦い続けるバーモンデスとの3Rにわたる激闘の末、ムサエフがUFC初勝利を手にした。

 ただ、この試合は“激闘”だけでは終わらなかった。SNS上では、ムサエフのケージ掴みや頭突き、腕を噛んだのではないかという疑惑、さらにはグローブへの指入れといった反則行為の可能性が指摘され、議論が広がっている。

 バーモンデス陣営のセコンドを務めたベラル・ムハマッドも、レフェリーがそれらを見逃したことに対してSNSで苦言を呈するなど、試合後も波紋は収まっていない。

 とはいえ、あの激しい攻防の中で起きた一連の動きが意図的なものだったのかどうかは、当事者以外には判断が難しい部分でもある。だからこそ、この試合は“名勝負”であると同時に、“議論を呼ぶ一戦”としても記憶されることになるだろう。

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形勢逆転の衝撃TKO:パイファー、元王者アデサニヤを下し4連勝
<メインイベント ミドル級 5分5R>
○ジョー・パイファー(米国)16勝3敗
 2R 4分18秒 パウンド⇒TKO
●イズラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)24勝6敗

 ミドル級メインイベントでは、ランキング戦線を占う重要な一戦として、ジョー・パイファーと元王者イズラエル・アデサニヤが激突した。豪快なフィニッシュで3連勝中のパイファーに対し、アデサニヤは1年1カ月ぶりの復帰戦。オクタゴンに登場すると、会場からは大きな歓声が送られた。一方でパイファーにはブーイング。対照的な空気の中で試合は始まった。

 1R、パイファーは早い段階からテイクダウンを狙いにいく。アデサニヤはそれを冷静に切り、スタンドへ戻すと、得意のカーフキックでペースを作る。パイファーはダメージを受けながらも隙を見て組みつくが、決定的な展開には至らずラウンド終了。立ち技ではアデサニヤが優位に進めた印象だった。

 しかし、試合は2Rで一変する。アデサニヤが前に出てプレッシャーをかけ、カーフで削り続ける中、パイファーは後退せず前に出る選択をする。するとその中で放った右フックがヒット。アデサニヤの動きが一瞬止まる。その隙を逃さずパイファーは組みつき、テイクダウンを奪取。
 マウントポジションを奪うと、形勢は一気に逆転した。

 パウンドを打ち込みながらバックマウントへ移行。防戦一方となったアデサニヤは、顔を歪めながら必死に耐えるが、連打を浴び続ける。これまでの敗戦と重なるように、一度崩れた流れを取り戻すことができない。レフェリーが試合をストップ。2R4分18秒、TKO。パイファーが元王者を仕留め、4連勝を飾った。

 試合後、パイファーはこう語った。
「最高だ。何があっても勝つという気持ちで臨んだ。2Rは距離を潰してプレッシャーをかけ続けると決めていた。アデサニヤはIQも技術も素晴らしい。これからも尊敬し続ける。俺はまだ若いし、もっと強くなれる。チャンスをくれ!」

 一方、敗れたアデサニヤもマイクを握り、「やり続ける、もう一度、もう一度」と再起への意思を口にした。

 試合後には、勝者と敗者が肩を組んで写真に収まる姿も見られた。激しい戦いの後に見せたその光景は、互いへのリスペクトを強く感じさせるものだった。

 元王者を下したパイファーは、確実にトップ戦線へと踏み込んだ。一方で、アデサニヤは4連敗。時代の流れを感じさせる結果となったが、それでもなお、その存在感が消えたわけではない。ミドル級戦線は、確実に次のフェーズへと進み始めている。

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