3・28RISE ELDORADOインタビュー寺田匠、白鳥大珠、カピタン・ペッティンディーアカデミー、笠原弘希

■寺田匠 インタビュー

–YURA選手と練習したのは久々でしたか?

寺田 そうですね。3ヶ月ぶりくらいでした。

–軽い対人練習みたいな感じでしたけど、実際にやってみていかがでしたか?

寺田 会うたびに技術も上がってきている感じがします。

–SNSでもバチバチにやり合っている練習を拝見していますが、ジム内でもマスやスパーリングをやる時はあれが通常ですか?

寺田 日本ではそんなにバチバチやらないです。

–先日オランダへ行かれていて、かなりハードなスパーリングをこなしていたみたいですね。

寺田 1ヶ月で100ラウンドくらいやっていました。

–階級的には上の人と当たる事が多いですか?

寺田 そうですね。やっぱり65kg以上になりますね。

–じゃあパワーやフィジカル面では自信になりそうですね。

寺田 はい。

–今回は安本選手相手ですけれど、その辺りはこの間の会見でも「ガン詰めでいく」と仰っていましたが、パワーで一気に押し潰すようなイメージで行きますか?

寺田 パターンは何個か考えているんですけどそうなると思います。

–今回RISEに参戦する事になったのが以前の団体を辞めてから2日後ぐらいでした。スピード感もあったことから反響がすごく多かったと思うのですが、色々なファンの方の声は寺田選手の耳にも届いていましたか?

寺田 今までで1番色んな方からメッセージが届きましたし、それだけ安本選手がすごい選手なんだなって思いましたね。

–試合まで3週間弱となりましたが、試合が近づいてきた今の心境はいかがですか?

寺田 去年の11月くらいに試合が決まる予定で、そこからずっと追い込んでいたので早く試合がしたいなという感じです。

–4,5ヶ月間、いつ試合があっても良いような状態で仕上げていた状況ですね。

寺田 はい。

–中々試合が決まらない時って辛かったり、モチベーションを維持するのが大変じゃなかったですか?

寺田 すごく大変でしたね。でも3週間後には試合ができるので楽しみです。

–そういう時期もあり歯がゆい状況もあったと思うのですが、団体を飛び出して新しいチャレンジをすることに対しての恐怖心はありませんでしたか?

寺田 恐怖心はなくてただ“戦いたい”という思いだけがありました。

–今回の一連の動きを見て、ずっと寺田選手を応援してきたファンの方の中には複雑な思いがある方もいるのかなと思ったのですが、そういう方に向けて安心させるメッセージを送ってください。

寺田 自分を応援してくれるファンの方達のメッセージでは、どこに行っても応援するっていうメッセージが沢山届いていたので、僕がやりたいようにやろうかなと思います。

–ELDORADOのトレーラー映像で少しあった部分なのですが、「K-1のチャンピオンになっても1番とは言われない」というのは、ご自身がチャンピオンだった時に感じた事なのでしょうか?

寺田 自分の中では1番強いと思っていたんですけど、色んなコメントが来るし第3者の目からしたら違うんだなと思って。やっぱり安本選手が1番強いと言われていたので、1番じゃないのかと疑問を持つようになりました。

–そういう選手がいるから自分が1番だという事を証明するためにこの試合を選んだのですか?

寺田 誰と見たいとかじゃなくて寺田より強いって言われるのが嫌だったので、その1人が安本選手だったって感じです。

–仮に安本選手に今回勝ったら、同じ階級の強いと言われているやつをどんどん狩りにいく流れになりますか?

寺田 フェザー級ではもういないと思うので、安本選手との試合に勝って、そこから決めようと思います。


–対安本選手に向けて1番どの辺りを強化していますか?

寺田 いつもは基本的に自分のスタイルを貫くっていう感じなんですけど今回は対策練習をしていて、これ絶対に当たるなという技が何個かあるので楽しみですね。

–その練習をするという事は、今回はただ自分のスタイルを押し付けるだけでは足りないと感じたからですか?

寺田 はい。

–その対策練習という部分では、新しくスパーリングパートナーを呼んだりもしていますか?

寺田 いつものガン詰めスタイルでは勝てないという事も分かっているし、安本くんと元々同じジムだった与座優貴くんもいるので、ちょくちょく話し合いながら練習しています。

–安本選手のどんな所が特徴的だと思いますか?

寺田 遠い距離からの攻撃とか、力んでいない状態からの攻撃力は実際に体感したら見ているよりも威力があるんだろうなと想定しています。

–シュートボクシングでの試合で、山田ツインズをKOしたパンチ力なんかも強いイメージはありますか?

寺田 トーナメントって運もあるので、山田兄弟も怪我とかで何があるのか分からないので、今はワンマッチの映像を見るようにしています。

–あの試合よりもそれ以前のRISEのリングで戦っている映像の方が参考になるんですね。

寺田 そうですね。

–XのポストでRISEのグローブのサイズに慣れてきたというのを見たのですが、6ozに慣れてきたという事ですか?

寺田 K-1は8ozで、最近のK-1のグローブは毎回新品のグローブで結構分厚かったんですよ。今回RISEのグローブを着けたら、すごい薄かったので軽かったし楽しかったです。

–パンチを当てると違いが分かりますか?

寺田 違うと思います。

–武尊選手のXのポストで「匠に勝って繋いでもらいます」という投稿がありましたが、改めてどういう気持ちになりましたか?

寺田 武尊さんも引退が近づいてきて“今後のキックボクシングをどうしよう”みたいな気持ちもあると思うので、今回すごく強敵ですけどちょっとでも安心して引退試合をできたらいいなと思うので、今回も今後も絶対に勝ちます。

–最後に会場やABEMA PPVで応援してくれるファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。

寺田 3月28日は必ず倒して勝つので応援してください。よろしくお願いします。

■白鳥大珠 インタビュー

–試合目前になってきましたが、試合モードになってきていますか?

白鳥 今年に入ってからずっとなってます。去年11月に負けて、連敗は許されないし大事な一戦なので、今年に入ってから次もまだ決まっていない段階でもしっかりと見据えてやっていました。

–笠原戦を終えてからどのように気持ちを切り替えましたか?

白鳥 笠原戦が終わってからは、正直言って今後どうしていくか自分でも先が分からない状況だったんですよ。自分的には防衛戦かなと最初は思っていたんですけど、それも決まりかけて流れてしまって。と思ったらここで元ONEチャンピオンでRWSとかで活躍しているカピタンが来たので、これは凄いチャンスがまた来たなって感じでした。

–その話が来てモチベーションは上がりっぱなしですか?

白鳥 ずっと上がっています。決まっていた試合が流れて、どうなるんだろうって不安な中でこういう相手が決まったので、ここを勝てばまた新しい道が広がるんじゃないかなと思っています。

–結果的に笠原選手が生き残ったトーナメントの方は今大会で準々決勝が行われますが、やっぱり気になる部分はありますか?

白鳥 もちろん同じ階級ですし、トーナメントに出て勝ち上がっているメンバーですし、原口選手と笠原選手の試合も気になりますし、GLORY勢の試合も気になります。僕はペッチと対戦していますし、また強くなったペッチが日本に帰ってきてどういった試合を見せるのかっていうのは楽しみな点ではあるんですけど、どうしても比べられると思うので、そこのトーナメント勢に負けない試合を見せたいです。

–ちなみに原口vs笠原の試合はどのように予想していますか?

白鳥 笠原くんも僕との試合で今までとは違うスタイルというか、戦略と対策を練っていたと思うんですよ。でも相性的に見て、原口選手が笠原くんの距離に付き合わないで要所要所当てて勝つかなと思います。笠原くんは前に出て打ち合いに持っていきたいと思うんですけど、そこは付き合わないで上手く戦うかなという予想です。

–2人と対戦経験があるので何でも言えますね。

白鳥 そうですね笑。ただどっちにも負けてるからな。

–そこでリベンジするっていうストーリーもこれからできますよね?

白鳥 もちろん。どっちが勝っても負けても、いずれ倒したい相手には変わりないので。それもそうですけど、やっぱり自分がカピタン相手にどういった試合を見せられるかが大事かなと思います。

–今このカピタン選手との試合がものすごく注目を浴びていると思うのですが、その理由として白鳥選手が“リング外”でも活躍しているからだと思います。そちらの反響の方はいかがですか?

白鳥 反響は良くも悪くもといった感じです笑。番組自体を見ている人って今までの格闘技ファンじゃない人が多いじゃないですか。そこからの評判とか好感度は結構悪くないんですよ。だけどABEMAの格闘アカウントがめっちゃキス動画を上げるんですよ。それがめっちゃ回っちゃってヤバいですね。

–良くも悪くもと仰いましたが、悪くもという部分は気にされますか?

白鳥 そんなに気にはしていないです。だけどコメントとかは結構見るんですけど、そのコメントには「カピタン応援!」みたいなのが多いんですよ笑。でも2週連続でキス動画もめっちゃ回ったので、それは別にいいやと思っていたんですけど、ちょっと傷ついたのは「気持ち悪いやん」みたいなコメントに傷つきました笑。

–よく解釈をしたら、白鳥選手に今までなかった“ヒール人気”みたいなのが出たんじゃないですか?

白鳥 だからワンチャン会場でもカピタンコールが起きるんじゃないかって思っています。笑

–逆にそのコールが起きてほしいとも思っていますか?

白鳥 それはそれで面白いですよね。RISEのチャンピオンである俺がアウェーになっちゃったみたいな。それはそれで勝った時も大きいものを得られるのでおいしいかなと思いますけど。

–あえてその空気を楽しみたいですか?

白鳥 楽しみたいというよりかは、カピタンが相手ってそんなの関係なしに実力者なんですけど、それ以外の部分で自分が試される戦いかなと思っているので他のことも含めて楽しみですね。

–万が一インターバル中とかに、そのカピタン人気の煽りでブーイングが起きたらどうしますか?

白鳥 俺にブーイングですか?海外にでも来たのかと思っちゃいそうですね笑。もしかしたらあり得るなと思っていたのは、リングに上がってコールされた時に意外とカピタンの方が声援が多いっていうイメージでした。ブーイングは予想してなかったですけど、ヤジとかも飛んでくるかもしれないですね。でもその時はバシッと倒してマイクで言ってやりますよ。俺みたいにできないからって妬みを言ってくる人もいると思うんですけど、じゃあやってみろよって話なので。そういうのを見せます。

–オンリーワンの特権ですね。

白鳥 本当にそうなんですよ。今モテキングを目指してますけど、やっぱり格闘技で1番っていうのが本当に格好良いので、そこは揺らいでないです。だから相手の肩書きが『ONEの元チャンピオン』というのは今のキックボクシング業界で大きい存在なので、しっかり倒してナンバーワンの道を自分で作っていくために大事な一戦になると思います。

–番組で共演されている川瀬もえさんがラウンドガールをやっているじゃないですか。白鳥選手の試合でインターバル中にラウンドボードを持って動き回ったら意識しちゃう部分はありますか?

白鳥 絶対にリングに入れてくるだろうなとは思っています笑。だけど試合中にラウンドガールを見たら集中力が切れるだけなので普段も全然見ないんですよ。だから試合が終わって一緒に写真を撮る時に肩でも組んじゃおうかなって思ってます。

–開き直っていますね笑。

白鳥 試合が終わってもブーイングが起きますね笑。

–ラブパワーキングダム2の撮影期間はどういうモチベーションで臨んでいたんですか?

白鳥 僕は恋愛リアリティーショーに出るのが2回目なので、1回目の時は映りとか色々気にしちゃってた部分があったんですけど、2月で30歳にもなりましたし、今回は自分を曝け出してやろうっていう思いがあったので振り切ってやっていました。もちろん格闘技に繋がる影響力を持ちたいって思いでやっていましたけど、こういうの言った事ないけどそろそろ彼女がほしいなとも思ってました笑。推薦で出させてもらって、最初は出るのをめっちゃ悩んだんですけど、今の自分の現状だったり試合も勝ち負けあったりしますけど、何か良いきっかけになればいいなっていう思いが1番強かったです。僕は負けず嫌いなので出るからには絶対にナンバーワンになろうっていうモチベーションで臨んでいました。

–全てを曝け出すという事は、あの番組の中でやっている事は普段もやっている事なんですか?

白鳥 それは難しいですね。結構番組は見ていますか?

–切り抜きで流れてくる動画はよく見ています。

白鳥 切り抜きは悪いですよ。そこだけ見るとめっちゃキスするやつですけど、そこまでに色々な過程があるんですよ笑。誰でも良いとかはないですし、そんなこと言ったら複数とキスするなんて考えてませんでしたから。しても1人までって決めてたんですけど、切り抜きじゃ伝わらないと思います。


–切り抜きをファンの人はいっぱい見ていると思うんですけど、番組をちゃんと見てくれという事ですね。

白鳥 あれこれ言う人はちゃんと見てほしいですね。切り抜きだけ何百万回再生されても番組全体を見ないと意味がないので。ちゃんと見たら白鳥大珠という人間性が分かると思います。

–番組に出演したことで新しく白鳥選手のことを知った人たちにも、今回の試合を見に来てほしいとかPPVを買って見てほしいという気持ちはありますか?

白鳥 もちろんありますよ。さっきも言ったんですけど格闘技以外の番組とかに出演するのは、結局は1番が格闘技だからなので。1選手として大きい会場で毎回出させてもらっていますけど、会場を見渡した時に席が埋まっていないと悔しい気持ちになりますし、少しでも格闘技に興味を持ってもらえる層が増えたら良いなという思いはずっとあるので。キックが低迷していると言う声もありますけど、もう一度やっていくには僕だけでは無理ですし、他の選手たち皆んながそれぞれの個性を出していかないとダメだと思うので、僕が今できることをやっています。実際に番組が始まってからDMとかでも「格闘技に興味はなかったけど、大珠くんを見て格闘技を見てみたくなりました」っていう声も結構くるので、そういう声を聞けた時点で出演して良かったなと思いました。

–今までとは違う人から街中で声をかけられるようになったりしましたか?

白鳥 基本的にジムとかも車で移動するので街中に出ることが少ないんですけど、それでもラブパワーキングダム見ましたって女の子に言われることが何回かありましたね。

–じゃあ試合当日はブーイングをかき消すくらい黄色い声援が飛んでくるかもしれないですね。

白鳥 今回でどこまで集客できるかっていうのは難しい話だと思うんですけど、3月28日って番組も最終回前で注目を浴びている段階だと思うので、そこでどういった試合をして勝つかっていうのが大事だと思いますし、次の結果次第かなと思います。

–会見の時にカピタン選手の試合映像をまだ見ていないと言っていましたが、その後映像を見てどのような印象を持ちましたか?

白鳥 パワフルでローキックも結構蹴ってくる印象ですね。僕がサウスポーなので奥脚も狙ってくるだろうなって思ったのと、ローキックも1発1発強いですし、プレッシャーも強いですよね。最近はムエタイの試合に出ていると思うんですけど、ONEに出ていた頃の試合と最近の試合を見比べたりして、キャリアがあるのでムエタイが馴染んでいると思うけど、攻撃的なスタイルで来ると思います。今回は前回以上に会長と一緒に取り組んでいて、会長も僕もここは落とせないという気持ちは一緒なので、もうすぐですけど最後まで集中していきます。やるからには絶対に倒すという気持ちでやるので、勝つだけではなくて勝ち方も大事にしていきます。

–ペッチ戦のように上手いことポイントアウトされてしまう可能性もありますよね?

白鳥 それもありますよね。ペッチ戦の時は試合中に自分がどう戦ったらいいか分からなくなって試合中に迷いが出てしまったんですけど、そうなった時は今練習でやっている事をやるだけかなと思っています。会長を信頼してやっているので、声を聞けば間違い無く勝てるかなと思います。迷った時は自分と今のチームを信じて戦います。

–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。

白鳥 カピタンは本当に強敵なんですけど、ここをしっかり倒して格闘技界のナンバーワンを取れるように勝ちます。そして翌週のラブパワーキングダムの最終回でもナンバーワンを取るので応援をお願いします。

■カピタン・ペッティンディーアカデミー インタビュー

–いよいよ日本で試合をする日が近づいてきましたが、今のコンディションはいかがですか?

カピタン 良いコンディションで体を作れています。来週の試合に向けて楽しみにしていて、本当に勝ちたいと思って全部準備しています。

–今回はRISEキックボクシングルールでの試合になりますが、ムエタイとのルールの違いについてはどのようにキックルールにアジャストしていますか?

カピタン やっぱりムエタイのトレーニングでは首相撲をやらないといけないですけど、今回はRISEのキックボクシングルールなので武器としてはパンチと蹴りを重視しています。ペースも速いのでそこに対してアジャストしている感じです。

–RISEはワンキャッチ・ワンアタックというルールがあって、ムエタイの技も活用できるようなルールになっているのですが、その辺りは上手く活用して戦っていきますか?

カピタン ワンキャッチ・ワンアタックだとムエタイに似ているような部分がありますよね。僕からしたら普通のキックボクシングルールと比べてすごく楽になって自分の実力をもっと出せるので、ありがたいルールだなと思います。

–日本で試合をするのは初めてですか?

カピタン 初めてです。

–日本の格闘技やキックボクシングについてはどのような印象がありますか?

カピタン タイの中でも日本の格闘技というのは大きいというのは感じていて、ムエタイを始めてから日本の格闘技の話やニュースをよく聞いていました。なので今回キックルールで試合ができるというのは僕の経験にもなりますし、チャレンジする気持ちで臨みます。

–日本人で知っているファイターはいますか?

カピタン 秋元皓貴選手とはONEで対戦経験があるので良いファイターだったことを覚えています。ただ1番は那須川天心選手ですね。ビッグネームだし楽しんで見ていられる試合をしていましたよね。

–今回対戦する白鳥大珠選手の試合映像は見たことがありますか?

カピタン 映像を見たんですけど良いファイターだと思いました。パンチや蹴りのスピードも速いので、そこの対策を練って勝ちにいきたいと思います。


–イメージしているフィニッシュシーンはありますか?

カピタン KOで倒すっていう事はイメージしていて、速い選手に対しては脚を払ってとか色々と作戦を考えています。日本のファンに良い印象を与えて良いパフォーマンスをしてまた日本で試合ができればと思っています。

–この試合をクリアした後、今年の目標は何か考えていますか?

カピタン 今回の試合が終わったらRWSの試合でもタイトルを狙いたいですし、RISEの65kg級のベルトもあるのでそっちも狙っていけたら嬉しいですね。

–いまRISEではRWSとGLORYと提携していて、特に65kg近辺の階級がすごく盛んで色々な選手が集まっています。例えば同じタイのペッチ選手もRISEとGLORYに出ていますが、そういった選手との対戦に興味はありますか?

カピタン GLORYの方のペッチ選手やミゲール選手とできたら本当に良いなと思っていますし、何よりもそういう選手たちに勝ってRISEのベルトも取れたら、また自分が頂点に戻れるかなと思っています。

–私もカピタン選手がそういった選手と絡んで試合をしていくことを楽しみにしています。

カピタン ありがとうございます。

–最後に日本のファンの皆様にメッセージをお願いします。

カピタン まず最初にRISEに「本当にありがとう」と言いたいです。自分のパフォーマンスを日本の格闘技ファンの皆さんに見せられる事を楽しみにしていますし、良いパフォーマンスをして日本のファンも増やしていきたいです。日本のファンの皆さんに、僕がRISEにいたらもっと面白くなると思わせられるような試合を見せます。応援よろしくお願いします。

■笠原弘希 インタビュー

–コンディションは仕上がってきていますか?

笠原 7割仕上げくらいですけど、ここから一気に仕上げていきます。

–昨年11月に白鳥大珠選手と戦った後、今年の2月14日にホームのシュートボクシングでの試合も挟みましたけど、試合を挟んだことは今回の試合のコンディションに良い影響はありますか?

笠原 コンディションを意識して試合をさせてもらったので、良い方向に向いてます。

–沢山試合をした方がコンディションは良くなるタイプですか?

笠原 2,3ヶ月に1回必ず試合があったので、試合をいつも通り挟んでおいた方が良い動きはできるかなと思います。

–トーナメントなので当たり前かもしれないですが、前回に続きRISEの強豪との組み合わせになりましたけど今回はどうですか?

笠原 前回白鳥選手と戦わせてもらって勝利して、今回はRISEの看板選手の原口選手まで辿り着けました。僕も3年間ずっと戦いたいと言ってきた選手なので、ここに辿り着けたことは僕にとっても3年間のストーリーもありますし、この戦いに気持ちを込めています。

–3年間原口選手を追い続けるようになったきっかけやこの戦いに込める気持ちについて教えてください。

笠原 原口選手と戦いたいって言っていたんですけど3年間戦えなくて、でも原口選手は日本で1番強いって言われていて、世界とも戦っている姿を見ていました。僕は3年間ずっと“戦ったら勝てる”と思っていて、そう思っていた相手が世間の評価では1番強いとされていたので、そこを塗り替えてやりたいという思いでした。

–だとしたら今回は世間の評価を覆す絶好のチャンスという事になりますか?

笠原 そうですね。絶好のチャンスだと思います。

–今の原口選手についてはどのような選手だと見ていますか?

笠原 彼は4年間ずっと海外勢と対世界で戦ってきていて、日本人で相手がいないほどレベルの高い選手ですし、本当に世界の選手の中の1人だと思っています。

–そんな選手に対して自分の勝機を見出すしたらどのような部分になりますか?

笠原 気持ちだったりここぞという時の勝負強さだったり、ずっと言ってきた僕の負けない部分で勝負していきたいです。

–白鳥選手との試合の時には勝負強さが出たが故に勝てたという事ですか?

笠原 だと思うんですけど、あの時は無で戦っていたので、それが良い方向に動いたなと思っています。

–今回も無で挑みますか?

笠原 無で挑みます。今言っていたように3年間追い続けてきたから、感情が高まって試合に挑んだら大きな隙を生む原因になるので、無の感情で挑みたいなと思っています。

–シーザージムの周囲には今公開練習でミットを持ってくれたダムさんをはじめ、戦略家の方々が沢山いますけど、どんなアドバイスを受けていますか?

笠原 アドバイスは受けていないですね。今まで自分が培ってきた、対戦してきた選手だったり重ねてきた試合を思い返して、自分なりに戦略を組んで自分だけの作戦で行こうかなと思っています。

–その作戦は定まっているんですか?

笠原 ほぼ定まっていますね。さっき仕上げで言うと7割と言ったのと一緒で、その作戦とコンディションが同時に仕上がってくると思います。

–最終的には何通りくらいの倒せるパターンを思い描いているんですか?

笠原 いつもそんな事考えずに戦っているので、ここぞという時を今までの経験で見逃さないようにしたいです。

–こういう大一番を迎える時は、笠原三兄弟の弟2人からは何か言われることはありますか?

笠原 今週で言うと、僕が疲労が溜まり過ぎた状態でスパーリングをしたんですけど、それを弟たちが見ていて「ちょっと追い込みすぎじゃない?」とか「こういう所がいつもと違うよ」って伝えてくれるので、そういうアドバイスはしっかり受け取っています。

–それは子供の頃からお兄さんの動きを見てきたからこそ指摘できるんですかね?

笠原 自分も動きに納得がいかなくて悩みもあったりしたんですけど、疲労とか仕上げ方とか力の入り具合は近い人にしか分からないと思うので、明確に受け取っています。

–逆に笠原三兄弟の中で衝突する事はあるんですか?

笠原 三兄弟全員の意見ってやっぱり違うものが出てくるんですけど、僕自身もそうなんですけど皆んな良いものだけしか取らない性格をしているというか笑。だから良いものは受け取って合わないと思ったら取り捨ててみたいに、皆んなが取捨選択できているので良いと思います。

–先ほど原口選手を3年間追いかけてきたという話がありましたが、勝てると思った理由やどの辺が自分の方が強いと思ったか教えていただけますか?

笠原 元々格闘技は1番になりたいと思って始めたので、その頃から原口選手は日本で1番上に立っていた選手なんですよ。だからずっとやりたいなと思っていましたし、この人が1番上だったら勝てば俺が日本一だろうという思いで追いかけていました。

–勝機を見出すなら勝負強さでというお話がありましたが、技術的に原口選手とご自身を比べた時に上回っている所はありますか?

笠原 技術的な所だと、本当に認めた上で彼の方が上じゃないですかね。だから技術的な所では彼の方が上だからこそ、他で穴を見つけるんです。

–格闘技というのは技術で例え劣っていても、その分上回れる要素がいっぱいあるという事ですね。

笠原 そうですね。技術的な面で言うと、格闘技って技だけが技術的な面ではなくて、精神的勝負も技術になると僕自身は実感しているんですよ。精神的な面で例を挙げましたけど、他にもいろんな所で勝機は見つけています。

–原口選手とリング外で個人的に話した事とかはありますか?

笠原 前回の白鳥選手との戦いが終わった後に隣に座って話したりはしました。

–そこで何となく原口選手の人間性みたいなものを感じられたりしましたか?

笠原 ちょっと喋ったくらいなので人間性はそんなに感じていないです笑。ただファイターは皆熱い人だと思っているので、熱い男なのかなと思っています。


–前回のシュートボクシングでの試合前に、海人選手がシュートボクシングを離れた後は笠原選手が背負っていくと言う意気込みが聞かれていたんですけど、今回もそのシュートボクシングをアピールしていくという思いはありますか?

笠原 当然シュートボクシングを背負って出るので、アピールというよりは僕が勝ってシュートボクシングを盛り上げられたら良いなと思っています。

–じゃあ引き続き優勝を目指していくという事ですね。

笠原 僕がここで勝って優勝すれば、“シュートボクシングの”笠原弘希が1番だという事に変わりはないので、優勝を目指して突っ走ります。

–カード発表会見の時に原口選手から「胸を貸すけど叩き潰す」みたいな、格が違うというような発言があったと思うんですけど、それを聞いた時は率直にどう思いましたか?

笠原 PVでも戦ってきたレベルが違うと言っていましたけど、確かにRISEルールでは1番強い男かもしれないけど、そこに首相撲や肘があったらレベル的にはどうなんだって話じゃないですか。僕は今回RISEさんに出させてもらって、RISEルールでもいけますしムエタイルールで首相撲と肘ありでもいけますし、どんな相手でも僕は戦ってきた自負があるので、レベルの差は本当に感じていないですし、僕も本当に強い選手と戦ってきたのでそこだけは舐められたくないって思います。だから「叩き潰す」と会見では言ってくれましたけど、僕が叩き潰します。

–笠原三兄弟の皆さんそうですけど、色々な団体に出てもシュートボクサーって強いなという印象があります。その根底には投げや肘ありなど、何でもできる練習をしているという所がシュートボクサーの強さのもとになっていると感じますか?

笠原 何でも練習しているのもそうなんですけど、小さい頃から投げだったり首相撲だったり肘だったり、やれる事はやってきているからですかね。肘ありで実際にタイに行って試合をしたこともありますし、そういった事ってシュートボクサーだからできる事だと思っているし、そういった環境に置かれて自分はトップを走っている自信があります。

–構図としてはRISE vs シュートボクシングという見られ方をすると思うのですが、シュートボクシングを背負って負けられない1戦になりますか?

笠原 もちろんですね。シュートボクシングのトップ対RISEのトップはどっちが強いかですね。白黒つけます。

–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。

笠原 シュートボクシングの笠原弘希です。今回の-65kg世界トーナメントでは準々決勝で原口選手と対戦します。僕も原口選手に対して熱い気持ちで全力で叩き潰しにいくので、皆さん応援よろしくお願いします。

対戦カード・大会概要
3・28RISE ELDORADO 2026選手インタビュー、志朗、ペットパノムルン・キャットムーカオ、ミゲール・トリンダーデ