Iセヴェリーノ新王者!Cエッカーリン復活勝利で地元沸騰OKTAGON 85

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 欧州MMA団体OKTAGON MMAの大会「OKTAGON 85」が2026年3月7日(現地時間)、ドイツ・ハンブルクのBarclays Arenaで開催された。大会の最大の見どころとなったのは、空位となっていたバンタム級王座決定戦と、地元ドイツの人気選手が登場したウェルター級戦のコメインイベント。結果は新王者誕生とベテランの復活という、会場を大きく沸かせる展開となった。

 メインイベントのバンタム級王座決定戦では、UFC参戦経験のあるブラジルのイゴール・セヴェリーノがPFL、ベラトールというメジャー団体でも活躍したドイツのクルシェド・カホロフを圧倒し、新王者に輝いた。試合は序盤からセヴェリーノが主導権を握る。1ラウンド、前に出続けるセヴェリーノはパンチの連打とボディ攻撃でカホロフを追い込み、何度もスタンさせる場面を作った。カホロフはダウン寸前まで追い込まれながらもなんとかラウンドを生き延びるが、流れは完全にセヴェリーノに傾いていた。

 続く2ラウンド、セヴェリーノのボディショットが再び深く突き刺さる。強烈な一撃を受けたカホロフは折れ曲がるようにダウンし、セヴェリーノがすぐさまグラウンドに移行してパウンドを連打。レフェリーが1分38秒で試合を止め、TKO勝利となった。セヴェリーノはこの勝利でOKTAGON史上最年少の男性王者となり、戦績を10勝1敗に更新。爆発力のある打撃とボディ攻撃の精度が際立つ圧勝劇だった。

 コメインイベントのウェルター級戦では、ドイツMMA界のベテランであるクリスチャン・エッカーリンがチェコのマトウシュ・コホウトと対戦。試合は3ラウンドを通してエッカーリンが安定した戦いを見せ、ユナニマス判定で勝利した。1ラウンドからジャブとローキックで距離を管理し、コホウトの攻撃を封じる展開。2ラウンド終盤にはコホウトの連打で危ない場面もあったが、エッカーリンはディフェンスを崩さず対応する。

 最終ラウンドでもエッカーリンはペースを維持し、テイクダウン防御とカウンターで試合をコントロール。激しい打撃戦でコホウトは出血する場面もあり、会場は大きく沸いた。結果は29-28、29-28、30-27の判定でエッカーリンが勝利。連敗を止め、ドイツMMAの象徴的ファイターが地元ファンの前で復活を印象づけた。

 ハンブルクで開催されたOKTAGON 85は、セヴェリーノの新王者誕生とエッカーリンの復活勝利という2つのハイライトに彩られた大会となった。ヨーロッパで急速に勢力を拡大しているOKTAGON MMAにとっても、大きな意味を持つ一夜となった。

■ OKTAGON 85: Severino vs. Kakhorov
日時:2026年03月07日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国ハンブルク

<バンタム級王座決定戦>
○イゴール・セヴェリーノ(ブラジル)
 2R 1分38秒 TKO
●クルシェド・カホロフ(ドイツ)

<ウェルター級>
○クリスチャン・エッカーリン(ドイツ)
 判定 3-0
●マトウシュ・コホウト(チェコ)

<ライトヘビー級>
○ラデク・レンベランスキー(アゼルバイジャン)
 判定 2-1
●アリ・ギュンドゥズ(ドイツ)

<ウェルター級>
○デニズ・イルバイ(ドイツ)
 判定 3-0
●アダム・ハメルスキ(ポーランド)

<ヘビー級>
○オルトビ・アヨデジ・カレジャイエ(オランダ)
 2R 3分20秒 TKO
●ニコライ・ワグナー(ドイツ)

<ライトヘビー級>
○タイロン・ファイファー(ドイツ)
 3R 3分12秒 TKO
●マレク・バルトル(チェコ)