[週刊ファイト11月27日期間] [ファイトクラブ]公開中
▼武尊-吉成名高-KANAキック・ムエタイ濃分析ONE173日本勢4勝4敗
photo & text by 紅闘志也 タダシ☆タナカ シン上田 +(c)ONE公式
・歴史と変遷紐解く:キックボクシング・ルールが主となる日本選手の闘い
・創世記キックボクシングは頭突き・投げ有~ボクシング・キックの旧K-1
・キックボクシング系2種目雑感 スーパーボン野杁正明メイン第17試合
・那須川天心戦も予定があった吉成名高 初の日本人ONEムエタイ王者
・武尊に忖度したとも思えるマッチメイクだが、キッチリKO勝利会場爆発
・計量失敗30%罰金・安保瑠輝也ダブルパンチ0-3マラット・グレゴリアン
・与座優貴3-0スーパーレック・ギャットム-9 武尊にONEデビュー戦勝利
・無念! K-1離脱初陣・和島大海0-3ラウェイも経験幅広いナビル・アナン
・ムエタイMMA踊る入場アイドル・スタンプ2年ブランク負-KANA気迫勝
・第1試合-秋元皓貴 昨年敗退のウェイ・ルイ(中国)にリベンジ成功から

11月16日(日)東京・有明アリーナで開催された『ONE 173:スーパーボン vs. 野杁』。日本人キック系選手は4勝1KO4敗の戦績となった。(チャトリCEOを交えての試合後会見)

メインの王座統一戦は正規王者スーパーボンが統一。

注目度の高い武尊は、2015年1月18日「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-60kg初代王座決定トーナメント」で卜部功也に1RKO敗(試合動画)、既にピークを過ぎているデニス・ピューリックと日本大会らしい忖度されたマッチメイクだったが、キッチリKO勝で次戦ロッタンとの再戦となる引退試合が内定した。

日本ムエタイの至宝、吉成名高はONE日本人初のムエタイ王者。

ONE初参戦の安保瑠輝也は計量失敗の失態にマラット・グレゴリアン判定敗のダブルパンチ。

K-1脱退してのONE第1戦の第4代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者・和島大海は長身のバンタム級ムエタイ王者ナビル・アナンに判定敗け。


初代K-1 WORLD GP初代女子フライ級王者KANAと与座優貴はスタンプ、スーパーレックに判定勝利の金星をあげ、試合後会見でもチャトリCEOは2選手を持ち上げた。

元キックボクシング・バンタム王者 秋元皓貴は、初代K-1 WORLD GPライト級王者ウェイ・ルイに判定勝。

今回行われた4タイトルマッチ。左手側から日本人初のONEムエタイ新王者となった吉成名高、キック統一王者となったスーパーボン、MMA王座防衛成功の若松佑弥、クリスチャン・リー
■ ONE 173: Superbon vs. Noiri
日時:2025年11月16日(日)
会場:東京・有明アリーナ
▼全試合結果
▼MMA若松佑弥クリスチャン・リー防衛!日本人同士2試合7選手参戦ONE
創世記キックボクシングは頭突き・投げ有~ボクシング・キックの旧K-1
現在キック系打撃格闘技は、ムエタイとキックボクシングの2種目に分かれており、首相撲・肘なしの旧K-1ルール(現在のONEキックボクシングルール)は、首相撲・肘有効にするとタイのムエタイ選手の独断場になってしまうので、防止の為にK-1ルールをつくり“キックボクシング”という制限ルールが浸透した。
今回ONEに参戦した武尊、野杁正明、安保瑠輝也、与座優貴、和島大海、KANAはムエタイ・肘・首相撲有効のキックルールは殆ど経験ないが、ONEキックボクシングルール王者は、2025年11月時点でストロー級・ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ)、フライ級 スーパーレック・キアトモー9(タイ)、バンタム級 ジョナサン・ハガティー(英国)、フェザー級 スーパーボン(タイ)、ライトヘビー級 ローマン・クリークリャ(ウクライナ)、ヘビー級 サメット・アグデヴ(トルコ)となる。
ライトヘビー級より上の重量級は体格的に別として、キックルールでもタイのムエタイ選手が半数以上は制覇しており両ルールに対応しているが、今回キック系参戦の日本人選手にそれが可能か?と問われたたら、今回ムエタイ王者となった吉成名高 以外は可能性が低いと思えた。
吉成は、2021年の大晦日RIZINで那須川天心の対戦候補になっていたが、体重差(吉成名高51~53kg、那須川天心55kg)とルール(53.5㎏肘なし、55㎏肘有)でも那須川天心に譲歩していたが、折り合いが合わずに流れており、もし今後キックルールも数戦行えば二種目制覇の可能性は高い。しかしほぼキックボクシング・ルールしかできない選手にムエタイ王者は厳しいだろう。
これがキックボクシングだった!
キックが人気が出て、レギュラー放送が始まると、他局もキックボクシングに注目し、金儲けを企んだ。しかも、頭突き、投げを廃止にして独自のルールでキックボクシングを始めた。今では普通となってるが、常識的に言うと偽物が現在に残ったという事実になる。 pic.twitter.com/GHQTUHnbpI
— Takasan(タカさん) 心亜のお父ちゃん (@Takasan43228157) January 24, 2024
本来キックボクシングは肘・首相撲・膝有効であるが、日本のキックボクシング黎明期では、肘・首相撲膝は勿論、頭突き・投げ・後頭部への肘も可能だった。頭突き・投げまで解禁しなくてもよいが、キックボクシングは肘・首相撲有効であるのが本流で旧K-1・ONEキックボクシングルールはボクシング・キックと筆者は考える。
Source:キックボクシング研究家Takasan(タカさん)
キックボクシング系2種目雑感 スーパーボン野杁正明メイン第17試合