立野記代:1980年代に海外で大活躍したJBエンジェルス復活試合!!

 満身創痍であるが、12月1日に還暦誕生日を迎える日の試合に向け練習に励まれている立野記代選手

 1980年代半ば、日本全国に女子プロレスブームが訪れていた。
 その中心で活躍していたのは、言わずと知られたクラッシュ・ギャルズ(長与千種とライオネス飛鳥)によるタッグチームでありヒールであるダンプ松本、クレーン・ユウらとは激しい抗争を繰り広げながらレコードなどもリリースし少女達の絶大な人気を誇っていた。
 映画“極悪同盟”の中においてもダンプ松本との激しい抗争が描かれていた。
 その女子プロレスブームの中で、当時の女子タッグチームとしてはナンバー2的な存在でもあり、実力とルックスを兼ねえたジャンピング・ボム・エンジェルスことJBエンジェルス(立野記代と山崎五紀)という素晴らしいオリエンタルチックなタッグチームが活躍していた。

 残念ながら映画『極悪同盟』においても取り上げられていないのだが、当時この二人は全米マットで大活躍していたのである。いわばイヨ・スカイ、カイリ・センリ、ASUKA、ジュリアらの先駆者として世界に通用する女子レスラーとしての門戸を開いたのだ。
 クラッシュ人気の真っただ中、たまたま大手のケーブルテレビを通じ全米にJBエンジェルスのファイトが放送されたのをWWE(当時はWWF)幹部の目に留まり、ビンス・マクマホンが彼女たちをWWEのマットに上げたのをきっかけに全米サーキットに参戦し人気を博す。
 運よくアメリカにおいては日本でも対戦したグラマラス・ガールズ(レイラニ・カイとジュデイ・マーチン)との闘いのであったのが幸いし、全女マットでと同じようなファイトぶりを全米のファンに見せられたことが、より大きなインパクトとなり成功に導いた。
 一旦、6週間ツアーから帰り再びWWEの要請を受け87年の秋から第2弾がスタート。早々と88年1月の『ロイヤル・ランブル』においてグラマラス・ガールズを破りWWE世界女子タッグ王者に君臨する。あの時代のMSG(マディソン・スクエア・ガーデン)を経験している数少ないレスラーでもある。

 さあ!いよいよ『レッスル・マニア』に参戦かという時、全女プロレスから多くの人気レスラーが辞めた為、その員数合わせの為に幹部から帰国要請されるという不運に見舞われる。
 1989年山崎の引退とともに最後のJB対決が行われ、JBエンジェルスはこれを最後に解散した。

 その後、2008年ダンプ松本の自主興行において山崎がニューヨークより帰国してJBエンシェルスを再結成して4試合を敢行。
 あれから17年、この12月1日(新宿FACE)、久々に二人のリング上での雄姿が見られる。
 今回は「立野記代&山崎五紀60歳~JBエンジェルス結成40周年」というテーマにおいて。
 試合としては現在活躍するレスラーがメイン他(既に橋本千紘&優宇対Sareee&望天セレネが決まる)を務めるが、第2試合のバトル・ロイヤルにおいて2人は出場し、試合中において二人の息のあったコンビプレー、または闘いを見せてくれるだろう。


 その立野さんだが、先日11月7日、伊藤薫道場において取材をしている中12時から2時までの道場生の休憩時間において、空いているマットでその感触を確かめようと前川選手と来られ、約1時間強リング内で前方回転や屈伸運動ロープワークなどをじっくりと確かめに来られた。
 特に、でんぐり返しをすると目が回るので、それを直そうと懸命に練習されていた。
 さすがにその姿を見ているとあの80年代の全女プロレスのトレーニング風景を垣間見るように懐かしさが立ち込めてきた。


写真は伊藤道場に練習に来られた前川久美子選手(左)と立野記代選手

 さすが、アスリートゆえリング上においてステップを踏みロープワークする姿は二人とも女子プロレス界を引率して来られたレスラーの気品とプライドが漂う。
 是非、皆さん12月1日、会場に行き久々あの熱かった全女プロレスを体感しに行きましょう。

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’25年11月20日期間RAWジョン・シナ ZERO1 伊藤馨CACC立野記代 堀口恭司 B真帆メヒコ