[ファイトクラブ]丸十年RIZIN Landmark神戸に見るMMA世界cage標準との格差拡大

[週刊ファイト11月13日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼丸十年RIZIN Landmark神戸に見るMMA世界cage標準との格差拡大
 photo & text by タダシ☆タナカ 大島慶山 ケーシー
・関西客応援メイン萩原京平も下馬評通り珠玉の殴り合い秋元強真-激勝
・伊澤星花アトム級絶対女王 子連れ大島沙緒里ママ完封 大晦日RENA
・ウイルス性胃腸炎ヴガール・ケラモフ病欠!松嶋こよみ不運の裏メイン
・復活・摩嶋一整2Rチョーク木村柊也 見事な復活劇お子さんと記念撮影
・地元神戸ケイト・ロータス柔道恩師前KO成らず ROAD FC刺客イ・ボミ
・桜庭大世U系継承の膝十字 「親の七光り」払拭!宇佐美正パトリック戦
・神戸にラジャブアリ・シェイドゥラエフ来場 大晦日は朝倉未来戦が決定
・バンタム級生き残り戦 師匠・長南亮に捧げた後藤丈治1RKO中島太一
・貴賢神パウンド連打勝120kg級ながら20kg+差埋められずMAX吉田
・金太郎復活の狼煙!中国四千年歴史体現リ・ユンフォンにヒールフック
・カザフスタンのヌルハン・ズマガジー ダースチョーク雑賀“ヤン坊”達也
・打撃に勝る安井飛馬は「勝った」と思うも、鹿志村仁之介の手上がる3-0
・特徴の顔立ちカナダのトニー・ララミー判定3-0計量オーバーの山内渉
・KING陸斗キックTKO水野夢斗 Opening Fight 5試合長過ぎの課題有
・ケーシー画伯ハロウィン図&総括+タダシ☆タナカのぼやき「長過ぎ!」


■ RIZIN LANDMARK 12 in KOBE
日時:11月3日(月・祝)
会場:G-LION ARENA KOBE
観衆:10420人(主催者発表)

関西客応援メイン萩原京平も下馬評通り珠玉の殴り合い秋元強真-激勝
<第14試合メインイベント RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)>
●萩原京平(SMOKER GYM)
 2R 3分52秒 マウントパンチ⇒レフェリーストップTKO
○秋元強真(JAPAN TOP TEAM)

 なにしろ神戸の関西人客は、大阪の入れ墨兄ちゃん、萩原京平29歳の応援だ。対する埼玉の19歳、秋元強真もストライカーであり、下馬評通りの珠玉の殴り合いをやってくれたのだから、因縁の対決にお客さんは沸騰である。
 メイン前も盛り上がる試合が多かったが、それも全てメインの試合の為のお膳立てのように感じた。それぐらいバチバチの流血試合となった。
 最初は萩原のインカーフで始まったが、2人がパンチを打ち出すと今までになかったことが起こった。目が良く相手のパンチをもらわない秋元の顔が血に染まってきたのだ。やはり萩原のパンチは予想より伸びてきて破壊力が凄い事が早速証明された。

 秋元も打ち返すが若干萩原有利で試合は盛り上がった状態で進んだ。秋元がタックルからテイクダウンに行っても萩原は練習の成果を出しすぐ立ち上がり打撃を返していく。しかし秋元の打撃も萩原の顔面をとらえ始め、両者とも鼻血を出している。
 秋元の鼻は少し曲がっていたので折れていた可能性が高いのか。あとのプレスルーム会見では折れてなかったことが確認されたのだが・・・。

 試合の状況が変わってきたのは秋元がテイクダウンからのグラウンド状態にすることに成功した事からだ。予想通り秋元は寝技で勝負に行った。バックを取りツイスターで極めようとした秋元だったが萩原は意地で外す。

 そこから秋元は上の状態になり上から左右のパウンドを打ち続ける。萩原は身体を固定されてガードする事しかできなくなりレフェリーは試合をストップ。萩原自身はまだ大丈夫とのアピールもしたが、あの状態なら仕方ない。秋元が有言実行で萩原を切って落とした。まさに恐るべし19歳である。

伊澤星花アトム級絶対女王 子連れ大島沙緒里ママ完封 大晦日RENA
<第13試合 女子スーパーアトム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R(49.0kg)>
[王者] ○伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)
 判定3-0
[挑戦者] ●大島沙緒里(AACC)

 紆余曲折の末に遂に伊澤星花とのタイトルマッチにたどり着いた大島沙緒里。須田萌里戦(DEEP 127)前は負けた試合もあったが本気を出した大島が強い事は前戦を見れば一目瞭然。

 ただ100%の大島を出しても絶対王者の伊澤の牙城を崩す事は出来なかった。昔は打撃に穴があると言われた伊澤だが、この日打撃だけでも勝負出来る事を証明してみせた。
 1本を極める事は出来なかったが、完勝した伊澤の次戦が試合後に速攻で決まってしまった。今さら感が強いRENAが試合前からケージサイドに陣取り、試合中もビッグスクリーンに顔がアップされている。主催者側が試合のケツを読んでやっている演出であり、いかがなものか。
 試合後にケージに上がってきて大晦日のタイトルマッチが決まった。まだマイクの途中だったのに、バラチャンに取り上げられた伊澤の怒りは凄まじいので大晦日が楽しみになった。

 今年の大晦日でRIZINは丸10年、11回目の開催となる。とっくにPRIDEを超えて存続するRIZINの10年前、思い起こせばPRIDEにはなかった女子格の第1試合からでRENAの勝利だった。ということで、大島沙緒里を完封した伊澤星花の王座戦相手、年末はRENAが挑戦と。もっとも、”大御所”の登場にマイクを途中で遮られた伊澤星花はバラちゃんを糾弾していた(笑)。

ウイルス性胃腸炎ヴガール・ケラモフ病欠!松嶋こよみ不運の裏メイン
<第12試合 RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)>
ヴガール・ケラモフ
 ケラモフのウイルス性胃腸炎により中止
松嶋こよみ

 注目度が高かったこの試合が中止と発表されたのは公開計量の時であった。公開計量当日の朝、ウイルス性胃腸炎で病院に運ばれたようだ。
裏メインの呼び声高いこの試合は是非大晦日に実現してほしいが、ヴガール・ケラモフの体調次第になる。松嶋こよみはつくづく運がない。

 それにしてもこの松嶋が挨拶した写真、じっくり見ていただきたい。観客は皆さんスクリーンを見ているわけだ。配信視聴した方は、この新しいG-LIONアリーナを見やすい会場と誉めるのだろうが、客席の少ないステージ側を正面としたため、望遠カメラを抱える記者にはなかなか良い写真が撮れない、困った配置の会場なのだった。

復活・摩嶋一整2Rチョーク木村柊也 見事な復活劇お子さんと記念撮影
<第11試合 RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)>
○摩嶋一整(毛利道場)
 2R 2分54秒 リア・ネイキッド・チョーク
●木村柊也(BRAVE)

 一撃必殺を地で行く日本拳法の木村柊也と、組み技日本一の呼び声高い摩嶋一整のフェザー級生き残りマッチ。木村は前戦でケラモフに判定負けしたが、ケラモフの攻めを耐え抜いたことで評価が上がった。摩嶋の攻めも耐えられるのではとみんなが予想した。しかし前戦ケラモフに秒殺された摩嶋は1年間練習に明け暮れて弱点を克服してきた。

 木村のアッパーを一発被弾したもののタックルからのテイクダウンに成功してグラウンドで木村を圧倒した。しかし木村も粘り1Rは時間切れで極めきれなかった。

 運命の2R、木村は大分削られた様子でステップもあまりできていない。摩嶋は再度タックルからテイクダウンに成功、バックから4の字ロックで固めて左腕も動けなくしていた。必死で首を守る木村だったが遂に捕まりチョークにタップ。摩嶋の1年振りの見事な復活劇であった。


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