FMWE 堺爆破炎上!大仁田厚組敗北も最後は館内大熱狂

 堺市、和泉市にある拳和館の子どもたちによる空手演舞から始まったこの大会は、堺市を中心に多数の地元企業、店舗の協賛により、堺市のひとり親家庭や養護院などにチケットを贈呈している。また、プロレスの未来に繋がることも目的に、こども自由席100円に設定。地域と子どもの絆を大切に、プロレスを通した地域活性化を目指して開催され、3回目を迎えた。

 セミの女子シングル戦がハードな闘いだった。杏ちゃむの竹串攻撃で久令愛は流血。終盤もお互いの意地のぶつけ合いで、最後は両者ダウン。先に立ち上がった杏ちゃむがトドメのキックで久令愛はOK負けとなった。

 メインは、大仁田厚&雷神矢口&佐野直vs.ミスター・ポーゴ&崔領二&スミヒデアキによる6人タッグマッチが、有刺鉄線デンジャラス電流爆破ネット&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチの形式で行われた。
 今回は、主催者の伊藤雅彦代表が運転するベンツのオープンカーで大仁田は入場。相撲場にベンツという奇想天外なサプライズに、会場から歓声が起こった。
 試合は序盤、大仁田がポーゴに捕まり、崔から電流爆破バットを食らう。度肝を抜く轟音に会場が騒然となった。
 さらに、ポーゴがデンジャラスネットへ大仁田を落とそうとリング際の攻防が繰り返されたが、粘りも虚しく大仁田はそばにいた伊藤代表とともに有刺鉄線の網へ落下。地雷が爆発し、爆音とともに激しい炎と煙が舞い上がった。
 最後は、スミとポーゴが佐野にダブル電流爆破バットを叩き込み、佐野はマットに沈んだ。
 試合後、大仁田は敗退もいつもようにマイクで叫び「人生は負けもある。だから勝ちたいと思うんだ。負けても次がある」とマイクで熱く語り、開場は熱狂の渦となった。

 リングを降りた大仁田は、「子どもたちが100円玉を持って観に来てくれた姿、いいよね。昔はたくさんのプロレス少年が会場を走り回っていた。今日、リングに上げた子も、リングから見た景色はきっと忘れないと思う。プロレスがここ、大阪堺から未来に繋がればいいな」と語った。

▲写真左下はキラシス氏提供

<試合結果>

■ なくそうイジメ!FMWE地方応援プロレス in 堺・堺超革命!電流爆破プロレス
日時:2025年11月3日(月・祝) 13時開始
場所:大阪・堺市大浜相撲場
観衆:未発表

<第1試合 20分1本勝負>
●パンディータ
 スパイビースパイク⇒6分55秒
○千葉智紹

<第2試合 20分1本勝負>
レイパロマ ●魔苦・怒鳴門
 10分30秒 回転エビ固め
○後藤哲也 大久保寛人

<第3試合 20分1本勝負>
ハイビスカスみぃ ●藤井瑠美愛
 11分30秒 フライングボディプレス
○ブランキー真帆 小橋マリカ 

<第4試合 道頓堀プロレス提供試合 20分1本勝負>
Gamma 守屋博昭 ○岩崎孝樹
 14分29秒 バックドロップホールド
菊池悠斗 ●グリム バイオレンス・ドラゴン

<第5試合:女子シングルマッチ30分1本勝負>
️○杏ちゃむ
 13分10秒 ノックアウト
●久令愛

<第6試合 有刺鉄線デンジャラス電流爆破ネット&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチ>
大仁田厚 雷神矢口 ●佐野直
 12分27秒 爆破バット⇒体固め
ミスター・ポーゴ ○スミヒデアキ 崔領二

※この試合の完全詳細版は、近日中にファイトクラブにて掲載いたします。