[週刊ファイト10月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼ラウェイ映画22日(金)まで公開中!ဘုရင်ကမရယ်ဘူ~A KING with a cold smile-王様は笑わない-
photo & text by 紅闘志也
・コロナ・クーデターによる撮影休止を経て公開!
・公式緬日対抗戦 田村彰敏、寒川直喜にスポット!
・軍政下の困難な交渉も公開!
・2019年の現地ローカル大会も公開!
・2020年~2021年ラウェイドキュメント「迷子になった拳」
・ノンフィクションならでの展開!
・参戦予定だった柔道ベースにプロMMAのセクシー女優!

今週末24日(金)まで、東京・東中野のポレポレ東中野(東京都中野区東中野4-4-1ポレポレ坐ビル地下)で公開中の映画『A KING with a cold smile – 王様は笑わない-』。
バンテージのみで殴り合い、頭突き、投げも可能なミャンマーの国技でもある“伝統ボクシング/ရိုးရာလက်ဝှေ့/ヨーヤラウェイ”【ラウェイ】を題材にしたドキュメンタリーで、写真家・作曲・音楽プロデューサーの顔も持つ川端潤 監督は、2014年よりミャンマーの伝統楽器「サインワイン」を追いかけてきた中からラウェイを知り、過激なルールだが、礼節もあり、試合の時はミャンマー土着の精霊信仰であるナッ(နတ်)神を祀り、選手は試合前後、ヤイダンスを舞い、サインワイン楽団が闘いを鼓舞するミャンマーの伝統武道に惹かれ、2014~2015年頃から制作に取り組んだ作品である。
10/18(土)〜24(金) 16:10より公開

ラウェイルール ILFJ発表
しかし2020年コロナ禍、2021年クーデターによる大会数激減、撮影も一時停止した為、“お蔵入り”になったのかと思う程だったが、満を持してともいえる公開となった。
ミャンマーラウェイに挑んだ日本人は90年代の空手家 村上祐尊(現 阿門會 会長)、市原海樹(当時 大道宿/現空道)、長谷和徳(リングネーム:馳 晩成/現 闘道會 会長)が参戦しているが、ミャンマー伝統ボクシング連盟(MTBF)公式の緬甸 vs.日本は、NGO懐代表・高森拓也コーディネートの2004年7月10日・11日4対4が初であり、それ以前の公式戦では2001年6月9日にアメリカとの3対3が初で、ミャンマー側が3勝3戦1RKO勝している。

◇対抗戦概要
当時のラウェイ王者ワンチャイや米国側では日本でもPRIDEやパンクラスで活躍したシャノン・リッチも参戦している。
そんな格闘技に挑戦した2004年公式対抗戦メンバーの2選手、田村彰敏 山本武晴に2009年の対抗戦で当時の無差別級王者ロンチョーと対戦した寒川直喜に軍政下で実現困難だった対抗戦の試合状況や高森氏には交渉状況を語ってもらい※¹、現在活動していないが民政時に稼働していたILFJ(International Lethwei Federation)※²がミャンマーの上位選手を招聘して大会を開催していたが、その当時とは比べものにならないくらい2005~2007年 和術慧舟會主催・高森氏コーディネートのラウェイ大会は困難であった。
※¹高森氏コーディネートのラウェイ大会:http://www.eonet.ne.jp/~futokoro199
※²ILFJタグ:https://miruhon.net/tag/ilfj

作品後半にはコロナ禍前の2019年10月12日・13日のヤンゴン・トゥワンテ郡区アウンサン・スーリーヤーアイチョウ ホールの3R・4R、子供、女子戦中心の新人戦大会も公開。
参戦選手の中に上位選手はいないが、現地ローカル大会の様子が公開されている。

ラウェイ前作ドキュメンタリー映画「迷子になった拳」
