12月4日（金）東京・新宿のK’s Cinemaで、ミャンマーの伝統ボクシング “ラウェイ”が日本にどの様な経緯で拡がったか？の「日本ラウェイ史」に、ラウェイに参戦した金子大輝、渡慶次幸平の２０１６年～２０１９年を中心にラウェイ選手、関係者達のドキュメンタリー映画『迷子になった拳』が特別先行上映される。
　作品は格闘技“ラウェイ”を題材に扱った映画だが、人間味あるヒューマンドラマに仕上がっており、格闘技にも興味のない人間でも興味深く見ることのできる内容となっている。

『迷子になった拳』紹介文より
”人はなぜ戦うのか?”ミャンマーの伝統格闘技ラウェイに挑戦する日本人達を通して、答えの無い問いに挑んだ監督・今田哲史。彼等の頬に流れるのは、血か汗か涙か…。”格闘技界のはしの方”の迷子だらけのヒューマン・ドキュメンタリーの傑作、ここに爆誕！

■『迷子になった拳』[特別先行上映]
2020年12月4日（金）18:50～、
上映会館：K’s Cinema
『MOOSIC LAB［JOINT］2020-2021』／特別招待枠『迷子になった拳』
当日券のみ・座席80席・整理番号制　一般・大学・高校：1,500円／シニア：1,000円
【出演】金子大輝／渡慶次幸平／ソー・ゴー・ムドー／ロクク・ダリル／浜本”キャット”雄大　ほか
【監督】今田哲史
【音楽】GALAXIEDEAD／關洋平(NATURE DANGER GANG)／山村想(ex.どついたるねん)
【作品データ】110分
企画・主催：MLJ実行委員会(かなりかピクチャー/「彼女来来」製作委員会/橋本根大/富田未来/副島正紀・古市あきほ/チーズfilm/岡本昌也/2G film/SPOTTED PRODUCTIONS)
協賛：AOI Pro.
企画協力：K’s cinema/OP PICTURES/マメゾウピクチャーズ/TSO/フラーム/エイベックス・エンタテイメント

※本誌でも扱いの多い、ミャンマーの格闘技“ラウェイ”ミャンマー語“ရိုးရာလက်ဝှေ့” 英語では“LETHWEI”のスペルがメジャーになっているが、以前は“LETWHAY”、ミャンマー民間団体ミャンマーラウェイ協会（MLA）では“LETHWAE”が使われている。

　現在、新型ウィルスCOVID-19蔓延の影響で日本での大会は中止されており、本家ミャンマーでも3月下旬より大会は停止しており、12月6日に『Myanmar Lethwei World Championship 5』が無観客配信大会でラウェイ復活大会として開催される予定になっている。

メイン出演選手
◇金子大輝（トップ写真上段）
　MMA、キックボクシングを経験後、ラウェイに挑戦、現地タッティ・ラウェイクラブでも練習を積み、現地ラウェイ戦績3勝3敗 2017年12月10日4th Air KBZベルト贈呈大会でILFJ日本大会にも参戦歴のあるテット・アウン・ウー（2019年10月2日東修平と引分）をKOして勝利者ベルトを獲得する。その後キックボクシングK‐1に参戦中
※日本では、ミャンマーラウェイ現地王者と紹介されるが、ミャンマーではベルト贈呈試合の勝者（大会チャンピオン）でありラウェイ王者ではない。

◇渡慶次幸平（トップ写真下段）
　MMA選手から、2017年ラウェイに参戦し、レフェリーストップにより敗退するも、そこからラウェイに継続参戦し、日本でラウェイを開催しているILFJの主力選手となり。日本人最多ラウェイ戦績の16戦6勝4敗6分（現地1勝2敗2分）。またミャンマー国内の子どもたちの教育環境を整えるための支援活動も行い学校再建、建築にも尽力している。

2020年までのラウェイ ベルト獲得者
・田村彰敏（2004年7月10日 ミャンマー vs. 日本対抗戦 67㎏ vs.エー・ボ・セイン）
・高橋奈七永／ミャンマーでのリングネーム MOMOKO（2016年12月11日『3rd Air KBZ』 64㎏契約 vs.シュー・シン・ミン）
・浜本雄大／浜本”キャット”雄大（2017年6月16日『ラウェイinジャパン4 FRONTIER』57㎏契約 vs. ヤーザー）
・金子大輝（2017年12月10日『4th Air KBZ』67㎏契約 vs. テット・アウン・ウー）

映画は最初キックボクシング団体ZONEで開始
　もともと映画はキックボクシング団体ZONEでラウェイに挑戦する金子大輝をメインに撮影がスタートしたが、2017年5月21日『ZONE 6』で活動停止となってしまう、そこから日本でラウェイ大会を開催していたILFJに撮影は流れ、そこで活躍する渡慶次幸平にスポットがあたった予定外の展開もまさにノンフィクションならでは！！