2015年8月21日にペンシルベニア州フィラデルフィアで『ROHアフターショックツアー』が開催された。翌日である2015年8月22日にはPPV大会『フィールド・オブ・オナー』が開催されるのだが、そちらが新日本プロレスとの合同大会という事でお祭り的な要素が強く王座戦が組まれない事もあり、また今大会はテレビテーピング大会である事もあってROH世界ヘビー級王座とタッグの王座戦が組まれた。大会開催前に、ROHと新日本プロレスの新展開計画が発表された。
王者ジェイ・リーサルに対するは、挑戦者ロドリック・ストロング。この両者は前回『DEATH BEFORE DISHONOR XIII』で60分フルタイム戦って決着がつかずドローとなっており、今回が決着戦として組まれた。試合はリーサルが勝利で王座防衛。もっともストロングは、『フィールド・オブ・オナー』でオカダ・カズチカと対戦が決定しており、オカダは負ける台本は飲まない為、ストロングが敗れる事は決まっている為、すっきりリーサル勝利となったと思われる。(ストロングがROH王者としてオカダと試合して負ければ、IGWP>ROHと序列がはっきりしてしまう為)
ROH世界タッグ王座戦は王者ジ・アディクションと挑戦者ヤング・バックスで争われた。名勝負数え唄となっている両チームの対戦だが、アディクションが王座防衛。しかし、クリス・セイビンやザ・キングダムが介入した為、ROHを仕切っているナイジェル・マッギネスは9月には、この2チームに、ザ・キングダムを加えた3チームで王座戦を行う事を決定した。
また新日本プロレス勢はこの大会から参戦。ブリスコ兄弟は後藤と、六本木バイスはオカダと組み、対戦した。試合はジェイ・ブリスコのジェイ・ドリラーでバレッタを仕留めてフォール勝ち。アダム・コールは、中邑真輔と対戦し、試合は当然、負ける台本を飲まない中邑がボマイエで勝利した。
■ ROHアフターショックツアー
日時:2015年8月21日
場所:アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア
<ROH世界王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル(王者)
ピンフォール
●ロドリック・ストロング(挑戦者)
<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ジ・アディクション(クリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアン)(王者)
ピンフォール
●ヤング・バックス(マット&ニック・ジャクソン)(挑戦者)
<シングルマッチ>
○マイケル・エルガン
ピンフォール
●サイラス・ヤング
<タッグマッチ>
○ウォー・マシン(ハンソン&レイモンド・ロウ)
ピンフォール
●ザ・キングダム(マイケル・ベネット&マット・テイヴェン)with マリア・ケネリス
<6人タッグマッチ>
○ブリスコ兄弟(ジェイ&マーク・ブリスコ)、後藤洋央紀
ピンフォール
●オカダ・カズチカ、六本木バイス(ロッキー・ロメロ&バレッタ)
<シングルマッチ>
○マット・サイダル
ピンフォール
●KUSHIDA
<タッグマッチ>
○レッドドラゴン(ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー)
ピンフォール
●ドノヴァン・ダイジャック、J・ディーゼル
<シングルマッチ>
○ACH
ピンフォール
●カプリス・コールマン
<フォー・コーナー・サバイバル>
○ワタナベ
ピンフォール
●ウィル・フェレーラ
アダム・ペイジ
ムース
<シングルマッチ>
○中邑真輔
ピンフォール
●アダム・コール
photo by Scott Finkelstein
電子書籍版はマット界舞台裏9月3日号新日勢ブルックリン戦争G1真相永源遥SEAdLINNNG旗揚げUFC日本に掲載されました。
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