photo by George Napolitano
4月17日(現地時間・放送日)にネバダ州州パラダイスで『TNA Unbreakable 2025』が開催された。
今大会のメインでは、新設されたTNAインターナショナル王座決定戦が行われ、AJフランシス、エリック・ヤング、スティーブ・マクリンで争われた。試合は三人が入り乱れる激しい展開になるも、最後はマクリンが必殺のKIAをフランシスに決めてフォール勝ち。マクリンが新王者に輝いた。
現TNA世界王者ジョー・ヘンドリーがマーシャ・スラモビッチと組んで、フランキー・カザリアン、テッサ・ブランチャードと対戦した。カザリアンとの乱闘で、肩を負傷したヘンドリーに対し、いつでも王座に挑戦する権利を持つカザリアンが、次回PPV『リベリオン2025』で王座挑戦を表明。ヘンドリーは怪我で試合出来ないから、不戦勝で自分が王者だと嘯くカザリアンに対し、医者から回旋筋腱板損傷と診断され、ドクターストップがかかっているが、それでも試合が出来る事を証明すると今回、男女混合タッグマッチに出場する事となった。
試合は、肩を負傷しているヘンドリーが、必殺のスタンディングオベーションを決める事が出来ず苦戦。当然、カザリアンは肩を攻撃して攻めるものの、調子に乗って同士討ちしてしまい、パートナーのプランチャードをノックアウト。その隙にスラモビッチがキックを決め、最後はヘンドリーが渾身のスタンディングオベーションを決めてカザリアンからフォール勝ち。ヘンドリーが復活ののろしをあげたものの、負傷が完治した訳ではないので、王座戦が心配される。
どちらが最強の兄弟タッグかという抗争となっているザ・ハーディーズ(マット&ジェフ・ハーディー)とザ・ネメス(ニック&ライアン・ネメス)。この両チームにマイク・サンタナとムスタファ・アリがそれぞれ付き、6人タッグマッチで激突した。試合は、サンタナとアリが場外で乱闘となり、リングではマットがニックに必殺のツイスト・オブ・フェイトを決め、最後はジェフがスワントーン・ボム。そのままジェフがニックからフォールを奪い、ベビーフェイスチームが快勝した。
ハードコア選手同士の大抗争となっているサミ・キャラハンとマンス・ワーナーは遂に有刺鉄線デスマッチで決着をつける事となった。まさにハードコアと言える凄まじい試合となり、両者が有刺鉄線テーブルに相手を叩きつけるだけではなく、ホチキスを使って攻撃など目をそむけるような展開が続いた。最後はキャラハンがワーナーの口に有刺鉄線を突っ込み、必殺のカクタス・ドライバーを決めてフォール勝ち。キャラハンが因縁抗争に決着をつけた。
Xディビジョン王者のムースは自分の実力を見せつけると、オープンチャレンジで挑戦者を募集したが、そこに現れたのは、なんと元WWEのスクリプツ(曲芸師レジー)であるシドニー・アキームだった。そのまま王座戦が行われたが、最後はムースが必殺のスピアーでフォール勝ち。ムースが実力を見せつけた。
また怪我で長期欠場しているクリス・ベイも会場に現れ、順調に回復している姿を見せた。
■ TNA Unbreakable 2025
日時:2025年4月17日(現地時間・放送日)
会場:米ネバダ州ラスベガス Cox Pavilion
<第7試合 TNAインターナショナル王座決定戦>
○スティーブ・マクリン
13分40秒 KIA⇒体固め
●AJフランシス
エリック・ヤング
<第6試合 ボードワイヤーデスマッチ>
○サミ・キャラハン
19分10秒 カクタス・ドライバー⇒体固め
●マンス・ワーナー
<第5試合 タッグマッチ>
○ジョー・ヘンドリー マーシャ・スラモビッチ
14分10秒 スタンディングオベーション⇒体固め
●フランキー・カザリアン テッサ・ブランチャード
<第4試合 6人タッグマッチ>
○マイク・サンタナ ザ・ハーディーズ(マット&ジェフ・ハーディー)
12分40秒 体固め
●ムスタファ・アリ ザ・ネメス(ニック&ライアン・ネメス)
<第3試合 Xディビジョン王座タイトルマッチ>
[王者]○ムース
8分54秒 スピアー⇒体固め
[挑戦者]●シドニー・アキーム
<第2試合 TNAインターナショナル王座決定戦予選>
○スティーブ・マクリン
9分54秒 体固め
●エディ・エドワーズ
エース・オースティン
<第1試合 TNAインターナショナル王座決定戦予選>
○エリック・ヤング
8分50秒 体固め
●ザカリー・ウェンツ
JDC
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼ベガスDDT竹下幸之助MAO 鈴木みのるヨシヒコ 青木真也Tサッチャー
▼WM初日AAA買収発表 JウーソJファトゥ戴冠 Sロリンズ&Pヘイマン
▼WMイヨ防衛 ドミニク善 タッグ女子ベッキー&ライラ Jシナ戴冠コディR