エルビス・モヨがヘビー級新王者!FジェイコフスTKO勝ち!EFC 122

(C)EFC Worldwide

 4月10日(現地時間)に南アフリカ共和国サントンで『EFC 122』が開催された。
 このEFC ワールドワイドはアフリカ最大のMMA団体で、日本ではほとんど知られていないが、2009年から活動しており、アフリカではテレビ中継もされているメジャー団体である。元々はEFC(エクストリーム・ファイティング・チャンピオンシップ)と名乗っていたが、同名の団体がアメリカにあった為、団体がメジャーになり世界的に注目されるようになると後ろにアフリカが付く様にになり、2015年からはワールドワイドと名乗る様になった。

 今大会はメインでヘビー級王座戦が組まれた。王者アンソニー・モレルが、2018年以来の復帰試合となるエルビス・モヨの挑戦を受けた。モヨは日本の巌流島で田村潔司を破壊した事で日本でも有名だが、ブランクありすぎなので、当然、下馬評はモレルが圧倒している。しかし、試合は王者モレルが調整不足なのか精彩を欠き、ボンバーの異名をとるモヨがスタンド打撃で重いパンチを入れる。そして4R開始時に王者モレルが、レフェリーに口頭で棄権を訴え、なんとモヨがTKO勝ち。モヨは長期ブランクの下馬評を覆し、キャリア最大となるRFCヘビー級王座を手中に収めた。

 コメインイベントではバンタム級王座戦が組まれていたが、挑戦者シブシソ・ソヴェンドレが計量失敗によりノンタイトル戦に変更。試合はトラブルメーカーの異名の王者ファイズ・ジェイコブスが怒りのラッシュ。左ハイキックでダウンを奪うと電光石火の追撃パウンドでレフェリーがストップし、ジェイコブスが見事なTKO勝ちとなった。

■ EFC 122
日時:2025年4月10日(現地時間)
会場:南アフリカ共和国サントン

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
[挑戦者]○エルビス・モヨ(ジンバブエ)
 4R 0分02秒 TKO
[王者]●アンソニー・モレル(フランス)

<バンタム級>
○ファイズ・ジェイコブス(南アフリカ)
 1R 3分30秒 KO
●シブシソ・ソヴェンドレ(南アフリカ)

<ミドル級>
○シヤク・ドゥミサ・ノムヴェンヴェ(南アフリカ)
 1R 3分12秒 TKO(肘へのタップ)
●ムズワンディレ・フロンガ(南アフリカ)

<バンタム級>
○アシアシュ・チタンバ(南アフリカ)
 判定(スプリット)
●ヴィンス・ベンベ(南アフリカ)

<ストロー級>
○シェリー・ニーダーマイヤー(南アフリカ)
 判定(ユナニマス)
●レベッカ・アモンギ(ウガンダ)