新日復活の立役者 棚橋に続いて中邑も残る! 25回目のG1優勝戦は棚橋vs.中邑!

 新日本プロレス「G1クライマックス」熱狂の両国国技館3連戦は2日目を迎えた。大盛り上がりの初日ほどのボルテージがないままに進行するかと思いきや、石井vs.エルガンで火がつく。続いて第三世代である永田が後藤をバックドロップホールド、小島がアンダーソンをラリアットで仕留めた。

 初日同様に「勝った方が優勝決定戦進出」となったメイン、中邑vs.オカダ。シリーズ途中で欠場もあったほどの満身創痍な中邑は、「俺の技よ、オカダを打ち抜いてくれ」とばかりに両手を合わせてからボマイェを狙う。これが試合のハイライトとなるが、非情なオカダのドロップキックが中邑を撃ち落とす。それでも勝利をあきらめない中邑は飛びつき腕ひしぎ逆十字の突破口からの三角絞め、さらに裏十字に移行してオカダからギブアップを奪った。

 気がつけば、新日本プロレス復活の立役者である棚橋と中邑が揃って優勝決定戦進出。記念すべき25回目のG1は、16日、必然ともいうべき顔合わせで雌雄を決する。

 観客動員数に関して、ファンの間でちょっとした話題が。14日に「観衆5,658人(満員)」と発表された両国の観客数が、15日は「観衆 7,557人(超満員札止め)」と出た。オールドファンにとっては、満員にならない場合の両国が9千人、満員時は1万1千~2千人という感覚だったが、実数発表というものは思わぬ数字を明らかにしてしまうものだ。

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■バディファイトPresents G1 CLIMAX 25
8月15日(土) 18:30 東京・両国国技館 観衆 7,557人(超満員札止め)

<第9試合 30分1本勝負>
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦
〇中邑 真輔(8勝2敗=14点)
(23分31秒 腕ひしぎ十字固め)
●オカダ・カズチカ(8勝2敗=14点)
※中邑とオカダが同点となったが、この直接対決に勝利した中邑が優勝決定戦に進出

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 中邑はG1史上初の「途中欠場しながらも公式戦に復帰した」選手となった。復帰戦で見せたのが腕十字であり、この日も腕十字からの流れがフィニッシュとなる。ファンにとって複数興行の観戦者が多くなるG1では、選手によるフィニッシュのバリエーションも見どころだ。スタンディングのボマイェ(中邑)とレインメーカー(オカダ)の攻防では決まらない“その先”の扉が開かれた感もあった。オカダの2年連続G1制覇の野望は、ここで潰えた。

<第8試合 30分1本勝負>
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦
○小島 聡(3勝6敗=6点)
(10分53秒 ラリアット→片エビ固め)
●カール・アンダーソン(6勝3敗=12点)

<第7試合 30分1本勝負>
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦
○永田 裕志(3勝6敗=6点)
(13分00秒 バックドロップホールド)
●後藤 洋央紀(6勝3敗=12点)

<第6試合 30分1本勝負>
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦
○石井 智宏(5勝4敗=10点)
(14分30秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)
●マイケル・エルガン(4勝5敗=8点)

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 大会に火をつけた試合。かつての全日本プロレスの四天王対決を思わせるような耐久戦、破壊合戦に。エルガンの持ち味が存分に発揮され、敗者ながら引き揚げるエルガンにもコールが降り注いだ。

<第5試合 30分1本勝負>
▼「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦
●本間 朋晃(1勝8敗=2点)
(10分33秒 マイアミ・シャイン→体固め)
○高橋 裕二郎(3勝6敗=6点)

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<第3試合 30分1本勝負>
マイケル・ベネット
マット・ターバン
○YOSHI-HASHI
桜庭 和志
矢野 通
WITH マリア・ケネリス
(07分08秒 スワントーンボム→エビ固め)
●コーディ・ホール
タマ・トンガ
バッドラック・ファレ
ドク・ギャローズ
AJスタイルズ

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